フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

里山をデザインしよう~フォレストガーデンプロジェクト始動!~

開催日:2017年06月24日

通常授業

6月24日、梅雨に入ったのかな~と思っていた矢先の雨!

今回授業の目玉はフォレストアドベンチャー!ただ山に行けるのかが心配...

そんな思いの中、フォレストガーデンプロジェクトの授業が行われました。

 

 

 

 

場所は、宗像市にある“むなかたシェアハウス”。座布団と机を並べ、お茶やお菓子を配りながら、まるで親戚一同が集まっているような雰囲気で授業スタート。

本日の先生は、ブランディングデザイナーの谷口竜平さんです。

 

 

 

 

元々むなかたシェアハウスは谷口さんのご実家でした。幼いころにご両親が他界され、祖父母に育ててもらったという谷口さん。その後月日は流れ、谷口さんは実家の土地・建物そして7200坪の里山を相続されたとのことです。

 

 

そんな広大な土地を相続した谷口さんでしたが、その時福岡市内に事務所を構えて活動されていたため、正直手放そうかと悩んだそうです。

しかし、“一家のルーツが詰まった場所はやはり残しておきたい”という思いから、あるアイデアを思いつきました。それが、実家をシェアハウスとして人に貸し出すことでした。

空き家の管理は大変で、少なくとも2週間に1回は空気の入れ替えが必要で、空き家を維持するにもお金と手間がかかるようです。ならばそれを生かし、生活の場を提供することで宗像での生活してもらうことが地域の貢献にもなり、そして大事な家も守っていけるのです。ちなみに、シェアハウスの隣には、元納屋を改装したシェアラボがあります。そこでも人々との交流を月に何度か開催しているとのことです。

谷口さんの深ぁーーーーい話に感動したあとは、

皆お待ちかね、フォレストアドベンチャー!肝心の天気も小雨になり、皆で探検に行くことができました。

 

 

 

 

そもそも、7200坪ってそもそも皆さん想像できますか?サッカーコート約3面分の広さみたいですが分かりにくいので載せちゃいます。

じゃーーーーーん、こんな感じ!

 

 

 

 

新しい試みで、人メインでなく山メインで記念撮影してみました。

分かってください、感じてください、この広大さを!とにかく広いです。

 

 

そして今回皆さん気になっているであろう、ツリーハウス!

いったいどんなツリーハウスなのか?それではお見せします!

 

 

 

 

スゴイ!これ、人力で全て作ったようです。

ツリーハウスには寿命があるって知っていますか?実は3~5年が限度だそうです。ツリーハウスは、木にボルトをかまして建てていますが、その際4本の木を使っています。つまり、4本の木の成長スピードはそれぞれ違うため、今保っているバランスが4,5年後には崩れていってしまうようです。せっかく作ったのに~と思いがちですが、でもロマンがある!!

 

探検を無事終えたところで、今後の里山をどう活かすかについて皆で話し合いました。小川を作ってみるのはどうか?広大な土地を生かし、長いそうめん大会をしてはどうか?様々なアイデアが出て、盛り上がりました。

 

 

 

 

人口流出が進む地域で出てくる空き家、里山の問題。人の手入れが行き届かなくなる場所はやがて荒れ果て、人間だけでなく生態系にも変化を及ぼします。その問題を不安視することなく、逆に価値を付けていく。この動きが里山活用の先駆けになっていくはずです。

そんな生き方、暮らしを学びたい方、ぜひこのプロジェクトに参加されてみては??

 

 

(ボランティアスタッフ 有元 駿)

【今回の授業のコーディネーター】

里山をデザインしよう~フォレストガーデンプロジェクト始動!~

執行 沙恵

1986年福岡に生まれ福岡で育つ。臨床検査技師として顕微鏡の中の細胞と向き合う仕事をしていたが、世の中の情勢や社会環境が気になるようになり、縁あって外資系金融機関営業職に転職。仕事を通した様々な人との出会いの中で岩永学長とご縁があり、月に一度行われているテン大学懇親会に招待してもらった。「福岡が好き」という共通点をもった、業種も年齢も全く異なるスタッフがみんなキラキラしていて楽しそうで魅力的だったのが、テン大の第一印象。そして「自分も岩永学長のようなソーシャルリーダーになりたい!」と憧れるようになり、テン大に出会って3年目、転職を決意。現在は宗像市にて念願のまちづくり関係の仕事に携わっている。

【今回の先生】

里山をデザインしよう~フォレストガーデンプロジェクト始動!~

谷口 竜平

MOKでは主に旗振り役担当。1980年生まれ。福岡県宗像市出身。事業企画・都市デザイン・建築設計・広告企画制作・販売促進を行うクリエイティブオフィスなどを経て2014年、個人事業主として開業。地元宗像の祖父母から受け継いだ家と土地の有効活用として、7,200坪の里山もシェアする”むなかたシェアハウス”や自然に囲まれたワーキングスペース”むなかたシェアラボ”を運営。ツリーハウスのある里山を遊びと学びのある場にするプロジェクトを模索中。育った地域環境の影響から地元生産者を紹介するイベントや、その商品のブランディングを積極的に行う。宗像大島の島づくり会社、合同会社「渡海屋」共同創業者。創業支援施設「fabbit宗像」地元サポーター。

 

■Web サイト

僕らのツリーハウスプロジェクト[むなかた]

むなかたシェアハウス

Sumai(日刊住まい)セルフリノベーションライター

リノベーション複合施設FGARAGE

谷口竜平Webサイト

むなかたオープンキッチン MOK

 

【今回の教室】

里山をデザインしよう~フォレストガーデンプロジェクト始動!~

むなかたシェアハウス

7,200坪の山もシェアする、自然を楽しむリノベーションシェアハウス。

入居者は仕事の傍らみんなでアウトドアを楽しんだり、畑を耕してみたり、採れた野菜やお米を料理し、食卓を囲んだり。川沿いにウッドデッキでは夜風にあたりながら星空を眺め、初夏にはホタルも飛び交いながら心地よい音楽と共にお酒を楽しむことができます。

 

教室はそんな住まいを提供しているシェアハウスの畳の部屋。

おばあちゃんの家を思い出させるような縁側のある部屋を会場として使わせていただきます。

 

東郷駅から車で約10分。

(車で来られる方は駐車場要相談)

 

住所 : 宗像市大穂

 

■webサイト

むなかたシェアハウス