フクオカテンジン大学

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レポート日記

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~天神を斬る~ 広告クリエイターが提案する、天神の新しい過ごし方。

開催日:2012年07月28日

通常授業

 

「ぶっ飛んだプレゼンかもしれませんが、温かい目で皆さんお願いします。」

とコーディネーターのexcuseから始まった今回の授業。

ザワつく会場。

 

歴史ある重要文化財の赤煉瓦文化館で、

~天神を斬る~ 広告クリエイターが提案する、天神の新しい過ごし方。

というテーマのもと、

NPO法人なんか野郎九州所属の御三方によるプレゼンが始まった。

 

 

 

 

まず、株式会社西鉄エージェンシー 玉川 健司氏。

 

 

 

 

・インターネットの普及で情報量が増えた。

・一人が消費出来る情報量(=認知される情報)<消費出来ない情報量(=捨てられる情報)

・情報爆発に負けないくらい天神で楽しめる事をやる。

・福岡テンジン大学を利用して面白い事を考える。

 

例;「ギネスに挑戦しよう」授業。

・続ける事が大事。

・楽に、義務にならないように。

・何回かチャレンジして、一つでもギネスに認可されれば上等。

 →頻繁にギネスに挑戦しているTENJINというクレイジーな街がある。

 →天神が面白い街だという印象付けで相乗効果。

 

【結論】

企画・企み・いたずらといったコンテンツを作って楽しんで行こう。

 

 

次に、株式会社博報堂九州支社 今林 大造氏。

 

 

 

 

従来の天神での過ごし方となると、ショッピング、ランチ、カフェ、映画鑑賞、ドライブ、やっぱり飲み会。

天神にはぶっちゃけ何も無い。

飲み会が多い。が、それに伴うリスクもある。

→お酒を飲まずに楽しく過ごす方法

→「ノンアルコールで酔っ払う方法調査団」

 

検証VTR

①バットで30回転で酔っ払えるか?→ビール4~5杯分飲んだ感じ

②バットで50回転で酔っ払えるか?→焼酎をボトルで飲んだ感じ

③逆立ちで酔っ払えるか?→二日酔いの感じ

④バスの中で本を読んだら酔っ払えるか?→嘔吐

⑤パンチドランカー→説明不要

 

【結論】

天神はサイコーだ。

アルコール無しでもそこそこテンションは上がる。

一緒に遊ぶ仲間次第だ。

 

 

最後に、BBDO J WEST 上野 達生氏。

 

 

 

 

天神LOFTならぬ、天神LOST。

藤原道真(通称;天神さん) 903年没。

天神は大事なモノを失った。

失われた1109年。

 

この失われた時間を取り戻すには、どうしたらいいか。

 

表参道;明治神宮の参道。50万人/1日。

伊勢神宮;年間550万人。

京都;海外から年間78万人。

 

【結論】

神こそ、最大のコンテンツ。

どうせなら、通りの名前を変えてしまえ。

渡辺通りを天神表参道に、警固神社の通りを裏参道に、西通りを西参道に。

1000年後も愛される天神さんへ。

 

 

コーディネーターの開会宣言どおりのプレゼンに、呆気にとられる参加者。

 

 

しかし、このかっ飛んだプレゼンのお蔭で、

この後に行われたグループワークから、自由闊達な提案が出て来た。

 

 

任意で5テーブルに分かれた参加者で、

天神での新しい過ごし方について15分間の話し合い。

 

 

 

 

5分;今の天神についてアウトプット。

5分;キーワードを拾う。

5分;こうなったらいいな♪天神、のまとめ。

 

 

毎度の事ながら、グループワークは盛り上がり、タイムオーバー。

初対面の方々と、自分の意見を伝え合いながら、とりあえずの結論を導く難しさを各人が痛感しつつ、発表へ。

 

 

・1班

年に一度の道真天神祭

→ゆるキャラを作る。オールナイトで遊ぶ。山笠みたいに全国区イベントにする。

 

・2班

天神様待ち(町)コン

→「私の道真公を探せ」。水鏡天満宮・警固神社・若宮神社で男性が女性を待つ。3神社巡り、私の道真公を選ぶ。

 

・3班

週替わりファッションショー

→福岡は女性の街、オシャレな街だからこそ、女性が興味のあるファッションに更にスポットライトを当てて、

毎週どこかの通りをホコ天にしてファッションショーをする。

 

・4班

Woman Hand BLA-BLA Project

→福岡には男性が不足している!街で男性を見掛けたら、女性から手を振る。男性に手を振り返されたら、カップル成立。少子高齢化の食い止めに繋がる。

 

・5班

自分の居場所作り

→天神はコンパクトにいろいろなモノが集まって便利だが、特に男性には居場所が無い。オタクエリア、中高年エリアといった風に天神で住み分けを計る。

 

 

 

 

 

大結論として、

他力でなく、自力で盛り上げて行く姿勢が大事、

のようだ。

 

 

福岡テンジン大学のグループワークの面白さは、

性別・年齢・職業を越えて、意見を交えて落とし込んで行く所にあると思う。

 

 

今回は、福岡の古の象徴である赤煉瓦文化館で、福岡の新、これからを考えた。

うってつけの場所であり、機会であったのではないか。

 

 

古き良き~現在を知り、未来を語る。

温故知新。

そんな時間だった。

 

 

 

 

(ボランティアスタッフ 中村 美里)

 

 


 

 

【今回の先生】

上野 達生 (BBDO J WESTコンテンツ本部 統括部長/NPO法人なんか野郎・九州 代表)

 

玉川 健司 (株式会社西鉄エージェンシー/NPO法人なんか野郎・九州)

 

今林 大造 (株式会社博報堂九州支社/NPO法人なんか野郎・九州)

 

 


 

 

【今回の教室】

赤煉瓦文化館

住所 : 福岡市中央区天神1-15-30