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レポート日記

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[天神朝キャンパス] そこは九州一の都会“天神” ~戦後の発展の舞台裏をのぞこう!~

開催日:2013年06月19日

天神朝キャンパス

【特別授業】 天神朝キャンパス

この授業は、天神を安心・安全・快適な街にしようと活動する「We Love 天神協議会」と一緒に進める特別授業です。天神の新たな朝の魅力を発掘するために始まりました。開催日は、毎月第3水曜日。出勤途中の方も、お休みの方も、天神の朝を楽しみませんか?

We Love 天神協議会 : http://welovetenjin.com/

 

 

福岡大空襲からちょうど68年後の2013年6月19日。

“福岡・天神についてもっと知ろう” シリーズ第3弾の6月朝キャンパスが開催されました。

今回の先生は新天町と共に生まれ育った『 Mr.新天町 』こと、柴田嘉和さん。

 

 

 

 

 

授業資料として配布した天神・新天町の歴史が記されたこの年表、

実は柴田さんご自身が作成されたものなんです。

 

 

新天町で働く人々が集まる食堂「新天町倶楽部」にて、

柴田さんの想いが詰まったこの年表を辿りながら、

戦後の天神を少しのぞいてみました。

 

 

 

 

1945年。

田中諭吉さんという1人の男性が商店街づくりに立ち上がり、

市民に呼びかけ資金を集め、焼け野原の整地を進め、

翌年10月に新天町は開業しました。

 

 

これはもちろん田中諭吉さん1人の力ではなく、

福岡の商業の発展に尽力する多くの人々との

繫がりがあったからこそ実現したことです。

 

 

『 競争と協調 』

…人々はこの言葉を掲げ、その後の天神を創っていきました。

自分の店だけに人が来てくれればいい、ではなく、

まずは天神という街に多くの人を呼び、そして店同士切瑳琢磨していく。

天神の各商業施設が敢えてバーゲンの日程をかぶせて開催していたのも、

この理念に拠るものです。

 

 

繫がりを重んじながら、互いに高め合う。

天神が九州一の都会となった秘訣は、ここにあるのかもしれません。

 

 

 

 

「自分の子どもに、”天神ってこんな街なんだよ” と言えるようになりたいんです。」

天神・新天町の歴史を記し続ける柴田さんは笑顔でこうおっしゃいます。

 

 

「この街にこんなものがあると面白いな、と思うことを、みなさんもどんどん実行していってください。」

 

 

 

 

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岩永学長が嬉しそうに持っているこの冊子。

その名も…天神屋台手帳!

 

 

 

 

 

西鉄の若手有志が企画し、

発行している、屋台情報満載のハンドブック(屋台クーポン付き!)です。

天神には既にこんな取り組みがあるんですね。

 

 

さぁ、

わたしたちはこれからどんなアクションを起こしましょうか?

 

 

まずは街の歴史をもっとのぞいてみることから始めてみるのもいいかもしれません。

時の流れを感じること、街の成長を感じること、街の呼吸を感じること…

こうして街は今まで以上に、あなたに寄り添った存在になっていきます。

 

 

そうするときっと周りの誰かに街の話をしたくなりますよね。

その時点であなたはもう、街を語り継ぐ1人なのです。

 

 

(ボランティアスタッフ 齊藤 麻子)

 

 


 

 

【今回の授業コーディネーター】

岩永 真一

 

 


 

 

【今回の先生】

柴田 嘉和 (株式会社しばた洋傘店 代表取締役/株式会社新天町商店街公社 取締役)

 

 


 

 

【今回の教室】

新天町プラザ3F

住所 : 福岡市中央区天神2-9