レポート日記
一覧に戻る[天神朝キャンパス] 天神学入門~オープントップバスから見る街の景色~
開催日:2014年12月17日
天神朝キャンパス
12月の朝キャンパスは、天神・博多のまちをオープントップバスに乗って周遊し、
もっと天神・博多に興味をもってもらおう!という授業の予定でした…
2014年12月17日、日本列島に爆弾低気圧が到来し各地に猛威を振るいました。
その日の福岡のなんと最高気温は5.6℃ 最大瞬間風速19.4m/sとなり、オープントップバスは運行休止。
福岡市役所1Fのカフェスペースに場所を変更して授業が行われました。
そんな極寒の最中、テン大朝キャンにはそれでも天神・博多のまちを知りたいという
アツい心を持った13名の方がお越しくださいました!!
寒い中本当にありがとうございました!!
授業は『天神・博多まち歩きマップ』を机に広げオープンスペースでの妄想ツアーです。
みなさん一生懸命妄想を広げながら地図を見ています。
ルートとしてはアクロス前、水鏡天満宮から始まり、那珂川を渡り呉服町方面へ。
この那珂川は天神と博多を分けている境目で博多は商人の町、天神は武士の町として発展したことは割と有名な話ですが、
天神・博多に挟まれている中洲は江戸初期には何もない所でしたが
江戸後期に船や鉄砲・大砲の精錬所ができ近代化のスタートとなった地なのです。
再びルートに戻り、行き先は大博通りから東長寺、承天寺へ。
これは意外な事実で驚いたのですが、
御笠川沿いに集中しているお寺の入り口や山門がすべて福岡城を向いて出来ていること、
さらに川側にお墓が配置されていることご存知でしたか?
これは現在軍師官兵衛で話題沸騰中の黒田家が敵軍に攻め込まれた時のことを想定して設計されたそうで、
お墓を鉄砲の弾除けにしたとのこと。さすが軍師ですね。
オープンスペース妄想ツアーもいよいよ終盤、住吉通りから渡辺通りへ、
最後に大丸前を通って無事終了です。
ツアー後は改めて知った天神・博多のまちをみんなで語らいました。
学長も一緒になって語らいます。
寒いながらもとてもまったりとした空間でした。
最後に、戦後の天神地区では岩田屋と新天町が「天神を都会にしよう!」と声かけをして
「都心会」というものを作ったそうです。
さらに65年前には天神地区共同バーゲンをスタート。
全国的に見てもかなり早い展開だそうで、
このことからも天神という場所がいかに「みんなでつくる」という想いで歴史を歩んできたかが実感できますね。
あなたも天神・博多のまちのこと、もっと、もっと知ってみませんか?
(ボランティアスタッフ 糸濱 正晶)
本授業は福岡テンジン大学と『We Love 天神協議会』とのコラボレーションによる授業です。
【特別学科】 天神朝キャンパス
この授業は、天神を安心・安全・快適な街にしようと活動する「We Love 天神協議会」と一緒に進める特別授業です。天神の新たな朝の魅力を発掘するために始まりました。開催日は、毎月第3水曜日。出勤途中の方も、お休みの方も、天神の朝を楽しみませんか?
【今回の授業コーディネート&先生】
岩永真一 福岡テンジン大学学長
2009年に独立したのをキッカケに福岡市共働事業提案制度に「福岡テンジン大学」を提案、2010年9月に福岡テンジン大学として開校し学長も務める。学長としての顔以外にも、集客・販売促進の広告プロデュース、九州大学非常勤講師や小中学校での講師、男女共同参画やまちづくり・地域づくりでの講師、ファシリテーターなどを行っている。2012年から福岡市総合計画審議会委員、2013年4月より北九州市立大学の特任教員も務める。 |
【今回の教室】 : 福岡オープントップバス
福岡市内の観光スポットを巡る2階建てバスとして2012年3月24日より運用が始まった「バスじゃないバス」。福岡市内を巡るアトラクションとして楽しめる。日中は都市高速や福岡ヤフオク!ドームを巡る「シーサイドももちコース」と、黒田官兵衛ゆかりの福岡城址や櫛田神社を巡る「博多街なかコース」、夕方以降に運行の灯りが点り始める天神・博多のを巡る「福岡きらめきAコース」と、夜の都市高速・福岡タワーを巡る「福岡きらめきBコース」の計4コースを赤と青の2台で毎日運行。 |
※集合場所は福岡市役所正面玄関(中央公園:アクロス側)です
※雨天・雪天の場合は、会場を市役所1Fに移って行います。
※ベンチコートの貸し出しがありますが、寒い可能性は否めません。