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『禅』ボイス ~“カラダの響き”を感じながら心の緊張ほぐしませんか?~

開催日:2017年05月27日

通常授業

お寺にヨガマットが敷き詰められ始まった授業。

テーマは、ずばり『禅ボイス』‼

「あれ、座禅と発声でヨガマット?」と思ったあなた、その秘密を今からお伝えします!

 

今回はボイストレーナーの新生剛士先生と教室となる菩提寺の住職椿信二先生に、身体と心を整えて心身ともに健康への一歩を踏み出せる授業をしていただきました。

 

まずは隣の人との自己紹介からスタート。この時点で会場は大盛り上がり。

この授業に参加するためにテン大の学生登録をされた方もいらっしゃったとか!

ボイストレーニングをするためのウォーミングアップは十分できたようですね!

 

 

 

 

それでは授業開始!

まずはボイストレーナー新生先生の講義です。

「声は出すんじゃない。響かせて飛ばすんだ!」という言葉からのスタート。

先生はアメリカンフットボールもされているそうで、ボールを投げるということを例に分かりやすく説明してくださいました。

 

 

 

 

発声練習から…と思いきやなんとマッサージから。ペアを組んで2種類のマッサージを行いました。

 

①    首の出っ張りの骨の先(肩上部)をマッサージ。声枯れ予防の効果があるそう。

②    肩甲骨を内側に辿った先のくぼみをマッサージ。声を出すときはあばらがスピーカーとなるのでマッサージで姿勢改善することによって声の籠りが治るのだとか。

 

 

 

 

2つのマッサージをしているとだんだん身体が温まってきました!

 

コンディションが出来上がってきたところでコーディネーターかねやまさんによる座禅。

壁に背中の骨をつけて行うものだったので、初めて座禅をするという方にもわかりやすいものでした。

「見る」「きく」といった動作を行うのではなく「見える」「聞こえる」という状態を感じる時間だということで、だんだん身体の重さを感じなくなってくる不思議な感じがしました。

座禅のおわりに実際に声を出してみました。胸あたりに手を当てて低音で「あーーーー」と息が続くところまで。

 

 

 

 

「声帯だけで声を出すのではなく、ここまでの授業でやってきたことを活かしながら全身で響かせるよう意識!」という新生先生の言葉を思い出しながら、みなさん何度も行ううちに響かせる感覚をつかんでいるようでした。

 

そして最後にもう一つだけストレッチ。

これがなかなか難しかった(汗)

普段身体を動かしていないのだということを思い知らされました。

 

 

 

 

一見「どういう状態だ?」と思うかもしれませんが、お互いの片手を合わせて前からうしろへぐるっと回してるんです!さらに、回さない方の手をうしろでつなぐという挑戦状が新生先生から出されました。みなさん「わー、きつい。」と言いながらも挑戦されていて、先生からお褒めの言葉をいただきました。

 

良い声が出せるようになってきたところでお寺といえば…読経です!

ここで住職、椿先生の登場です。

 

 

 

 

一人一冊読経の本を受け取りレクチャーが始まりました。漢字が連なる読経の本ですが、右側には読み仮名があり、ページの初めにはどの音階で読めばいいのかということまで書かれているので初心者でもわかりやすい‼椿先生が最初にお手本を見せてくださいましたが、さすがプロ!でした。

さあ、参加者のみなさんも挑戦です。

 

 

 

 

お手本のようにずっと同じ音で読み続けるのがなかなか難しい。ということで椿先生がピアノで音をとってくださいました。

読経は初めてという方もいらっしゃる中で、みなさん真剣にそして上手に読まれていました。

 

最後は教室となった本堂を背景に記念撮影!

 

 

 

 

午前中約2時間の授業で、心がすっきり晴れました。

たまには身体や心、そしていつも頑張っている自分を労わってリフレッシュする時間も必要ですね!

家でもできることをたくさん知ることができたので、早速今日から実践してみようと思います!!

 

(ボランティアスタッフ 森 彩夏)

 


 

 

 

【今回の授業のコーディネーター】

かねやま たかこ ヨガインストラクター/カイロプラクター

福岡市博多区出身。ワーホリやスノーボードに明け暮れ福岡から離れた生活をする中で、福岡についてあまり語れないことに気づき、福岡をもっと知るために地元に戻ったのを機にテンジン大学へ入学、その後スタッフへ。ヨガやカイロプラクティックなど、人を健康に導くことを生き甲斐とする健康オタク。自然が好きで、地球に優しい生活とエコを楽しむ自由人。

 

 

 


 

 

 

【今回の先生】

新生 剛士 「声トレ塾」代表・「QB道場」道場長

 

1979年、体育平均点以下の運動音痴が大学で始めたアメリカンフットボール。奇跡の成長を遂げ、攻撃の司令塔QBとして大学・社会人リーグで活躍。米国の8人制プロフットボールリーグにも挑戦し、35 歳にしてプロデビューを果たす。2002年よりアメフトコーチとして活動。コーチ・選手として計5回の日本選手権優勝の経験を持ち、2005年よりアーティスト楠瀬誠志郎が主宰するヴォイストレーニングスクール 「Breavo-para」のインストラクターとして様々な職種・年代の受講生を指導。企業研修の講師としても様々な階層・職種の指導経験を持つ。2011年、全国のアメフト選手と共に心技体を磨く「QB道場」を創業し、「アメフト」と「声」を題材に、不可能を可能にしていく事のおもしろさを伝えている。

 

椿 信二 浄土真宗本願寺派 菩提寺住職

 

1952年佐賀県生まれ。大学卒業後、大学講師となる。結婚後、京都で警察官として働いていたが、ある日京都駅で見かけた『中央仏教学院』のポスターをきっかけに仏教に興味が湧き、仕事をしながら通信教育で僧侶の資格を取る。平成5年に妻の実家である早良区の明性寺の主管となり、平成13年より菩提寺住職を務めている。プラネタリウムを導入するなど、多くの人がお寺へ足を運ぶきっかけづくりを行っている。

 

 

【今回の教室】

『禅』ボイス ~“カラダの響き”を感じながら心の緊張ほぐしませんか?~

浄土真宗本願寺派 菩提寺

菩提寺の歴史は新しく、平成4年に福岡市早良区野芥にある明性寺(浄土真宗本願寺派)の分院として建立される。平成10年に菩提寺教会、そして平成13年に宗教法人「菩提寺」となり現在に至る。平成23年に安穏堂(第2本堂)が建立。「星室」と呼ばれるプラネタリウムなどがある。またバリアフリーの玄関や多目的トイレを完備するなど、高齢者や車椅子の方にも安心できる造りとなっている。

 

住所 : 福岡市城南区梅林495-12

電話 : 092-871-6000

 

※地下鉄七隈線「梅林」駅2番出口 徒歩10分
※西鉄バス「天神警固神社・三越前」バス停より、114番系統のバスで約40分
  「東梅林」バス停下車 徒歩5分
※車でお越しの方は、お寺の駐車場を使用できます。
 (現地でスタッフが案内します) 

 

■webサイト

浄土真宗本願寺派 梅林山 菩提寺