レポート日記
一覧に戻るショップでは買えない、あなただけの可愛いチャームをつくろう!

開催日:2015年02月28日
通常授業
みなさんは、買い物に行ってもなかなかお気に入りのものが見つからない、という経験はありませんか?
そこで今回は、ショップにないなら自分でつくろう!ということで、ファブラボ大宰府にて自分だけのチャームをつくる授業です。
今回の教室である「ファブラボ」とは世界中にネットワークが広がるデジタル工作の工房のようなもので、最近話題の3Dプリンタなどを使って、自由にものづくりができる場所です。ちなみに、ファブラボ大宰府はみなさんもおなじみのあの、ホームセンターグッデイが運営しています。
デジタル機械や工房というと、女性にはとっつきにくいイメージがありますが、ファブラボ大宰府は女性の方が運営しているので、おしゃれなカフェのような雰囲気。ラボの中には、手づくりのものがたくさん置いてあり、見ているだけでもワクワクしました。
そして、今回の先生は中澤未来さん。
大学在学中にデジタル工作機械を使ってのものづくりをする、「デジタルファブリケーション」を学び、ファブラボ鎌倉にインターン生として携わったことをきっかけに、卒業後、ファブラボ太宰府のファブマスターとなり、現在は一般市民へのパーソナルファブリケーション普及を目指して活動されています。
中澤さんがファブラボについてのお話をしてくれた後に、2つのグループにわかれてアイスブレイク。
そして、いよいよチャームづくりスタート。
まず、中澤さんとスタッフの方に、イラストレーターというソフトを使ってのデータづくりを教わります。
このデータを先につくっておけば、チャームとステッカーの両方をつくることができるそうです。
つくり方を教わった後は2人1組になってデータを作成していきます。
普段イラストレーターを使い慣れていない方は、苦戦していましたが、先生やスタッフの方がちゃんとサポートしてくれました。できあがったデータをレーザーカッターに取り込んで15分ほどで、1つのチャームができあがりました。
データ上でつくったものが、すぐにリアルなものになる様子を見て、技術の進歩ってすごいなぁと改めて感じました。
次はカッティングマシーンの出番です。
好きなステッカーを選んで、カッティングマシーンに入れると、データ通りのステッカーができあがります。
昔は、カッターでちまちま切っていたことを思うと、ほんとに便利!
今回参加してくれたみなさんは、普段、あまりものづくりはしないとのことでしたが、完成度の高い作品ができあがりました。
ここで、ラボの中にあった「ラボでの心得七ヶ条」から気になった言葉をご紹介します。
◆やってもらうより、やってみる!
◆考えてつくるんじゃなく、考えながらつくる。
自分のまわりを見渡すと、衣食住の多くのものを誰かに頼って、自分の生活が成り立っていることに気付かされます。
これからは、少しずつ自分で生み出すことを始めていこうと思う授業となりました。
(ボランティアスタッフ 瀬﨑 麻美)
【今回の授業のコーディネーター】
下野弘樹 まちとひとの未来の発明家/Future Studio 大名+代表
東京でNPO支援のベンチャー企業を経て2011年より福岡でフリーランスとして独立。「まちとひとの未来の発明」をテーマに、ある時はプランニング・ディレクターとして、ワークショップのファシリテーターとして、教育系社団法人の理事として、など複数の肩書きで活動。 天神のオフィスビルにて多分野の若い世代が集まるクリエイティブな活動拠点「Future Studio 大名+」を運営しながら、多彩な引き出しとつながりを活かして企業やまちの課題に対して新しい視点から創造的なアイデアを発想して、小さく生んで大きく育てていく。 |
【今回の先生】 中澤 未来
ファブラボ太宰府 ファブマスター/嘉穂無線株式会社 経営企画室
2014年慶應義塾大学 環境情報学部卒。大学在学時に田中浩也氏に出会い、同研究室にてデジタルファブリケーションを中心に「ほぼあらゆるものをつくる」手法を学ぶ。2012年にはファブラボ鎌倉の運営にインターン生として携わる。卒業後、ファブラボ太宰府のファブマスターとなり、一般市民へのパーソナルファブリケーション普及を目指して日々活動中。 |
【今回の教室】 ファブラボ太宰府
ファブラボ太宰府は、3Dプリンタやレーザーカッターなどデジタル工作機械を備えた工房「ファブラボ」のひとつで、ホームセンターグッデイが運営する。「自分がほんとうに欲しいものをつくる場所」として、日々老若男女さまざまな人がものづくりを行っている。 住所 : 福岡県太宰府市都府楼南2-19-30 株式会社イーケイジャパン内
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