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レポート日記

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[休日のタイムトラベラー] 目指せ九州制覇☆あの小さな山へ攻め上ろう!

開催日:2014年11月22日

休日のタイムトラベラー

しっかり晴れてくれた11月22日(土)。

テンジン大学の日はほとんど雨が降らないようで、

今日の「歴史×登山」の授業にピッタリの気候!ちょっと暑いくらいでした。

 

 

朝9時に太宰府にある観世音寺の駐車場に16名の生徒さんたちが集まりました

今回の授業は戦国時代の1586年に起きた「岩屋城の戦い」がテーマ、

「城攻め」を登山がてら体験するという内容にも関わらず

女性が13名という比率!歴女が増えているのでしょうか?

いえいえ、登山好きな方が多かったです(笑)

福岡の歴史に詳しい岩永学長による当時の時代背景の講話のあとに

スタッフの長谷部くんによる準備体操をして出陣じゃー!

 

 

途中、太宰府市民の森(秋の森)を通りますが

季節のタイミングがちょうどよく、すばらしい紅葉に出会えました。

市民の森を抜け、いよいよ山道に差し掛かるところに・・・

 

 

岩屋城跡、そして当時の城主だった高橋紹運(たかはしじょううん)の

お墓を目指して登ります。

 

 

 

 

少し急な坂を登ると、少し開けたところがあり

ちょうどここは岩屋城二の丸だったところらしく

ここに高橋紹運公やその有力家臣たちのお墓がありました。

1586年7月27日落城したこの城は、763名が全員玉砕したという激戦地。

その代わり攻めた島津軍にも多大な死傷者が出たそうです。

 

 

頂上についた途端にこの景色に出会えてみんな感動です!

ついに城を攻め落としました!!

ということで、テン大スタッフによるお湯を沸かして

休憩がてらコーヒーをみんなで飲みました。

 

 

“城落としたぞー!のポーズで集合写真”

 

 

ここから下山をしますが、スタート地点の観世音寺ではなく

太宰府天満宮方面へ向かいます。

途中「崇福寺別院」というお寺がありますが、

ここは、そう!あのNHK大河ドラマ軍師官兵衛こと

黒田官兵衛とその息子・長政が眠る菩提寺、博多にある崇福寺の別院です。

実は、戦国時代はこっちにあったのを黒田長政が移動させたんですね。

 

 

 

そして解散場所である西正寺(さいしょうじ)に到着。

ここは、岩屋城が落城する前に、高橋紹運が家臣に命じて

玉砕した仲間たちを弔うように城を落ち延びさせて

そして建てられたお寺です。

今でも毎年7月27日に、子孫の方々で法要が営まれているそうです。

 

 

太宰府には天満宮以外の歴史がまだまだある!

福岡にも戦国時代の合戦場だったところがある!

というのが少しでも伝わったでしょうか。

そんな気持ちの良い登山ができたタイムトラベラーでした。

 

 

(学長 岩永 真一)

 


 

【今回の授業のコーディネーター】

 岩永真一 福岡テンジン大学学長

 

  2009年に独立したのをキッカケに福岡市共働事業提案制度に「福岡テンジン大学」を提案、2010年9月に福岡テンジン大学として開校し学長も務める。学長としての顔以外にも、集客・販売促進の広告プロデュース、九州大学非常勤講師や小中学校での講師、男女共同参画やまちづくり・地域づくりでの講師、ファシリテーターなどを行っている。2012年から福岡市総合計画審議会委員、2013年4月より北九州市立大学の特任教員も務める。

 

 


 

【今回の先生】 福岡テンジン大学スタッフ 福岡のまち

 

  授業企画や、授業運営スタッフ、事務局スタッフ、広報活動、授業当日の運営スタッフなど多岐に渡り福岡テンジン大学を支えるメンバー。スタッフは、広告関係者、公務員、システムエンジニア、大学関係者、医療関係者、学生など幅広い分野で活動するメンバーが集まり、構成されている。月に一度、授業開催日には反省会を実施し、交流会を開催している。

 


 

【今回の教室】 岩屋山・太宰府市民の森

 

 

四王寺山の麓、戦国時代に激闘のあった岩屋城址と大宰府政庁跡や観世音寺に挟まれた森。「春の森」と「秋の森」で植えてある木々が違い、春には桜を中心とした花を、秋には落葉樹を中心とした紅葉を楽しむことができる。2009年より秋に環境フェスタin太宰府「まほろばのもり」が開催されている。
住所 : 太宰府市観世音寺