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授業レポート

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Rethink Fukuoka Project〜2017年をあなたのモノづくり元年にしよう!

Rethink Fukuoka Project〜2017年をあなたのモノづくり元年にしよう!

2016年12月19日(月)

今モノづくりをしている人、これからモノづくりをしたい人、それぞれいらっしゃいますよね。
でも、作りたいけど作れない人も多いのではないでしょうか。私もそうです。今回の授業にはそんな思いを持って参加された人がたくさん参加されていました。

 

 

 

今回のRethink Fukuoka Projectとのコラボラーション授業は、
ファボラボ博多代表 森本太郎氏、サイバーエージェント・クラウドファンディング 取締役の坊垣佳奈氏、OIL MOUNT PRINTERS代表の日高太一氏をゲストに迎えて、これからの時代の新しい「モノづくり」についてRethinkしました。

 

 

 

 

まずは先生たち自身とお仕事のこれまでについて発表してもらいました。

はじめにファブラボ博多代表の森本太郎さん。

 

 

 

 

ファボラボとは、デジタルシェアリング工房で、
3Dプリンターやレーザカッター等の高い機材をみんなでシェアできる場所です。

森本さんは金沢や香港で店舗設計の仕事をされていましたが、
自分のライフスタイルで仕事をしようと福岡に移住を決意。フリーランスでにノマド的にカフェやワーキングスペースで仕事をしていたところ、ファブラボに出会い、開業を決意されました。

ファブラボの特徴とは?
森本さんはその1つに
「モノづくりをしたことがないひとにとってFirst step。次の機会につなぐ場でもある」
という事をあげてくれました。
これまでファブラボを利用した人は、自分だけのクッキー型を作りたくてファブラボを訪ねた方から、何も知らずにコースターづくり等のワークショップに参加された方まで様々です。

「ここでつくって完結なのではなく、ものづくりのきっかけとして。おもしろいモノづくりの体験をしてもらいたい。」
「クリエイターのものづくりにふれられる。(そばにいるひとが輝きだす瞬間が見える場)」
その思いでファブラボを運営されています。

続いては、makuake坊垣さん。

 

 

 

大学卒業後にサイバーエージェンにト入社し、様々な部署や経験を経てクラウドファンディングサイト・makuakeに立ち上げから携わっています。
「インターネットのスピード感をもって他の領域を変えてみたい」
その言葉には力強さを感じました。

ところで、クラウドファンディングとは、そしてmakuakeとはどの様なサービスなのでしょうか?

“クラウド=群衆” ”ファンディング=資金調達”は言葉の通り、銀行からでなくネットを通じて一般の人からお金を募るサービスで、
makuakeはこれまでのプロジェクトづくり中心の他のクラウドファンディングに比べて、モノづくりに強いのが特徴です。

そこには、
「日本は社会貢献活動の意味合いが強いが、海外では何か作りたいモノづくりに億単位でお金が集まる」
「応援に重きをおくと広がらない。モノが欲しいから人々は応援する」
という背景がありました。

makuakeでは思いがあるけど広め方に悩むモノづくりの作り手をマーケティング面から、
・つくれたモノをどうやって売ればいいか一緒に考える
・事例をつくって銀行からお金を借り易くさせる
・最初の流通や市場をつくる
等、お金を集めるだけではない、手厚いサポートを提供しています。

今では、makuakeは日本で一番大きなクラウドファンディング会社です。

最後にOIL MOUNT PRINTERSの日髙太一さん。

 

 

 

 

日髙さんは今年OIL MOUNT PRINTERSをスタート。
シルクスクリーンを使った印刷業をしながら、各地でシルクスクリーンプリントのワークショップもされています。

今年はワークショップをほぼ毎週のペースで開催し、各所に出没しました。
例えば、
・市内の百貨店での合同展示会&プリントワークショップ
・大名や天神の店舗との共催
・ローカルな作家とのコラボレーション
等、広い切り口で街中とつながっています。

また、
「この道具、バイクに詰めるんだったらどこでも行けるんじゃ?」
と思い立ち、原付バイクでワークショップツアーにもチャレンジされたことも。

ワークショップに参加した人々を介して輪が広がっているという実感のもとで、
シルクスクリーン作家としての可能性に挑戦をされています。

日髙さんの自己紹介の時間の先生達の会話では、
「ワークショップは人を介する。だから参加者も作り手になるし、ストーリーを重ね合わせてみんなを巻き込む。それが今っぽい」
というやり取りもありました。

ワークショップ=作り手とコミュケーションをする機会
なんだなあと思いました。

自己紹介も終わり、後半は先生同士でのやり取りで進行されました。

 

 

 

 

例えば、モノづくりの魅力は
「出来上がりが分からないからこそ、完成品と出会えたときに感動する」
と話されるシーンがありました。

ワークショップに参加する私たちは初心者なので、上手く作れているのか不安になりがちです。
でも、きちんと出来上がればそれが自分自身への感動になるし、失敗したとしてもそこに自分らしさや味が残る、と日髙さんや森本さんは言っていました。

また、クラウドファンディングでは思いの託し方についての話題から話が膨らみました。

日々立ち上がるプロジェクトの中には
「そう!そんなモノを待ってたよ!」
というものと出会う事があります。
そんなプロジェクトに出会い、支援するときの私たちの気持ちは、
「有ったら良いな」を一緒に実現させようとする作り手の輪の中にあるのではないでしょうか。

モノづくりって、案外そんなにハードルの高い事じゃないのかも。
失敗しても味になるし、出来る人に頼っちゃっても良いんですね。
そして、クラウドファンディングで誰かにモノづくりをしてもらう事も、ワークショップの場にモノづくりの機会を委ねても、それでも良いんだ&私のモノづくりになるんだと今回の授業で感じました。

最後に、日髙さんが言っていた言葉がとても印象に残りました。

 

 

 

 

それは、
「モノづくりには3つの壁がある。それは、やりたい事をやるかやらないのかの壁、やった物を人に見せるか見せないかの壁、仕事として食べていくのかいかないのかの壁。
モノづくりや人と接するとき、各々が今どの段階にいるのかを僕は意識している。でもどの段階にいるのかを本人は気にしなくて良いしリスペクトしている」
ということ。

モノづくりをしたらだれかに見せなきゃいけない、というわけではなく、
人の評価を気にしなくて良い、その人一人一人にとっての段階でモノづくりをすれば良いと言ってもらえた様な気がします。

 

今回のこの授業を通して、モノづくりに対して感じていたハードルが低くなりました。

まずは、やってみる。そんな当たり前でシンプルなことだけど、

思いとどまっていた重い足取りが軽くなったように思います。

 

じぶんが得意なこと、小さなことでもずっとやってみたかったことはなにか、

Rethinkする機会となりました。

 

 

 

 

 

ボランティアスタッフ 前田 佳織

 

 


 

【今回の先生】

坊垣 佳奈 ㈱サイバーエージェント・クラウドファンディング 取締役

 

1983年兵庫県姫路市生まれ。2006年同志社大学文学部心理学専攻卒。2006年にサイバーエージェント新卒入社。新入社員のときにサイバー・バズの立ち上げに携わる。2010年にマネージャー、取締役に昇格。その後、ゲーム事業子会社2社を経て2013年、サイバーエージェント・クラウドファンディング設立と同時に取締役就任。主に大型プロジェクトのコンサルティングと広報PRを兼務しながらクラウドファンディング市場の拡大、ビジネスとしての成立に挑んでいる。

森本 太郎 ファブラボ博多 代表

 

1982年三重県生まれ。京都工芸繊維大学で建築・デザインを学び、卒業後、国内外の店舗設計を手がける株式会社スペースに入社。金沢、そして香港へと拠点を移し、急成長するアジアシーンを体感する。世界の価値観に触れるなかで自身の働き方と生活の質を見直し、独立を決意。福岡へ移住後、シェアリングスペースをつくる株式会社superlapを設立する。浪費されるものづくりではなく、じぶんの手でつくる等身大のものづくりを育てたい。そんな想いで、2016年3月にデジタル工房「ファブラボ博多」をオープン。3Dプリンターやレーザーカッターを使ったワークショップを開催し、地元クリエイターとのコラボ企画も多数考案中。

 

日髙 太一 OIL MOUNT PRINTERS 代表

 

1987年福岡生まれ、福岡育ち。服飾専門学校を卒業後、さまざまな職種で幅広く知識を学び、家業である印刷会社 日高印刷で修行。2016年4月より、福岡の絶景スポットで有名な油山にてシルクスクリーン印刷事務所 OIL MOUNT PRINTERSを設立し印刷会社として独立を果たす。大量生産を目的とするOEMやTシャツ作成など通常業務のシルクスクリーン印刷を追求する反面、屋内外の会場でライブシルク印刷を行うワークショップパフォーマンスなどでも積極的に活動。百貨店や商業施設、フェスや店舗など様々な場所でシルクスクリーン印刷ワークショップを行う。2016年の夏には前代未聞の原付バイクでのワークショップツアーを行うなど、既存の印刷会社が行なっていない領域で積極的に活動中。

 

 


 

【今回の教室】

 

Rethink Fukuoka Project〜2017年をあなたのモノづくり元年にしよう!

 

Rethink Books - 本とビールと焼酎と

天神・明治通り沿いにOPENしたばかりのRethink Booksは、なんと「ビールと焼酎が飲める本屋」。そして「Rethink Fukuoka」をコンセプトに、トークイベントや音楽ライブを開催している。「日常のささいな疑問から、世界が抱える課題まで、あらゆることについて “Rethink”するための「場」としての本屋」を目指している。

 

住所 : 福岡市中央区天神1-10-24

営業時間 : 11:00~22:00

 

■webサイト

Rethink Books - 本とビールと焼酎と

 

■アクセスマップ

33.591633,130.400786

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