レポート日記
一覧に戻るすぐにできる!ストレスチェック&解消法
開催日:2013年07月27日
コラボレーション授業
今回の授業は、ストレスを知ってその解消法を「誰かのために」生かすことができる講座内容です。
受付時に、6色のカラーカードを選ぶところからスタートです。そのときの状態や体調によっても
選ぶ色が違ってくるのだとか。
色で分けたチーム毎に、グループワークを行いました。みなさんが普段感じているストレスを書き出してみて、
より多くのストレスを書き出したチームの勝ち!というゲームを生徒さん、スタッフ一緒に行いました。
みなさん、はじめは戸惑っていましたが、会社の事、プライベートの事、または、世の中のことについて
どんどんと書き出して行き、終わってみれば1チーム20~30ものストレスが出てきました。
優勝したチームは、40個以上のストレスを書き出して頂きました。優勝したチームには、
ストレス解消アイテム「チョコレートのGABA」が贈られました。皆さんかなりお疲れのようです。
でもこの作業が自分の今の状況を知って振り返ることのできる大切なきっかけだったのです。
いろんな種類のストレスがわかって、それにはきちんと原因があるのです…
ここから、先生によるストレスの講座です。
そもそもストレスとは、ストレスッサーというストレスの原因となるものが体に負荷を与えること。
とボールを使って説明して頂いたのが、今回の先生「福本先生」。
人間が、安定的な状態を保っているときに、ストレッサー(原因・刺激)を心身に受けると…
ショック相(生体にダメージが起こる状態)→反ショック相(体が元に戻そうとし、生体にダメージを
起こしてしまう状態)→防衛期(症状は落ち着くが・・)→疲弊期(ろうへいき。免疫が低下して
行っている状態)→死
このように、一般的にこのようなサイクルが起こっていると提唱したのが、セリエという学者さんで、
「セリエの一般適応症候群」と呼びます。
ちょっと恐ろしい事を書きましたが、このセリエの一般適応症候群の中でも防衛期の症状として、
○家に帰ると不機嫌になる
○人に会うのが億劫になる
○チャレンジが出来なくなる
つまりは、適応範囲が狭くなっているという状態という事です。
えっ、と思われた方が多いのではないでしょうか?私も思い当たる節があります。
では、どうすれば解決できるのと先生の話にさらに詳しい説明をしていくと
解決法は、防衛期から脱出する事!ただし、旅行へ行ったり、買い物たくさんしたり、たくさん食べたりと、
一見ストレス解消に見えますが、これでは表面的な解決にしかなっていません。やはり本当の意味での
ストレス解消をしなければなりません。
ここからが今日の本題、「ストレスチェック&解消法」。
「カラダのバランスで見るストレス度チェック」
テスト1:立って両手を頭の上で合わせ中指の左右の差を見る
テスト2:座って同じく左右の差を見る
テスト3:座って今度は胸の前方で合わせ、左右の差を見る
実際は、点数を付けますが、各テストで中指の左右差が大きい程点数が高くなっているようです。
ストレスによりカラダが無理な状態になっているというサインで、年齢よりも老けてみられている事も・・
チェックでおそらく大体の人が、要注意か警戒レベルだと思われます。そうでない人も家族や、
職場の人にチェックをしてあげてください。
では、警戒レベルから抜け出す、その解決法それは、「ホメオストレッチを習慣的に行う」です。
耳慣れない言葉ですが、「ホメオ」とは、「恒常性(生体がさまざまな環境の変化に対応して、
内部状態を一定に保って生存を維持する現象)」です。つまり、生体が持っている維持機能を
引き出すストレッチの事です。
その一部2人一組で行うストレッチをご紹介します。
STEP1:相手の両肩(僧帽筋)上にそっと両手を置きます
STEP2:真下に向けて両手で優しく圧(4~7kg)をかけて行きます。そのまま5秒静止し、
ゆっくりと手の圧を解放します
STEP3:それを5回繰り返します。
ポイントは、圧をかける時は息を履き、圧を解放する時は、息を吸う。お互いに息を合わせリラックスすると
良いようです。
参加者のみなさん、最初は圧のかけ方が難しかったようですが、何度もするうちに圧が解放される時の
気持ちよさにハマって来たようでした。
これを行う事で、
・重かった肩が軽くなった。
・目の回りがスッキリした。
・表情が柔らかくなった。
など、結果的に恒常性により、ストレスの解消が行われるようです。
その他にも、一人で出来る簡単なストレッチや、感情をコントロールする「バランス呼吸法」など、
いろんなホメオストレッチがあるようです。詳しく知りたい方は、BTUのセミナーを受けてみると良いでしょう。
参加者の声では、
・ストレスが根本的に解消できていなかった事が分かり、その解決法まで分かった。
・気分が沈んでいる時に、このストレッチをやって行きたい。
・ストレッチ法が簡単だったので、早速職場の人に教えて、コミュニケーションにつなげて行きたい。
などがありました。
みなさん、ホメオストレッチでカラダの中からストレス解消できていたようでした。
(ボランティアスタッフ 長谷部 雄一)
【今回の授業コーディネーター】
池田 麻衣子
【今回の先生】
福本 宏美 (ストレスケア・カウンセラー/BTU福岡本校講師)
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区天神1-15-30