フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

何者でもない私が、たった一人で出版できちゃったワケ

開催日:2017年01月28日

通常授業

自分で本を出版したい。

そんなことを考えたことはありますか?

 

今回の先生は、菅梓さん。

「SunAraq」という写真集を自費出版し、

今や天神のTSUTAYAにも並べられているそうです。

 

 

 

 

出版のやり方もわからなかった菅さんは、

どうして本を作ることができたのでしょうか?

一人で海外を旅していた菅さんは、

パレスチナという地にたどり着きます。

パレスチナはとても貧しい国で、

将来に希望を持てない若者が自分で命を絶つことも多いそう。

 

そんな彼らが希望を持てるよう、

自分に何ができるのか、菅さんは考えました。

 

 

 

 

大きく立ちそびえる壁。

代々受け継がれる美味しい料理。

行って、見て、感じたパレスチナの生活。

 

パレスチナの日常をそのまま伝え、興味・関心を持ってもらう。

その手段として、本を出版したいと思ったそうです。

 

『やりたいことの先に何があるのか。』

その情熱が壁を超える原動力になると菅さんはおっしゃいます。

 

菅さんの出版への情熱は、パレスチナの若者が希望を持てるよう、

彼らの命が1人でも救えるように伝えていくこと。

 

情熱さえあれば、やるのは簡単。

Try and Error の精神で、ただやってみるだけ。

 

 

 

 

実際、フリーソフトを使うなどして、

本を作ること自体は意外と簡単にできたそう。

 

そして今や、とあるお店に置いていた本がお客さまの目に留まり、

大きな書店に並べられることになり、

今度はラジオにも出演されるとのこと。

 

本を通して、菅さんの思いが多くの人々に届き

影響を与えた結果ではないでしょうか。

 

また、やりたいことを実現するには、人と出会うことも大切。

菅さん曰く、出会いのきっかけは『あいさつ』だそうですよ。

 

菅さんの話を聞いた後は、

「出版できるならどんな本を作りたいか?

そこにはどんなモチベーションがあるのか。」

というテーマでグループ毎にワークを行いました。

 

 

 

 

実際に本を作っている方や、作りたい本がある方もいらっしゃり、

菅さんも交えて、各グループとも盛り上がっていました。

 

 

 

 

 

 

「ウエディングスタイルブック」

「料理が地球を救う」

「バリアフリー観光本」

 

生徒のみなさんの「こんな本出版したい!」という思いとともに

たくさんのアイデアが生まれました。

 

 

 

 

最後に、パレスチナの料理「ファラフェル」の

レシピを教えてもらいました。

食べ始めると止まらない。

中東でとても愛されている食べ物だそうですよ。

 

 

 

 

 

ボランティアスタッフ 田中 千代美

【今回の授業のコーディネーター】

何者でもない私が、たった一人で出版できちゃったワケ

かねやま たかこ

福岡市博多区出身。ワーホリやスノーボードに明け暮れ福岡から離れた生活をする中で、福岡についてあまり語れないことに気づき、福岡をもっと知るために地元に戻ったのを機にテンジン大学へ入学、その後スタッフへ。ヨガやカイロプラクティックなど、人を健康に導くことを生き甲斐とする健康オタク。自然が好きで、地球に優しい生活とエコを楽しむ自由人。
 
<WEBサイト>

【今回の先生】

何者でもない私が、たった一人で出版できちゃったワケ

菅 梓

幼少期より読書を愛し、祖父の影響で写真を撮り始め大学で専攻する。2000年より一人で海外を放浪するようになり、中東アラブへの憧れを抱くようになる。2ヶ月のインド・マイソールでのヨガ修行生活中にヨギよりもヨルダン・イラク・パレスチナ人などの中東のイスラム系友人が多く増え、ますます中東への縁を強く感じる。2015年、初めてヨルダン・イスラエル・パレスチナというアラブの地に足を踏み入れる。TVの報道とは違う現地の状況、人々の声、多種多様な考え、美味しい食事、彼らの日常を体感する。何者でもないわたしが何事もなく旅することができる地区であり、実際に歩いて見てきたこと、パレスチナの虐げられた生活、そんな中でも日々を楽しもうとする姿など感じたことそのままを写真・文章・食事を通して情報発信中。

 

<webサイト>

SunAraq

【今回の教室】

何者でもない私が、たった一人で出版できちゃったワケ

赤煉瓦文化館 2F

明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物です。

福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供しています。 国の重要文化財。 

 

住所:福岡市中央区天神1-15-30

電話 : 092-722-4666

※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、福岡テンジン大学までお問合せください。

 

■WEBサイト

赤煉瓦文化館 (福岡・博多の観光案内サイト よかなびへ)

※駐輪場は、周辺の路上駐輪場をご利用ください。