フクオカテンジン大学

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レポート日記

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まちの眠れる宝探し ~福岡の新たなアナバを探そう!~

開催日:2014年11月22日

通常授業

「この道 に○○があったら?」

「このビルは△△ に使えるんではないか?」

皆さんは街を歩きながら、こんなことを考えることがあるでしょうか?

 

福岡をより良い街にするためには、まず妄想から。

今回先生としてお話してくださった橋口さんをはじめ「アナバ不動産」のメンバーの方々は、

部活動のような感じで定期的に妄想活動をされています。

各グループに一人ずつアナバ不動産の方が入っていただき、今回の授業をサポートしてくれました。

 

 

アナバ不動産の力を借りれば、見慣れた大濠公園の風景も、こんな感じで賑やかになります。

 

 

中洲で減ってきたネオン看板を利用したロープウェイ(その先にはバーが!)

 

 

活動は福岡だけに留まらず先日は、長崎まで遠征して出張アナバ不動産を行ったとのこと。

アナバ不動産の皆さんは妄想をその場限りのものにはせず

、上の写真のようなイラストを作って展示する活動などもしています。

 

先生からアナバ不動産の活動紹介を受けた後、さっそく中洲のまち歩きをスタートしました。

今回の目的は中洲の街で妄想を膨らませ、新しい楽しみ方を考えることです。

参加者の皆さんはカメラ持参。気になる風景を写真に収めそれを元に妄想を進めていきます。

4グループに分かれて小1時間街を散策しました。

当日はポカポカ陽気で街歩きには最高の天気、会話も弾みました。

 

 

夜の街というイメージが強い中洲ですが、

昼間にじっくり歩いてみると新しい発見がたくさんあり、妄想するには十分過ぎる環境です。

やはりお店は夜にオープンするところが多く、

昼は静かな雰囲気ですがその分普段入ることのないビルの中にも入って楽しく散策できました。

 

 

街歩き終了後、赤煉瓦文化館に戻ってグループの妄想を形にしていきます。

今回はコンビニで写真を印刷して、直接書き込んでいくスタイルが多かったです。

 

 

各グループのユニークな妄想の発表。

・中洲の広い道を利用して簡易ベッドを設置する

・中洲を大学のキャンパスにする

・であい橋~人形小路の流れでデートスポットを作る

・中洲に映画館を集めて、子どもが集まりやすい街にする

などなど、おもしろいアイデアがたくさん生まれました。

各グループ発表も工夫があり、盛り上がりました。

 

 

最後に集合写真。

 

 

今日の授業のように街を教室として行う授業は楽しいな、とつくづく感じました。

皆さんも地元の街を舞台に妄想にふける遊びをしてみるのはいかがでしょうか?

 

(ボランティアスタッフ 新原 卓)

 


 

【今回の授業のコーディネーター】

 下野弘樹 まちとひとの未来の発明家/Future Studio 大名+代表

 

  東京でNPO支援のベンチャー企業を経て2011年より福岡でフリーランスとして独立。「まちとひとの未来の発明」をテーマに、ある時はプランニング・ディレクターとして、ワークショップのファシリテーターとして、教育系社団法人の理事として、など複数の肩書きで活動。 天神のオフィスビルにて多分野の若い世代が集まるクリエイティブな活動拠点「Future Studio 大名+」を運営しながら、多彩な引き出しとつながりを活かして企業やまちの課題に対して新しい視点から創造的なアイデアを発想して、小さく生んで大きく育てていく。

 

 


 

【今回の先生】 橋口 敏一 株式会社ダイスプロジェクト

 

  1985年2月10日鹿児島生まれ。学生時代にフランスの最も美しい村々66村を一年間放浪したことと、山口県萩市の古い町並みや観光まちづくりにふれたことがきっかけでダイスプロジェクトへ入社。普段は店舗デザイン、住宅のリノベーションからまちづくりの企画に至るまで総合的な視点から楽しい「場」づくりに携わる。将来の夢は、愛する福岡や九州の魅力向上に貢献すること。そのために、まず企画する人間が柔らかい頭を持つことが大切だと考え2013年より社内の部活的な活動としてアナバ不動産を始める。アナバ不動産を通じて、福岡が魅力的な街になるきっかけのきっかけを作っていきたいと考え、日々まちで妄想している。

 


 

【今回の教室】 赤煉瓦文化館

 

 

明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物。福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供している。国の重要文化財。

住所 : 福岡市中央区天神1-15-30

 

※駐車場・駐輪場がありません。公共交通機関を利用するか、近くのパーキング・駐輪場をご利用ください。