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レポート日記

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[休日のタイムトラベラー] ~その時代、一番近寄れなかった場所を歩こう~

開催日:2013年11月23日

休日のタイムトラベラー

 

『Y氏は暇人』で知られるブロガーのY氏をお迎えして、

『休日のタイムトラベラー~その時代、一番近寄れなかった場所を歩こう』

という授業を行いました。

 

 

 

 

ブログ『Y氏は暇人』には度々古地図と

現在の町並みを比較検証する内容が登場します。

 

 

そんな訳で、まずはY氏による古地図の嗜み指南から始まりました。

「福岡城の攻め方」というブログを参考に、

古地図を見てどのルートから攻め入るべきか、

どのような攻撃が想定されるかをレクチャーしてもらいます。

 

 

 

 

陣笠と旗を持たされた参加者たち。

これでどこに行くのか容易に想像がつきますね。

一行は福岡城へ向かうのでした。

 

 

福岡城跡は古地図上でも昔の痕跡が特に色濃く残る場所であり、

且つ、明治維新の頃までは藩の最高機密機関であり、

一般人は到底寄りつけない場所でした。

 

 

 

 

Y氏が示す城攻めルートで城内に入り、

一行の目にまず飛び込んできたのは福岡城内唯一の重要文化財『多聞櫓』。

 

 

 

 

攻め入る側ながら多聞櫓に入り色々とお話を伺うと、

なんと恐ろしい建物なこと!

 

 

兵器として石や矢ばかりでなく、

時には糞尿が落っこちてくる備えになっていたり、

櫓内には竹を巡らして武器を生産出来るようになっていたりと、

戦に備えられた施設として抜け目なく設計されていました。

 

 

 

 

この他にもいくつかの難所をくぐり抜け、石垣を登り続けます。

 

 

福岡城はお城の中でも知名度が高い方ではありませんが、

実は石垣の規模は全国的に見てもトップレベルなんです!

 

 

 

 

さてさて、本日のゴール・天守台に到着しました。

とにかく高くてその見晴らしの良さにびっくり!

実は参加者の大半が初登頂でしたが、

こんなに見晴らしがいい場所なのに目立たないというのは、

お城としては正解なのかもしれませんね。

 

 

 

 

再び屋内に戻り、本日の感想を述べ合いました。

 

 

・ひとつひとつの道幅や段差の違いに意味があって面白い

・何度も行った事があるが、攻める視点はなかった

・上からは何でもみえるが、下から上は見づらかった

 

 

などなど。

本日も身近な気づきがたくさんあったようで、万々歳でした!

 

 

 

 

(“官兵衛の”実行委員会 森 多恵子)

 

 


 

 

【今回の授業コーディネーター】

岩永 真一

 

※協力 : 日本一の黒田官兵衛ポータルサイト「官兵衛の」実行委員会

 http://kanvee.com/

 


 

 

【今回の先生】

Y氏 (ブロガー/古地図愛好家)

 

 


 

 

【今回の教室】

赤坂公民館

住所 : 福岡市中央区赤坂2-5-14