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レポート日記

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[天神朝キャンパス] 情報があふれる今をサヴァイブしろ!

開催日:2014年01月22日

天神朝キャンパス

【特別授業】 天神朝キャンパス

この授業は、天神を安心・安全・快適な街にしようと活動する「We Love 天神協議会」と一緒に進める特別授業です。天神の新たな朝の魅力を発掘するために始まりました。開催日は、毎月第3水曜日。出勤途中の方も、お休みの方も、天神の朝を楽しみませんか?

We Love 天神協議会 : http://welovetenjin.com/

 

 

キンと冷えた1月の早朝。

西鉄イン1階のお洒落なカフェ「Water site OTTO」にて

今年最初の朝キャンパスがスタートです!

 

 

例えば電話は、固定電話→携帯電話→スマートフォンへと

時代の流れとともに大きくカタチを変えました。

しかしみなさんもご存知の通りスマートフォンを普及させたのは

それまで携帯電話を大量生産していたところとは業界も全く異なる企業。

このように、業界を超えて新たなサービスを開発し

既に広く普及していたものが取って代わられることを

「カテゴリーイノベーション」と呼びます。

これは電話だけではなくコミュニケーションツールにおいても生じています。

手紙や電話だったのが、いまやFacebookやTwitter、LINEへと変化しました。

 

 

こうしたソーシャルメディアの普及により情報が溢れていると叫ばれる昨今ですが…

増えた情報の大半は他人の世間話なのではないでしょうか?

今後大切なのは “いかに情報をとらないか” なのです。

そこでキーワードとなるのは『編集(キュレーション)』。

 

 

また、たとえ同じ情報だとしても

誰が発信するか・どのメディアで発信するかで受け手の反応が大きく変わるように、

「何を伝えるか」ではなくて「誰がどのように伝えるか」が重要になってきています。

 

 

このような情報の送受信における現状を踏まえた上で…

どう情報を届ければ生活者の心が動くのか、広告業界も頭を悩ませています。

 

 

そこで今意識しているのは『公共的・偶然性・信頼感』という3つのキーワード。

ニュースや新聞で日頃から擦り込まれている不安要素や問題意識に対して( ≒公共的 )

CMなどの広告によってその解決ツールがぱっと目の前に現れる。( ≒偶然性 )

なんだこれは!と気になりネットで調べてみるとアカデミックな保証がなされている。( ≒信頼感 )

 

 

そんな業界最前線で働く小柳先生ならではのお話がたっぷり聞けた1時間を受けて

参加者のchinoさんがレポートを書いてくれました!

 

 

<ここから学生として参加したchinoさんのレポートです>

本日のお題は

 

Survive=生き残る;生き延びる;残存する

The innovation=革新

この情報が溢れる革新期をどう生き延びればいいのか?

 

 

 

 

悪天候の極寒のなか、テン大の学食でもある Water site OTTOを

早くopenしていただきはじまった今回の朝キャン。

 

 

今年初となる朝キャン講師を務めるのはBBDO JWESTの小柳俊郎氏。

あのテンジン1、オシャレなフリーペーパーと言っても過言ではないと思われる

「BOND」の編集長さんです。

 

 

実は私、以前BONDに掲載された

ある飲食店の写真に酷く心打たれ、それ以来「BOND」は

情報誌というだけでなく感性にまで響くモノとして大のお気に入りに。

(未だにその時の写真は切り抜いて会社のデスクマットの下に忍ばせてたり)

なので今回のプレゼンターの小柳氏がBONDの編集長ということを聞くなり、

心拍数が一気に急上昇しました(はい。朝の7時15分に)

 

 

 

 

さて。

本題の内容ですが、、、

自己紹介後スクリーン一番最初に映し出されたのは、

小柳氏の娘さんのとある一言↓

 

 

 

 

「私、昭和に生まれたかった。」

 

 

一体全体何のことやらと思いきや…。

いま世の中は圧倒的な外部環境変化が起こり

様々な分野でパラダイムシフトが発生しているとのこと。

 

 

たとえばコミュニケーション一つにしても

インターネットメールが主流だったのは一昔前。

Facebookでお互いの近況を知り、またLineが登場し瞬く間に広がり…

結果、毎日色んな所から様々な情報が溢れ、自分に必要のないもの、

また知りたくなかったことまでもが

入ってくる時代になってしまったとのこと。

その情報量は人間の許容範囲の実に8万倍にも及ぶんですって!

 

 

それ故に、情報が錯綜することにより疲れてしまった小柳氏の娘さんは

「昭和に生まれたかった」

という言葉がでてきたのだと。

 

 

なるほど。。。

「コメ2コメ2ピッポッパッポと24文字」

のポケベルメッセージを残すために高校時代、

昼休みをつぶしてでも学内に1個しかない公衆電話に並んだあの頃の私の姿は、

今の子たちにとっては幸せに映るのかもね…

とか思い出にふけってた所で隣の人と自己紹介タイム。

※ポケットベル(以下ポケベル)とはフリスクほどの

メッセージを受信するだけのものであり、あろうことか

メッセージの送信機能は備わっていないハードである。

ちなみにメッセージを送るには電話器から相手のポケベル番号を押した後、

コメ2コメ2からはじまりテンキーで暗号のような文字を打つという

(しかも24文字の制限つき!)昭和の産物。

 

 

そして自己紹介を終え、「どうして今回のアサカツに参加したのかい?」

というお題のもと、1対1ということもあり、

また隣の方がポケベル世代の方だったことで、いつものテン大以上に、

自分でもどう言っていいかわからないようなことまでも話せてスッキリ。

 

 

 

 

そしてそこからはまた小柳氏の講義へ

「今、世界では何が起こっているのか?」をご教授いただきました。

 

 

 

 

簡潔に言うと

 

   ↓

 

圧倒的外部環境変化真っただ中。

 

 

なるほど。だからこそ大切なのは

 

   ↓

 

・キュレーションの重要性

 

・「何を」ではなく、「誰が」その情報を発信したのか?が重要

 

・情報を「受け取らない」という価値が生まれ、

 

・その情報を「知らない」と胸を張れる時代に

 

 

んでは、じゃあどうすれば沢山の情報からのチョイスに繋がるのか?

 

   ↓

 

・公共的であり偶然性があり信頼感がある

(おおやけ→ばったり→おすみすき)

 

 

 

 

↑またエラクはしょりましたし、私の心に刻まれたものなので

若干ズレてるかもしれませんが…とてもシビレる内容でした。

 

 

最後に、今回アサカツ参加しての私の「キヅキ」

インターネットで商品を販売している私は、

メルマガに読むことも発行することにも

飽き飽きしており、ネットショップ勉強会などに参加しても

「メルマガで顧客をリピーターに!」

という話には「正直時代遅れなのでは?」と考えてました。

 

 

そのことを今回ペアとなられた方に話した所、

うんうんと聞いて下さった後に一言

 

 

「じゃあ今日はどうやって朝キャンに参加されました?」

 

 

「…メルマガです。」

 

 

終。

 

 

はい。

私自身メルマガなんて沢山あり過ぎて読まない!

と豪語しておきながらもしっかりちゃっかりと

テン大のメルマガは探してでも読んでいる。

 

 

メルマガは時代遅れなんかじゃなかった。のだと

 

 

まさに今回の授業の↑(20行上に上がってください。)

 

 

・「何を」ではなく、「誰が」その情報を発信したのか?

 

 

テン大を信頼しているからこそ、興味があるからこそ行動に繋がった。

今回も沢山のキヅキと繋がりをいただいた素晴らしい学びの場でした。

 

 

(福岡テンジン大学学生 chino)

 

 


 

 

【今回の授業コーディネーター】

岩永 真一

 

 


 

 

【今回の先生】

小柳 俊郎 (BBDO J WEST)

 

 


 

 

【今回の教室】

Water site OTTO

住所 : 福岡市中央区天神1-16-1 西鉄イン1F