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レポート日記

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[大人のアスレチック] 未体験ゾーンへようこそ 第2弾 ~福岡の大動脈を救え!~

開催日:2012年11月24日

コラボレーション授業

【特別授業】福岡都市高速

この授業は、2012年7月21日に「環状線」となった福岡都市高速と一緒に進める特別授業です。福岡の街と交通を支える「都市高速」に触れることで、都市高速に乗る楽しみがひとつ増え、愛着がわいてくるようになるかもしれないコラボレート授業です。

福岡北九州高速道路公社 : http://www.fk-tosikou.or.jp/

 

 

福岡都市高速シリーズの第4回目!!シリーズ最終回ということもあり、今回は都市高速の安全を守るために重要な「橋の修復作業の現場」に潜入し、実際に機械を使って橋の点検作業を体験させて頂きました。

 

 

とさっそく授業を始めたいところですが、講師の先生(以後課長)が見当たりません。と突然部屋を移動することに・・・。片山課長が待っていたのは、都市高速の“管制室”。突然のサプライズに参加者は驚きを隠せません。

本日は特別に管制室の中にも市民としてはじめて入場許可をいただき、都市高速の管制室を見学させていただきます。管制室の中は、都市高速の全体の情報が一目でわかる巨大な画面と、実際に都市高速に取り付けられたカメラから常時情報がおくられてくる8台のテレビモニタ、渋滞情報、気象情報、路面状態など・・・。緊張感の漂う現場に実際に入れていただき、私たちが普段都市高速を安全に事故や危険がなく道路を利用できるよう、職員の方が24時間体制で様々な角度から道路を監視・点検・整備されていたことを知る貴重な体験になりました。

 

 

 

 

次に片山課長より“情熱○陸”の曲にのせ、本日の活動内容や都市高速についてのレクチャーを受けます。

 

 

 

 

今回も前回同様、ピッカピ課職員ですので、安全帯係、ヘルメット係、ミラクルボックス係の3班に分かれて、活動開始!普段高速道路を走っているとき見かける、黄色いパトロールカー(略して“黄パト”)に乗車し、いよいよ出発です。みんな慣れないヘルメットをかぶり、ワクワクドキドキ❤現地に向かいます。

 

 

 

 

本日の活動拠点は、「那の津」にある都市高速の修復作業現場。足場を組み、橋の塗り替え作業の真っ最中。もちろん普段、道路関係者の方しか入場できない、貴重な場所に特別に入れて頂きます。

作業現場は、高さなんと30m!!螺旋階段を、踏みしめるように1歩ずつ登っていきます。作業場所である、23m付近に到着。海が一望でき、素晴らしい景色ですが、風が強く、下を見ると人が小さく見え、慣れていないと足がすくんでしまいます。

 

 

 

 

都市高の真下で、とりあえずお昼ごはんです。(こんな場所でごはんを食べることは、人生初体験であり、まさに未体験ゾーンに潜入です)上を走る車の振動を感じ、高速道路など橋の専門家である先生から橋の魅力についてのお話を聞きながらみんなでごはんを食べます!

 

 

 

 

さて、いよいよ作業開始です。シュミットハンマー、電磁波レーダー、赤外線サーモセンサーという実際に現場で使用されている機械を実際に使わせていただくという体験をしました。1台200万、300万円するという機械もあり、みな興味津々です。コンクリートの弱っているところ、補修・整備が必要なところを、機械を使って一つ一つ丁寧に確認。高い場所で風も強く、作業現場ということもあり足場も悪い中、本当に根気のいる作業です。

 

 

 

 

橋を守り、市民の安全を守る為大きな都市高速を1箇所ずつ丁寧に、手作業で地道に点検・作業の繰り返し。橋守のプロの仕事人の方には、本当に感心するばかりです。地道な努力のお蔭で、都市高速を利用することができるのだと思うと、都市高速を大切に利用させていただきたいという橋への愛着の念が自然と湧いてきました。

 

 

作業終了後、橋にお別れを告げ、地上に戻ります。

 

 

 

 

帰りは都市高速を1周し、遮音壁や渋滞を感知しているセンサーのことなど、めったに知ることができない都市高速のさまざまな工夫についてレクチャーを受け、都市高速の見方が変わりました。

 

 

先ほどの体験で、メンテナンスの重要性を身を持って感じたところで、公社に戻りみんなで会議です。題して「みんなで考えよう、利用者倍増計画」単純に言うとメンテナンス費を稼ぐには・・です。

どうしたらもっと市民に愛され都市高速の利用者が増えるだろう?ということについて、みんなで話をします。案として、福岡都市高速マラソン大会はどう?子供の頃から都市高速に愛着を持つために子供対象の見学会をやろうというハッピーセット大作戦!都市高速を閉鎖して、各地の花火大会を見ようなどなど楽しい都市高速を使った企画を練りだしていきます。

どれも現実に出来そうなことだな・・と片山課長も真剣な顔で聞いていました。

 

 

 

 

最後に、今日1日の活動を終え、先生から市民橋守認定証をいただきました。

実際に現場に行き、都市高速の点検作業を体験し、橋守の方の都市高速への思いを知り、多くの方の日々の努力により安全が守られている都市高速の舞台裏を知る貴重な体験となりました。都市高速がより身近な存在に思え、一市民としてこれからも大切にしたい!そんな思いが芽生えた1日でした。

 

 

(ボランティアスタッフ 赤星 ゆか)

 

 


 

 

【今回の先生】

福岡北九州高速道路公社職員 (都市高速橋守)

 

 


 

 

【今回の教室】

福岡都市高速