レポート日記
一覧に戻る[ものづくりシリーズ] 消しゴムハンコで自分だけの年賀状を作ろう!!
開催日:2013年11月23日
通常授業
ものづくりシリーズ第1弾!
今回は、赤煉瓦文化館にて消しゴムハンコ作りにチャレンジしました。
◆ まずは先生の話からのワークショップ
先生は、『株式会社未来へのとびら取締役』の『林 媛夏(はやしひめか)』さん。
元々は薬院のとあるカラオケ店の店長をされていたそうです。
カラオケ店の店長がなぜ、消しゴムハンコの先生になったのか?
お兄さんの帰郷を機に、ご両親から『好きなことをしていいよ』と言われた媛夏さん。
お兄さんの仕事を手伝いながら、『○○と言えば、媛夏ちゃん』と言われるような『何か』を探していました。
ものづくりが大好きで、消しゴムハンコをFacebookにアップロードするようになり、
すると、いつのまにか『消しゴムの人』と言われるようになったそうです(笑)
とあるセミナーで、ハンコ会社の社長と出会ったことがきっかけで、消しゴムハンコの先生としてデビューすることに。
しかし、『私なんかが教えていいのか?』と言う葛藤もあったそう。
そんな時、ある方から『その人が知らない事を知っているなら、教えて良いのでは』というアドバイスを受け、それがきっかけで『教えていけない事はないんだ』『できない思うことをやめて、できることを発信しよう』と思うようになったそうです。
『私なんか…』をやめて、できることを始めてみる。
すると、いつのまにか周りの人も協力してくれて、もっとできるようになるという好循環が生まれる。
今では、先生の機会が得られる事と、たくさんの方との出会いに感謝しながら先生をなさっているとの事でした。
先生の話の後、思った事や感じた事を話し合い、数名の方に発表して頂きました。
・今の自分のポジションで何かできることがあるのではないかと思った
・今回の授業参加をきっかけに消しゴムハンコを趣味として教えられるようになりたい
授業参加をきっかけに、好きなことやできることを見つけた生徒さんの中から、未来のテン大の先生が誕生すると素敵ですよね!
◆ いざ、消しゴムハンコ作り
いよいよ消しゴムハンコ作り開始!
私達スタッフも一緒に、消しゴムハンコ作りにチャレンジしました。
消しゴムハンコって、実は、絵心がなくても、高価な道具を揃えなくても作れちゃうんです!作り方は、こちら。
[準備するもの]
・消しゴム
・ねりけし
・鉛筆
・トレーシングペーパー
・彫刻刀(三角刀と丸刀があればOK)
・カッター
[作り方]
① 下絵の準備
消しゴムハンコの下絵を準備します。インターネットから好きな絵を見つけて印刷してもOK。下絵の上にトレーシングペーパー乗せ、鉛筆でなぞります。『どこを彫るか』『どこを残すか』をイメージしながらなぞることがコツです。
② 消しゴムへの転写
消しゴム表面の粉末を“ねりけし”でくっつけて落とし、つるつるになったところで下絵を描いたトレーシングペーパーを乗せ、軽く擦ると消しゴムに下絵が写ります。
③ ひたすら彫る
転写した下絵に沿って彫っていきます。今回の授業では、主にカッターを使って彫りましたが、細い線、複雑な曲線は三角刀がおすすめです。
下絵の準備、消しゴムへの転写までは、ワイワイと賑やかな教室でしたが、いざ、彫り始めると作業に没頭し、シーンとしてしまう事態に!!生徒さんだけではなく、スタッフ・先生までもが時間を忘れてものづくりの楽しさに浸り、あっという間に終了時間がきてしまいました。
◆ 最後に
今日作ったハンコを使って年賀状を作りました。
中には、生徒さん同士でハンコを貸し借りし合っている方も。
思い思いに年賀状を作り、見せ合いっこ。
みなさんとてもセンスが良くて、かわいい年賀状に仕上がっていました。
今回の授業が、ものづくりの楽しさや、自分が好きなこと、やってみたいことに気づくきっかけになれば幸いです。
(ボランティアスタッフ 田中 千代美)
【今回の授業コーディネーター】
【今回の先生】
【今回の教室】
住所 : 福岡市中央区天神1-15-30