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レポート日記

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2030年をノゾキミスル?Grand Decign Fukuokaから福岡の未来をデザインしよう!

開催日:2016年12月17日

通常授業

「妄想を楽しもう!」

 

 

まちづくりって、行政の仕事でしょ…。

グランドデザインって聞くとカッコいいけど…。

私たちが、まちの未来を変えられる? 作れるの?

 

 

大丈夫。

10年後、20年後、私たちが住む「福岡」に、どうなってほしいのか。

きっとみんなの心の中に、その想いはたくさんあるはず。

 

 

 

 

今回の授業は、福岡JC・グランドデザイン創造委員会 (一般社団法人福岡青年会議所)から、5人のあつ~い先生方が登壇。2016年11月に完成したばかりの「Grand Design Fukuoka」(こちらのHPよりPDF版をダウンロードできます。) に描いた、これからの福岡のまちに対する提言を紹介。冊子の中にも、キーワードとして紹介されている「まちづくりとはひとづくり」との想いが語られ、ここに集まったたくさんの人たちと「変えたいこと」「良いところ」などを語り合い、人と人が繋がるきっかけ、福岡をより良くするきっかけになれば、と想いを語ってくれました。

 

 

 

 

こんな福岡になってほしい。

こんな福岡なら、いつまでも住んでいたい。

福岡のここが残念。

そんなたくさんの想いが、土曜午後のJR九州の会議室を熱くしていました。

冊子に記載された24のコンテンツの中から5つを選び、それぞれのグループに分かれ、みんなの「妄想」が大爆発。

最初から最後まで、大盛り上がり。

どんな提言が、どんな想いが、どんな妄想が飛び出したのか…。

 

 

 

 

コンテンツ1【山の聖地 能古島】

提言:これ以上の開発はせず、現状を活かして、もっと情報発信をしていく。

妄想の数々:

◆非日常の滞在型リゾートにできたらいい。

◆グランピング(グラマラスとキャンピングを掛け合わせた造語)が出来るように。

◆市営渡船ではなくてクルーザーで渡航できたらいいね。

◆斜面を活用したパラグライダーで楽しみたい。

◆能古島から福岡を臨めば、いつもと違う夜景が楽しめるから、もっとPRしたらいい。

などなど。

 

 

コンテンツ2【海の聖地 志賀島】

提言:鎌倉っぽい糸島に対して、志賀島は湘南を目指そう。

妄想の数々:

◆名産のわかめを、もっとPRした方がいい。ゆるキャラを誕生させたり、名物料理を作ったり。

◆非日常のために、敢えていまの不便さを残す。

◆志賀島手前の道路は、両側に海があるけど、波も透明度も違うので、それだけでも楽しめる。

◆ここに住めば、朝からサーフィンをして仕事に行こう、みたいな生活ができるのでは。

などなど。

 

 

コンテンツ3【ナイトエンターテイメントの充実】

提言:点と点をつないで、歩いて楽しめるまちに

妄想の数々:

◆福岡で夜といえば中洲のイメージが強く、子供は楽しめない。

◆ベイサイドは、天神や博多からだと点の関係。途中をつなぐものが何もない。道中に、カフェなどの楽しめるものがあればいい。

◆ベイサイドは、イベントなどをやっているときは人が多いけど、それ以外の時は人の気配を感じられない。もっと、人をつなぐ仕掛けが欲しい。

◆博多あたりは寺が多いけど、それぞれなじみが薄い。写経カフェやお茶休憩所などあるとお寺巡りもしやすくなる。

◆外国人は、インスタなどに写真をアップするときに、一目でそこがどこなのか分かるものを背景に撮りたがるので、名所や名物があるといい。

◆裁判所見学や博物館などが、夜の開館をしたら、違った楽しみ方が出来るのでは。

などなど。

 

 

コンテンツ4【福岡ルネッサンス】

提言:もっと良いところをPRしていく。

妄想の数々:

◆屋台は大人の世界。学生なども行けるような屋台が欲しい。

◆博多織などの伝統工芸品をモデルなど活用してPRすると、もっと広い世代に知ってもらえるのでは。

◆昔から福岡に住んでいると、山笠、博多にわか、どんたくなど知っているけど、見たことがないという人もいる。

◆菅原道真公死後の太宰府天満宮は有名だけど、生前にいた水鏡天満宮はあまり知られていない。

◆屋台で編隊を組んで、シャッター商店街を曜日毎に移動して商売したら、楽しいかも。

 

 

 

 

コンテンツ5【超人万博】

提言:世界平和につなげる

妄想の数々:

◆頑張っている人を集める。普通の人が、ニッチなすごいことを披露出来たらいい。

◆サラリーマンの印鑑早押し技能?

◆日本らしい餅つきや相撲、わんこそばなどもいいかも。

◆一芸に秀でた超人を世界各国から集めたら、楽しそう。

◆たくさんの超人が集まって、いつでも会いに行けたらいいかも。

◆超人の練習場所を確保して、技を習ったり、競い合ったりするのもいい。

◆超人とお茶を飲めるカフェを作る。 →超人派遣会社を作って、各地に超人を派遣する。 →超人協会を作って、文化祭や授業で披露する。 →超人万博を4年に一度ぐらい開催する。 →切磋琢磨して、超人のミュータントが増えていく。 →誰もが何かしらの超人になれる世界が生まれる? →お互いがお互いの技を認め合うことで、世界平和に繋がるのでは?!

などなど。

 

 

紙面では、あの熱気のほんの僅かも伝わらない…かもしれませんが…。

あちこちで飛び交う妄想の数々。

初めて会う方々のはずなのに…あの会場の一体感。

 

 

福岡人の福岡大好きパワーを、たくさん感じられる授業でした。

今回の妄想の数々のうち、どれだけのことが将来、実現するのか?

楽しみは、これからも続いていきます。

 

 

 

 

(ボランティアスタッフ 三河 慶樹)

 

【今回の授業のコーディネーター】

2030年をノゾキミスル?Grand Decign Fukuokaから福岡の未来をデザインしよう!

岩永 真一

1981年、福岡市出身。広告業界でプランナーを経験し2009年に独立。大学生のときから街のそうじをしているグリーンバードに参加していたのをキッカケに、天神のまちづくり団体:We Love 天神協議会へ参画。独立したのをキッカケに福岡テンジン大学を企画し、2010年9月に開校・学長を務める。現在は、週1会社員・週1大学の教員など、複数の職場・仕事・プロジェクトに関わるパラレルキャリア(複業家)の働き方。

岩永真一ブログ

 

【今回の先生】

2030年をノゾキミスル?Grand Decign Fukuokaから福岡の未来をデザインしよう!

福岡JC・グランドデザイン創造委員会

“明るい豊かな社会”の実現を目指し、次代の担い手としての責任を自覚する青年(20~40歳)が集う団体。1年間で10個以上の「委員会」が立ち上がり、2016年の委員会の中で、「福岡というまちの未来を考え、その姿を提言書として描き、まちづくりのきっかけづくりをすることを目的」としたグランドデザイン創造委員会が発起。まちづくりの有識者や施工を手掛ける会社の方などにインタビューを繰り返し、まちの未来についてディスカッションを重ね、「Grand Design Fukuoka」を2016年11月に完成させた。

 

<webサイト>

一般社団法人 福岡青年会議所

【今回の教室】

2030年をノゾキミスル?Grand Decign Fukuokaから福岡の未来をデザインしよう!

JR九州本社 会議室

1987年4月に発足した日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業を引き継ぎ発足した旅客鉄道会社。九州新幹線をはじめ、九州内の鉄道ネットワークを展開。博多駅博多口から「はかた駅前通り」をまっすぐ行った左手にある「博多駅前ビジネスセンター」の7階にJR九州の会議室がある。

 

住所 : 福岡市博多区博多駅前3-25-21

 

■webサイト

九州旅客鉄道株式会社