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生きづらさを抱える子ども・若者たちにあたたかな居場所を〜“警固界隈”の今を知る〜

開催日:2024年12月21日

通常授業

 今回の先生は、NPO法人あい代表理事、藤野荘子さんです。

警固公園に集まっている若者に寄り添う活動をしています。

 みなさんは警固界隈という言葉を聞いたことがありますか?何らかの困難があって警固公園に身を寄せる少年少女たち。そのような子どもたちは警固界隈と呼ばれています。

 藤野さんはなぜ彼ら彼女らに関わっているのでしょうか。その経緯からお話をしてくれました。

 

 家庭教師のアルバイトをしていたときのこと。生徒に教えるフリースペースがありましたが、そこは不登校児の居場所になっていました。勉強を教えていく中で、この仕事は必要だと感じ、不登校児の家庭教師をするNPOを立ち上げることに。その中で警固界隈という言葉を知り、関わっていくようになったと藤野さんは話してくれました。

 ここで、藤野さんの活動を取材したニュース動画を視聴します。動画の中で何人か警固界隈にいる子が出てきました。

 

 

フリースペースで藤野さんと一緒に英語を勉強してる子は、藤野さんのことを「友達でもない。先生でもない。味方って感じ」と言いました。

 また別の子は警固公園で藤野さんの隣に座り「生理が来ない。誰の子かわからん。でも1つの命やん」と話します。藤野さんは優しく「まずは明日病院やね」と提案します。その子はすかさず「いっしょ行」と言い、藤野さんは「うん、一緒に行こう」と返します。

 ニュース動画を見た後、藤野さんは活動の説明をしてくれました。その活動の中でうれしかったエピソードを紹介してくれました。

 ネットカフェ難民の子。一人暮らしの部屋がゴミ屋敷、電気とガスが未払いにより停止している状態。NPO法人あいむでゴミ屋敷を掃除し、電気代とガス代を払ってあげて生活できるようにしました。翌月からその子は、美容室を我慢して電気代とガス代を自分で払うようになったとのこと。その領収書を画像で藤野さんに送信してくれたのです。藤野さんはとてもうれしかったと笑顔で言います。

 ここで一度、参加者皆さんで感じたことを共有しました

 

 

 続いて、藤野さんの活動をさらに詳しく語ってもらいました。

 NPO法人あいむは、アウトリーチという形で支援している。アウトリーチとは、外へ手を伸ばすという直訳になり、こちらから近づいていって支援が必要な人に支援していくという意味を持っています。

 色んな団体が支援というを渡そうとしています。しかし、その傘は穴だらけだったり、取りに行かないといけなかったりします。藤野さんは、自ら傘を渡しに行くと言います。本当に支援を届けるには、時には子どもたちと一緒に濡れることも大事だということも教えてくれました。

 

 

 今までつながった子どもたちは1276人、100人ほど今も連絡を取っているとのこと

 活動全体の中で1番大事なことは「関わるなら最後まで関わる」ということだそうです

 先生のお話のあと、自分や地域でできることについてグループディスカッションし、発表しました。

 

 

・子どもの目線に合わせて話を聞く。あえて同じように地べたに座ってみる。

・警固界隈のふるさと納税を作る。

いろいろな意見が出ました。

 

 

 NPO法人あいむにも課題があると藤野さんは言います。

 収入の60%は寄付。助成金も単年式のため財務体制は弱い。また、あいむでボランティア採用しない。それは『関わるなら最後まで関わる』だから。ボランティアでは最後まで関わるのが難しい。

 

 

 最後に、藤野さんから参加者のみなさんへメッセージ。

NPO法人あいむは、ほとんど寄付金で運営費が賄われています。その子の背景に思いを馳せて寄付をしていただけると、子どもたちと一緒に歩んでいけます。どうかご支援をよろしくお願いいたします

最後は皆さんで集合写真。

お疲れ様でした。

 

Report 與小田 俊宏

Photo  佐藤 葉子、三根一晃

Staff  三河慶樹

★NPO法人あいむへの寄付に関するページ

https://aim-ibasho.org/donetion

【今回の授業のコーディネーター】

生きづらさを抱える子ども・若者たちにあたたかな居場所を〜“警固界隈”の今を知る〜

三根 一晃

福岡県生まれ。経営者団体、スタートアップを経て、株式会社バウンディングパルスにジョインし、主に企業の採用支援に従事。テンジン大学には開校当初から参加し、ファンドレイジング局で個人サポーター制度(現ファンクラブ)を立ち上げた。妻と娘と息子の4人家族。

【今回の先生】

生きづらさを抱える子ども・若者たちにあたたかな居場所を〜“警固界隈”の今を知る〜

藤野 荘子

福岡市在住。立命館アジア太平洋大学在学中に社会階層論の授業を受けたことで、貧困の連鎖や世代を越えて、困難が続いてしまうことに関心を持つ。金融ベンチャー系企業に就職したのち、ハードルを抱える子どもや若者を支援するための団体を立ち上げる。

 

<webサイト>

NPO法人あいむ HP

【今回の教室】

生きづらさを抱える子ども・若者たちにあたたかな居場所を〜“警固界隈”の今を知る〜

GMOペパボ株式会社 福岡オフィス内「ペパステ」

GMOペパボは、「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」というミッションのもと、個人向けインターネットサービスを多数展開しています。レンタルサーバー「ロリポップ!」などの開発等を行う福岡オフィスに設置されたアウトプットエリア「ペパボ天神ステージ(通称:ペパステ)」では、社内外のイベントやセミナーを多数開催しています。

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