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レポート日記

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初心者でもソムリエを超えられる?!ソムリエが教える、ワインを美味しく飲むための基礎知識。

開催日:2010年11月27日

通常授業

【今回の先生】 原田 卓 (ワインバーOPIUMオーナー)

 

【今回の教室】 Bar OPIUM

 

 

ワインの飲み方、楽しみ方のイロハを教えてくれたのは、
春吉の大人の隠れ家、『Bar OPIUM』のオーナーであり、ソムリエである原田さん。
夫婦二人で営む、Barには、同業者もワインの勉強に来るそう。

ワイン片手に、ムーディなダウンライトの下でお勉強、

と、ちょっぴり、ゆるめの授業となりました。

一人ひとりに赤ワインが行き届き、まず始めに、香り楽しむ。

 

 

そして率直に、印象を言い合いました。
「さわやか、酸味がない」など。

続いて、飲んでみた感想も記しました。
ポイントは、自分か感じた印象をメモに取りながら飲むこと。
そうすると、ワインの味が変わっていく様子が追うようにわかるから、と。

「え?ワインって味が変わるの?」

そうなのです。
一本のワインで、時間や温度、

ストレスの無い状態かどうかで、味が変わるらしい。

半信半疑の私達。
そこで、先生より提案。

 

 

 

「くるくるっと、回してみてください。でも、回しすぎないように」。

 

そう、回しすぎは禁物のようです。

くるくるっと回すことで、ワインをストレスのない状態にします。
グラスを回してからは、
始めてかいだ時のフレッシュな香りに奥行きが出てきて、
さっきよりアルコールが強くなった!

「時間をおく事で同じワインで、色んな味が楽しめるなんて!」
みなさん、ワインの新たな楽しみ方に感動した様子でした。

先生曰く、
「1つのワインで、3~4種類の味が楽しめ、付け合わせの食事を工夫すれば、

10種ほどの味を楽しめるんです」とのこと。

 

 

ワインが他のお酒に比べて割高なのは、そういう何種類もの味を味わい愉しむ事ができるからなのかもしれない。

ここで、ちょっとおさらい。

 

◆試してみよう!ワインの楽しみ方◆

①待つ・・・注いですぐ飲むのではなく、少し待つことで冷えていたときは分からなかったまろやかさが際立つ。

 

②香りを嗅ぐ・・・香りの印象と味が必ずしも一致するとは限らないし、香りは置いた時間によっても変わる。その変化を楽しもう。

 

 

③グラスを変えてみる・・・ワイングラス、ボルドーグラス、口の広めのものや、小さめのものなど、器によっても味が変わる。自分にぴったりの味を見つけるためにも、チャレンジしてみよう。

 

④お料理と合わせて飲んでみる・・・肉だから赤じゃないといけない、魚だから白じゃないといけないわけではないそう。料理とワインを組み合わせて、自分が一番好きな味に出会うまで、試してみよう。頂きものなどで味が苦手だと感じてそれから飲んでいないワインなどは、チーズと合わせてみるのも手。

 

 

※お店でのワインの頼み方

お店で何を選んだらいいかわからないときは、思いきって「おススメは何ですか?」と尋ねてみよう。その時は、予算を伝えて、「お料理に合わせて御願いします」と付け加えて。これだけ言えば、そうそう間違うことはないそう!

 

 

今回の参加者の人たちからは

「今まであまり考えずに飲んでいたけど、ゆっくり香りを楽しみ、味わいながら飲むと、それだけで満足だった」「ワインの味が変わることにびっくり!」「今年のクリスマスは、ワインを飲むのが楽しみになりました」という声も。

 

 

「ワインを楽しむためには、なにも高いワインでなくても大丈夫。じっくり香りや味の変化を楽しむことが重要なんです」と原田先生。

 

 

ちょっと大人なワインの楽しみ方を学んだ授業。

「ワインと向き合う夜が、待ち遠しい」。

そんな気分になったのではないでしょうか。

 

(ボランティアスタッフ 中尾 菜海)