フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

鈴木心の「うまくなっちゃう写真のワークショップ」

開催日:2014年07月26日

コラボレーション授業

今回の授業は、「うまくなっちゃう写真のワークショップ」

写真家の鈴木心さんを先生に迎え、写真撮影のコツを学んでいきます。

 

 

【先生紹介】

鈴木先生は、広告や雑誌の写真制作を手掛ける傍ら、自身の作品の発表も行っています。また、西日本新聞主催の紙面企画「わがまま写真館」の担当カメラマンとしてご活躍されています。そんな鈴木先生が、「写真がうまくなっちゃうコツ」を教えて下さいます。

 

 

 

 

【アイスブレイク】

まずは、参加者同士で自己紹介を交えつつ授業に参加したきっかけを話し合います。一眼レフを購入したのをきっかけにという方から、子どもの写真をもっと上手に撮りたいという方まで色んな方がいました。持ってきていたカメラも、一眼レフにデジカメ、スマートフォンと様々です。

 

 

それでは早速、先生の「写真うまくなっちゃうよ! オー!!」

というかけ声とともに授業スタート。

鈴木先生の軽快なトークに、会場は終始笑いに包まれていました。

 

 

 

 

【写真講座】

“良い写真”とは? “悪い写真”とは?

 

 

みなさんにどんな写真を良い写真と思うか、どんな写真が悪い写真と思うか聞いていきました。すると、みなさん写真を撮っても何を伝えたかったのか他の人に伝わらないという悩みをお持ちでした。撮った時の気持ちが、何も言わなくても見る人に伝わる写真は“良い写真”と言えるのかもしれません。

 

 

 

 

そんな写真を撮るには、撮影する前に自分が何に感動して、何を撮りたいと思ったのかを整理してシャッターをきるということが大事なのだそうです。さらに、「あっ」と言わせたい時は「ギャップ」が必要とのこと。ギャップを生むための画面の切り取り方が重要です。

 

 

このポイントをもとに、いざ撮影タイムです!

 

 

【いざ撮影!】

ここからは、受付でひいていたくじをもとに、2人1組のペアになりました。ペアでお互いの写真撮影です。テーマは「私の隣人」。「この人にコレをやらせたら面白いんじゃないか?」ということを考えながら、ペアの方のギャップを引き出す写真を撮影します。

 

 

最初はアイディアが浮かばず戸惑っていた参加者の方も、先生からアイディアをもらいながら次第に大胆に!

 

 

 

 

お互い色んなポーズを注文しながら、写真を撮っていきます

先生自ら参加者の方を肩車して撮影!なんて光景も。

 

 

 

 

みなさん時間ギリギリまで、様々なアングルで写真を撮影していました。

 

 

 

【写真の投票】

撮影後は、自分のイチオシ写真を印刷。

会場には全員分の写真が並びました。

ジャンプをしてみたり狛犬と並んでみたり、面白い写真がたくさん揃いました。

 

 

 

 

その後は一人一票の投票を行い優秀賞と鈴木心賞を選定!

選ばれた2枚の作品は、なんと西日本新聞の紙面を飾ることに!

自分の作品が新聞に掲載されるのはとても嬉しいですね。

 

 

※選ばれた2枚の作品

 

 

授業終了後には、みなさん自分が撮った作品を手に記念撮影。

贅沢にも、鈴木心さんに撮影してもらうという・・・!

 

 

 

 

最後に、先生から教えていただいた撮影をする際の「コツ」のご紹介です。

①ピント

まずは、一番見せたいところにきちんとピントをあわせること。ここがずれていると全く伝わらなくなってしまうそうです。

 

②構図

皆さんカメラやスマートフォンの撮影画面にグリッド線の表示はしていますか?水平、垂直が画面とずれていると、ごちゃごちゃした印象の写真になってしまうとのこと。グリッド線を利用しながら、被写体の水平、垂直のラインと画面がまっすぐになるように気をつけることが大切だそうです。

 

③時間

動画と写真の違いは、時間の切り取り方。シャッタースピードが違うだけで、色んな違いが出せるのだそうです。この基本がとても重要で、先生もどんな被写体でもとことんこの基本に忠実に撮影するように心がけているのだそうです。

 

 

これからきっとみなさんが撮る写真が、ひと味違ったものになっていくのでしょうね!私もこれから教えていただいたことを参考にして、面白い写真をたくさん撮っていきたいと思います!

 

(ボランティアスタッフ 俣賀 真由美)

 

【特別授業】わがまま写真館

わがまま写真館とは?新聞読者のわがままな写真アイデアを元に、「夢の一枚」を完成させる、西日本新聞主催の紙面企画です。これまでさまざまな「わがまま」を実現し、九州に「いいニュース」をお届けして来ました。今回、「わがまま写真館」カメラマン、鈴木心さんによる特別授業を開催します。

わがまま写真館 : http://www.waga-mama.com/

 


 

【今回の授業のコーディネーター】

  岩永真一 福岡テンジン大学学長

 

  2009年に独立したのをキッカケに福岡市共働事業提案制度に「福岡テンジン大学」を提案、2010年9月に福岡テンジン大学として開校し学長も務める。学長としての顔以外にも、集客・販売促進の広告プロデュース、九州大学非常勤講師や小中学校での講師、男女共同参画やまちづくり・地域づくりでの講師、ファシリテーターなどを行っている。2012年から福岡市総合計画審議会委員、2013年4月より北九州市立大学の特任教員も務める。

 

 


 

【今回の先生】 鈴木 心 カメラマン

 

  1980年、福島県郡山市生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。広告、雑誌の写真制作をする傍ら、自身の作品の制作発表を行っている。最近の主な仕事は西島秀俊「ANA」映画「黒執事」、川口春奈「JR SKI SKI 」、前田敦子「マイナビ転職」の広告ポスター撮影など。

 


 

【今回の教室】 警固神社

 

 

福岡市中央区天神にある警固神社は、社伝では西暦200年ごろ、神功皇后(じんぐうこうごう)による三韓征伐の際、皇后の船団を守護し勝利に導いた警固大神を福崎(現在の福岡城本丸周辺)の地に祀ったのが始まりとされる。1608年に、福岡藩主黒田長政公による福岡城築城の際に、現在地(天神2丁目)へ移された。社名や周辺の地名にもなっている「警固」は、かつて鴻臚館近くに置かれていた大宰府政庁の防衛施設「警固所」に由来している。
住所 : 福岡市中央区天神2-2-20