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レポート日記

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出会う前に知っておきたい。自分のための婚学授業

開催日:2016年10月22日

通常授業

「福岡は素敵な人が沢山いるのに、男女比で女性が多くどうしても余ってしまう傾向にある…

一人でもよりハッピーな人を増やし、もっともっと魅力的な街にしたい!!」

こんな熱いコーディネーターの思いから始まった今回の『出会う前に知っておきたい、自分のための婚学授業』

 

このタイトルを聞いてまず「婚学」って…?と思った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そう、実は私もその中の一人でした。

 

婚活ではなく「婚学」。

この婚学について、学べる場がなんと日本で唯一この福岡にいらっしゃるということで、

今テレビや新聞で話題の人気講師、九州大学の佐藤 剛史先生にお越しいただきました。

 

 

 

 

今回かなりの受講希望者が多く、もともと20名だった枠に対し60名近くの応募が集まりました。

約1/3の確率です。(ちなみにこの確率は、日本における離婚率と同じだそう。)

 

「婚学」に対して様々な疑問を持った男女各13名に、二人一組になってもらい、

まずは大きなグループ毎に分かれ自己紹介がスタートしました。

最初は何が始まるのだろうと不安そうに見えた受講者の皆さんも一気に打ち解け、すぐに和やかな雰囲気に…

 

そんな中、佐藤先生から家族と一緒に写った写真のスライドをご紹介いただきました。

一枚一枚の写真から伝わる幸せそうな表情の数々。

 

先生にとって、結婚とはどういうものか?人に聞かれた時は必ずこう答えるそうです。

結婚は、「自分の世界を拡げて、豊かにより鮮やかにさせてくれるもの。

そして自分より大切な存在が出来た事に気づかせてくれた」と。

まさにこの言葉を具現化した素敵なスライドでした。

 

家族っていいなと強く感じたのは、きっと私だけでなかったと思います。

 

次にいよいよ、1回目のワークが始まりました。

これは、結婚の具体的なイメージをしてもらうためのとても面白いワークでした。

32項目からなる「家事の役割分担ワークシート」です。

どういうワークだったのかというと、お互いの生活のイメージを膨らませ、その家事をどの頻度で行うのか、

また夫と妻のどちらが担当するか話し合うというワークです。

 

 

 

 

これは、

一度お互いの考えをすり合わせるいいきっかけになり、バックグラウンドの違いを可視化できるいいワークでした。

 

受講生からも「結婚する前に、絶対すべき!!」という声が多く、

先生がおっしゃる「自分が出来ないことや出来ない時に相手がしてくれる、結婚は歩み寄りが大事」だということに

気づかされたようでした。

 

次に結婚相手に望む条件付けについて。

先生はこう話されました。

 

「私たちがパートナーに求める条件は?

それは、見た目?性格?それとも年収なのか?人それぞれあると思いますが、

 

一つ、年収700万以上稼いでいる人を条件とするとします。

では年収700万以上稼ぐ独身男性は国内で何%に当たるのだろうか?というと

実は、独身男性全体のたった3%しかいないといわれています。

 

ということは、自分の結婚対象となる人は、全体のたった3%の人しか対象になりません。そしてもう一つ重要なこと。

それは果たして自分がこの3%の相手に釣り合う女性(男性)なのかということです。」

 

先生はこのように、色んな条件をつける価値観が、結婚を遠ざけてしまう原因であるとおっしゃっていました。

 

「この人に、幸せにしてもらおうという相手に「もらおう族」ではいけない。

自分が相手を幸せにしてあげようとする気持ちを持った「あげよう族」同士が結婚できるのだ」と。

 

これには、受講生の皆さんも頷くばかり。

 

 

 

 

また結婚に年齢は関係あるのか?との疑問に対し、

男性は関係ないが女性は年齢を重ねる度子供を産むにはリスクが伴う。

女性にとっては耳を塞ぎたくなるような情報ではありましたが、

現実として厳しい状況にあるということも教えていただきました。

 

 

2回目のワークでは、「これからの人生を創る30の質問」に「はい」か「いいえ」で答えることで、

漠然と思っていたことを意識づけするいいきっかけとなりました。

 

先生は、

「結婚をいつまでにしたいのか具体的にすること。

結婚はいつかできる、誰かが運んでくると人任せにしてはいけない。

仕事だとPDCA回して計画的に目標にたどり着けているのに、結婚となると消極的になるのはなぜか?

仕事では、できるんだから結婚できないことはない!」と力強く私たちにエールを送ってくださいました。

 

最後の振り返りでは、一人一人の感想を聞きながら冒頭で各自がこの授業で知りたかった疑問が解けたのか尋ねられ、

それに対してほとんどの受講生がスッキリ解決できた様子でした。

 

 

授業が終わったころには、初めて会ったとは思えないほど受講生同士が仲良くなり、

「皆で飲みに行こう!」という声が飛び交っていました。

二時間前にはありえない光景で、私自身とても嬉しくなりました。

 

これからもテン大では「婚活」では無く、今回のような結婚や恋愛などを学べる授業が企画されるらしいです!

私も今からどんな授業になるのかわくわく楽しみにしています。

とても実りの多い授業になること間違いなしです!

 

 

(ボランティアスタッフ 京田 綾子)

【今回の授業のコーディネーター】

出会う前に知っておきたい。自分のための婚学授業

大城 智恵

1981年生まれ、鯵本舗というネットショップで海鮮茶漬を販売中。

ある冬の寒空の下、屋台で隣に座った2人組と「福岡愛」で話が盛り上がり、その時に貰った名刺がテンジン大学の名刺だったことにより、テン大を知り興味を持つ。その後、自身も悩んでいた福岡の女性の未婚率の現状を『どげんとせんといかん』と考え、テンジン大学なら何かできるのでは?と想いスタッフに応募。現在、毎日5kmのランニングを日課にと奮闘中。

【今回の先生】

出会う前に知っておきたい。自分のための婚学授業

佐藤 剛史

作家。食育研究家。

九州大学大学院農学研究院助教。

1973年、大分県生まれ。農学博士。

年間の講演回数は100回を超える。

主な著書に

『ここ-食卓から始まる生教育-』(西日本新聞社)

『いのちをいただく』(西日本新聞社)

『すごい弁当力!』(PHP)

『自炊男子』(現代書林)など、いずれもベストセラー。

新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数。

TNC『ももち浜ストア 夕方版』レギュラー・コメンテーター。

 

<webサイト>

佐藤 剛史 公式offical web

【今回の教室】

出会う前に知っておきたい。自分のための婚学授業

福岡市NPO・ボランティア交流センター あすみん

「明日(あす)の市民(しみん)」の思いを込めた公設民営のサポートセンター。

市民主体のまちづくりの実現のため、NPOやボランティア活動をはじめとする様々な市民公益活動の情報・交流の拠点として運営。2016年4月1日、今泉の天神クラス4階にリニューアルオープンした。相談窓口の設置や各種セミナー・研修・講座などを実施。また、活動団体の交流拠点として、情報発信や交流会なども開催している。

 

住所 : 福岡市中央区今泉1-19-22 西鉄天神クラス 4階

営業時間 : 月~土曜 10:00~22:00 日曜・祝日 10:00~18:00

休館日 : 第4水曜日、年末年始 12月29日~翌1月3日

URL : http://www.fnvc.jp/

 

■アクセスMAP

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