フクオカテンジン大学

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レポート日記

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中洲 ~遠いようで身近な世界~

開催日:2011年03月26日

コラボレーション授業

【今回の先生】 Rika Miyashita(ショースペース キッチュ・ママ&ダンサー)

 

【今回の教室】 ショースペース キッチュ

 

 

【特別授業】 九州大学社会連携事業による授業

この授業は、九州大学が「より良い社会の実現」に向けて、学内の様々な全英知、設備、研究組織と、地域・行政・社会貢献団体などと連携する取組です。今年度は、教育学部を主体として福岡テンジン大学と連携し、授業の企画を行ってまいります。

九州大学 社会連携推進室 : http://www.kyushu-u.ac.jp/university/coopration/policy.php

 

 

今回は、普段と一味違う授業で夜の中洲へ行ってきました。

講師は「ショースペース キッチュ」のママであるRikaさん。

 

「生き方」を通してRikaさんの人生観などを伺うというテーマでしたが、堅苦しく捉えず、生徒さんたちはあまり触れたことのない世界に好奇心いっぱいという感じでした。生徒さんの圧倒的多数が女性だったのも、普段夜の街に繰り出さないからこその興味でしょうか。

 

 

お店に着くと、きらびやかな雰囲気。きれいなママさんたち、ゴージャスなドレス・・・。

生徒さんたちは、最初は少しソワソワしながらRikaさんの話に耳を傾けていました。

 

 

 

 

トーク内容は非常に多岐にわたり、人生のこと、性のこと、メイク、職業、ショーについてなどなど。

Rikaさんの軽妙な語り口調でだんだん生徒さんの緊張もほぐれてきて、笑い声や相槌を打つ声が途切れることなく進みました。

 

 

 

 

●話すときのコミュニケーションのコツ

「人と話すときに、話すことに自信を持つんじゃなくて、聞くプロになってみる。

インタビュアーになったつもりで、お客様を饒舌なタレントさんにしてあげる」

と仰っていて、なるほどと納得しました。

 

相手の話を引き出すことが大事で、自分が嫌いな人に対してもそれは同じ。

だってお店に来るということは、つまり人が人に会いに来るということ。

苦手な相手だなと思って接していると『なんで俺の話を引き出さんのか』と思ってしまう。だから「まずは自分が”人”になる。そこがスタートじゃないか」とのことでした。

 

 

●職業、生き方

「向いてるか、向いてないかじゃない。

自分が苦手なことでも、真摯に取り組むこと。真摯に自分と向きあうことが大事」。

この言葉はRikaさんがお世話になった方が仰っていた言葉も含んでおり、色々な人生経験を経た方の言葉だと感じました。

 

深いテーマもあり、印象に残ったのが

「全員を楽しませることはできなくても、誰かが笑って元気になってくれればそれが嬉しい」

ということ。

 

全てを求めず、一人でも多くの人が「ここに来てよかった。会えてよかった」とそう思ってもらえるように、居心地のよい環境をつくる。普段から相手を楽しませることに視点に置いた生き方をしているからこそ、ついつい多くを求めてしまうわたしたちの心に響きました。

 

 

ここでいったんトークから今日のメインイベントでもあるショーを観ました。

 

 

 

 

刺激的なシーンもあり、体つきの美しさに見惚れ、アクロバティックなダンスの数々に息を呑むばかりでした!ダンサーの方が宙に浮くシーンでは口を開けたまま見入っている生徒さんもいて、最高のショータイムだったと実感しました。

 

 

 

その後、生徒側からの質問タイムになり、最初の緊張がウソのように生徒の皆さんは積極的に手を挙げていました。「プロって何?」「今の夢は?」「尊敬する人は?」「苦手な人とうまく付き合うコツは?」etc…

 

 

ここで終電の時間も迫ってきたため授業はお開きとなりましたが、生徒さんから「とっても楽しかった。ショーのすばらしさに圧倒された」「こんな授業があって嬉しい」など口々に言葉が飛び出し、興奮の中、帰宅の途につきました。

 

今まで中洲を通り過ぎるだけだった方にもぜひ先生の素晴らしさを体験してください!

友達に教えたくなる、そんな授業でした。

 

 

 

 

授業を快く承諾して下さったRikaさん、「ショースペース キッチュ」の皆さん、授業に参加された生徒の皆さん、お疲れ様でした。本当に楽しい授業をありがとうございました。

 

(九州大学大学生 戸高諒子)