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[テン大ライフハック部] 目標作りハック ~自分のやりたいこと実行計画の作り方~

開催日:2013年03月23日

テン大ライフハック部

【特別授業】 テン大ライフハック部

この授業は、スマートフォンの利用を通じてよりよい生活を提供する「ドコモスマートフォンラウンジ福岡」と一緒に進める特別授業です。「ハック」をキーワードにwebを中心としたシステム、仕組みを使って、趣味や勉強、仕事を効率よく楽しむ生活を作ることを目的としています。入門編ですので使えないけど、使ってみたい人を対象にした授業になります。より効率よく楽しめる生活へのきっかけ作りに参加してみませんか?

※ハック=高い技術力を駆使してシステムを操ること、技術を詳しく調べるのが好きな人のこと

ドコモスマートフォンラウンジ福岡 : http://www.dcm-spl.com/shop/fukuoka/

 

 

3月23日、来月から新年度が始まります。このタイミングで新しいことを始めよう、でも何から始める?…と、気持ちばかりで空回りしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

今回の講師は、テンジン大学の授業コーディネーター、白石洋一さんです。公私にわたりイベントの企画等をされていて、その上で目標に向かって計画を立て、実行していくことは当然必要なこと。常日頃から実践されているという頼もしい先生です。

そんな白石先生から、目標をどのように実行していくのか、計画の立て方や、計画倒れに終わらないコツ、振り返り方等を学んでいきます。

 

 

早速work1、まずは4月からの1年間の目標を書き出してみました。

ダイエット、資格を取る、英語の勉強をがんばる…この授業に参加されているだけあって、皆さん次々に書かれます。

 

 

 

 

次にwork2。1で立てた目標の具体化です。どういう状態なら1の目標を果たしていると言えるでしょう?

今度は皆さんうーん、と唸りながら、考え考え書かれています。

ここで白石先生から、目標を作る際のポイントの説明がありました。

「目的と目標、どう違うでしょう?」

よく使う言葉ですが、改めて聞かれると答えに詰まります。

 

 

○目的…成し遂げようと目指す事柄・状態のこと。こうしたい!こうありたい!と思うもので、達成基準は曖昧でかまいません。

 

 

○目標…目的を実現するために設けた道標のこと。具体的で、達成基準も明確でなければなりません。

 

 

目的と目標、混同してしまっている方も多いのではないでしょうか?

 

 

そして計画とは、

「あることを行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること」

つまり、

「この一年間でやりたいこと(目的)を行うために、

あらかじめ方法や順序(目標)を考えること」が計画なのです。

 

 

 

 

ちなみに白石先生の2013年度の目的は「人生を楽しむ」

どんなことができていたら楽しい状態かを考え、挙げた目標は、

・  運動を月に4回以上

・  体重を前月の±1kgに維持

・  着物を月に1回着る

・  ブログを3日に1回のペースで、月に10回更新する

・  本を月5冊読む

・  映画を月4本観る

・  話してみたい人とゆっくり語る機会を1回つくる

 

 

 

 

…等々、かなり具体的ですね。

しかしこれこそが本当の「目標」なのです。

 

 

でもいきなりこんなに具体的な目標、立てられませんよね?

そこで白石先生が、目標の作り方の、3つのコツを伝授してくださいました。

 

 

①操作的定義

例えば「長さ」を測るとき、何cm、何mmという単位で定義し、測りますよね。

同様に「楽しい」「充実」というキーワードを、どういうときが楽しいか、何をすれば充実と言えるかを考え、操作的に定義していくのです。

これは自分なりの定義でかまいません。

 

 

②MORSの法則(具体性の原則)

これは次の4つの条件から成り立っています。

1. Measure(計測できる)…必ず数値化できる行動

2. Observable(観察できる)…誰もが見ることができる行動

3. Reliable(信頼できる)…3人以上の承認がある行動(三者三様では信頼性に欠けるから)

4. Specific(明確化されている)…何をどうするといった明確な行動であること

 

 

例えばMORSの法則を守らず「英語の勉強をたくさん、ちゃんとがんばる」という(極端に悪い例ですが)目標を挙げたとすると、

1.  たくさんってどれくらい?

2.  がんばるってどういう状態?

3.  勉強って何を以って?

4.  ちゃんとって何をすること?

という、計画倒れに終わる予感大な目標になってしまうのです。

 

 

③細分化

最後に、作成した目標を達成に導くために、1年間の目標から3ヶ月の目標、1ヶ月の目標、1週間の目標と、細分化して立てていくことが必要になります。

 

 

以上の3つのコツをもとに、「英語をがんばる」という目標を、実現に向かう目標に変化させてみましょう。

 

 

 

 

まず①操作的定義と②MORSの法則により、「英語をがんばる」という状態を「3回TOEICを受け、3回目が初回より100点UPしたらがんばったことにしよう!」と具体的に定義します。

 

 

次に③細分化を図ります。

「3ヶ月で180ページの参考書を1冊終わらせる、そのために1ヶ月で60ページ、1週間で15ページこなす」

 

 

これでかなり具体的な目標になりましたね。

 

 

この3つのコツを踏まえwork3、4月からの1年間で、成し遂げたい事柄・状態(目的)と、目的を実現するための道標(目標)を書き出しました。

 

 

 

 

スマートフォンのカメラを接続して、モニターに学生の目標を映してアドバイス。

 

 

 

 

ここで白石先生より、実行につなげるポイントを2つ。

 

①がんばりすぎない

いくら具体的に立てても、「参考書を毎日1冊」なんて張り切りすぎてはとても続きませんよね。

 

 

②宣言&評価をする

心の中で思っているだけでは、ついつい甘えが出てしまうもの。そこで周囲の人に宣言するのです。「飲みすぎない」という目標を宣言していたら、周りの人が止めてくれるかも!?

また定期的に自己を評価することで、達成に向けて都度修正ができます。

 

 

便利なのは、ブログ。Facebookほどたくさんの人に見られるわけでもなく、決意表明も毎月の振り返りもできます。

白石先生もブログで、目標の実行具合を毎月振り返っているんです。

 

 

workの締めくくりはグループでの共有です。

それぞれグループで、どのような目的、目標を立てたかを披露しました。これで目標を立て、決意表明もできましたね。

 

 

 

 

最後に白石先生からのメッセージ、「人生は行動の集積」。

人生というととても壮大に感じますが、それを作り上げるのは一つひとつの行動です。

どうせ生きるなら、楽しい充実した人生の方がいい。そのためにも目的に向けた行動を増やし、今日のポイントを参考に目標・計画を立ててください。

 

 

今年度12回にわたり教室を提供してくださったドコモスマートフォンラウンジスタッフから、便利なアプリ「バルーンメモ」を紹介していただきました。

 

 

「バルーンメモ」はLINEなどのメッセンジャー感覚でメモが取れるアプリです。

メモしておきたい事柄を打ち込むと、打ち込んだ言葉は、画面上に吹き出しの形を取って表示されるようになります。

「大事なことをメモしたのに、そのメモをどこに書いたか忘れた…」なんて経験ないでしょうか?

この「バルーンメモ」は書き溜めた言葉を、虫眼鏡マークのアイコンから検索して探し出すことができますので、そんなうっかりも回避できます。

便利なアプリを使って、目標作りのアイディアを思い付いたときすぐにメモするのもいいですね。

 

 

最後にみんなで記念写真。

目標達成につながるよい一年になるとよいですね。

 

 

 

 

なお、こちらのドコモスマートフォンラウンジ福岡では週末のイベント以外にも、ラウンジスタッフによるスマートフォンに関する様々なセミナーを実施していらっしゃいます。

平日・週末関わらず魅力的な内容のセミナーを数多く行っていらっしゃいますので、是非セミナーを受けてスマートフォンの新たな使い方を発見して頂ければと思います。

スマートフォンに関して分からないことや気になることがある際は、是非ドコモスマートフォンラウンジ福岡をご利用下さい。

 

 

(ボランティアスタッフ 森部 友梨)

 

 


 

 

【今回の先生】

白石 洋一 (福岡テンジン大学授業コーディネーター/株式会社ダイスプロジェクト)

 

 


 

 

【今回の教室】

ドコモスマートフォンラウンジ福岡

住所 : 福岡市中央区大名2-6-60 西鉄グランドホテル1F