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レポート日記

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[日帰り五感トリップ] イカと明太子のはざまで ~祭りのまちを感じる旅~

開催日:2014年10月11日

コラボレーション授業

今回は、天神を離れて唐津で日帰りまちあるきツアーの授業でした。

天神バスセンターに集合し、高速バスで唐津へ出発!!

 

唐津に到着し、お洒落なカフェ中町casaで唐津の地元の人達も参加して

4つグループに分かれてランチ食べながら自己紹介タイム。

 

自分の名前とともに「唐津はどんなイメージあるのか?」を共有してもらいました!

福岡から来た人の唐津くんち以外の唐津のイメージは、宝当神社、唐津焼、有田焼、唐津バーガー、魚コロッケなどの回答が多かったです。

 

ランチ終わった後は、待ちに待ったまちあるきです。今回の先生でもある岡部さんに、まちあるきの案内してもらい、唐津についていろいろ教えて頂きました。

 

 

 

 

グループごとにミッションが与えられ、その視点でまちあるきをしてもらいました。

例)あなたは、還暦を迎える母を持つ娘です。そしてこの視点

「母親との思い出の旅」に連れてくるための視察」でまちあるきしてください。

上記みたいに各グループにミッションが与えてまちあるきをしてもらいました。

 

 

最初に明治時代の代表する建築家・辰野金吾さんが創られた旧唐津銀行に行きました。

テンジン大学でお馴染みの赤煉瓦文化館も辰野金吾さんが創られています。

構造が違いますが、赤煉瓦文化館と似た雰囲気がありました。

 

 

 

 

次の目的地に行く途中、唐津の歓楽街を歩きながら先生のおススメのお店の紹介も

ありながら、唐津くんち曳山の銅像が面白いポーズしていたので全員で同じポーズして集合写真をパシャリ!

 

 

 

 

ちょっと休憩で伝統あるお茶屋さんでお茶を頂きながら、お店の人から唐津の商店街と唐津くんちについてお聞きしました。

 

そこのおばちゃんがとても優しくて、途中までお見送りしてもらいながら、まちあるき再開です!

 

次の目的地に行く途中に唐津にもJR唐津駅のガード下に14軒の屋台がありました。

唐津くんちの絵柄のシャッターが並んでて、とても屋台街とは思えない雰囲気でした。

 

 

 

 

次に向かったところは、中里太郎右衛門陶房です。

なぜ、唐津が焼き物が有名なのか知っていますか?豊臣秀吉が朝鮮の陶工を日本に連れ帰ったより日本の焼き物は大きく発展する事になります。唐津と伊万里は、朝鮮半島と中国大陸の影響を受けながら日本独自の陶磁器文化を築きその伝統を、1615年に唐津藩御用窯となって以来400年、受け継ぎ発展させているのが中里太郎右衛門陶房です。

 

 

 

 

最後に唐津の大口センターに行き、屋上で唐津のまちを見下ろして中町casaへ戻りました。

まちあるきして、与えられたテーマの視点も含めどんな気づきがあったのか?

グループ内で共有して、発表して頂きました。簡単に皆さんの気づきを共有します!

 

 

 

 

・店の人がよく話しかけてくる。(特に女性)

・ミシュランガイドに出てくるお店があった。

・時間がゆっくりしてて、歩きやすい街

・街中にオブジェや銅像などがレトロな雰囲気がある街並みだった。

 

 

 

 

ワークショップが終わった後は、近くの居酒屋で交流会を行い、

お酒を交わしながら唐津くんちの地元ならではの楽しみ方を教えてもらいました。

 

唐津くんちは、曳山を見る事が一般的な楽しみ方となっていますが、

実は地元の人達の楽しみ方は、そうじゃなかったのです。

各家庭でおもてなしのお料理を準備し、いろんな知り合いの家にまわっていろんな人と交流するのが地元の人達の唐津くんちの楽しみ方らしいです。

 

 

 

 

地元の人しか知らない事を教えてもらいながら、交流会が盛り上がり過ぎて二次会へ!

二次会は、まちあるきで通った屋台街に行きました。

屋台は人があんまり入らないので、何グループか別れて少人数になったことより

さらに密な関係になり、最初は初対面ばっかりでしたが帰る頃には昔からの友達みたいになってました。

 

ある生徒さんから、「まちあるきして唐津で飲んで帰れるとは思わなかった!」という感想を頂きました。初対面でも一緒に遠出し、知らない街を散策して交流会するとこんなにも初対面で仲良くなれるのか?というスタッフ側の気づきも頂きました。

 

唐津のまちあるきして気づいたことは、道端にゴミが落ちてなくレトロな雰囲気で

お店の人や歩く人が声を掛けてくれてフレンドリーな街だなと感じました。

皆さんも是非唐津のまちや知らない街を散策するとゆっくりした時間が過ごせると思いますので、やってみてください。

 

(ボランティアスタッフ 吉田 篤史)

 

 


 

【今回の授業のコーディネーター】

 岩永真一 福岡テンジン大学学長

 

  2009年に独立したのをキッカケに福岡市共働事業提案制度に「福岡テンジン大学」を提案、2010年9月に福岡テンジン大学として開校し学長も務める。学長としての顔以外にも、集客・販売促進の広告プロデュース、九州大学非常勤講師や小中学校での講師、男女共同参画やまちづくり・地域づくりでの講師、ファシリテーターなどを行っている。2012年から福岡市総合計画審議会委員、2013年4月より北九州市立大学の特任教員も務める。

 

 


 

【今回の先生】 岡部 優作 草伝社

 

  1983年唐津生まれ。大学進学を機に福岡県へ。「想いをカタチに、コウドウに。」をモットーに音楽業界やアパレル関係の仕事を経験後、唐津へUターン。現在は唐津焼発祥の地“北波多”で築120年の古民家を活用し、唐津焼のギャラリー「草伝社」を運営。また、自身がオーガナイザーを務める夏の音楽イベント「星空音楽祭」も注目を集めている。今の時代に地方(唐津)のもつ魅力と抱える課題。実際に暮らすものが現実現状を肌で感じながら、冷静と情熱の″はざま″で歩み続けるソウデンシャー。

 


 

【今回の教室】 : 唐津のまち

 

 

佐賀県唐津市。2005・2006年に周辺の町村と合併した佐賀県北部最大の街。イカで有名な呼子も現在は唐津市に属する。戦国時代後期より唐津城が築かれ松浦川河口の城下町が唐津となったが、古くから大陸と交流があった地域で、室町時代前期の書物に「唐津」の字が登場する。市中心部の唐津神社を拠点に開催される伝統的な祭り「唐津くんち」は、期間中50万人以上の観光客が訪れるなど、秋の風物詩となっている。近年は人口減少に伴い域内消費が減る中、中心地の商店街もシャッターが目立つが、株式会社としてまちづくりを行う会社がリノベーションしたカフェや、観光コンテンツを仕掛けるなどしている。