レポート日記
一覧に戻るre-Print our city! ~ あなたは何スル?

開催日:2015年02月28日
通常授業
今回の授業は、シルクスクリーン。
ここ今泉のクリエイティブセンターで、一体どんな授業が待ち構えているのでしょう。
先生は、日髙印刷の日髙太一さん。
授業コーディネータは、山路祐一郎さん。
街を独自の視点で楽しむ、このお二人です。
既になんだか楽しそうな二人。
息もぴったりです。
まずは皆さんでアイスブレイク。
印刷用に何を持ってきたのかを共有します。
バッグやTシャツ、エプロンなど。
それぞれが出来上がりを想像して、プリントしたいものを持って来ていました。
言葉はよく聞くシルクスクリーン。
それはどういったものなのでしょうか。
シルクスクリーン(シルク印刷)は
孔版(こうはん)と呼ばれ、版をつくって印刷します。
インクが多く盛れるのが特徴なのだとか。
水と空気以外全てのものに印刷ができると言われるほど多様性がある技法のようです。
そんなシルクスクリーンを様々なところで披露してきた日髙先生。
どんたくのコスプレパーティ、PARCO新館のオープニングイベント、福岡アジアコレクション(FACo)など、福岡を基点として広く活動をおこなってきました。
今や仕事として多くのイベントに関わる彼の活動も、はじめは趣味でおこなっていたそうです。
趣味の先に仕事がある。
すごく格好いいと感じました。
さて、シルクスクリーンは説明ばかり聞いていても仕方ありません。
実際にやってみないとわからない。
さっそくワークショップに移行です。
まずは版選び。
想い想いに版を手にとります。
どれも素敵な版で皆さんなかなか決まりません(笑)
続いて色選び。
今回は白、黒、オレンジ、空色、蛍光の赤、蛍光の緑。
この6色からの自分の好きな色を選んで刷っていきます。
さて、皆さんはどの色がいいでしょうか。
いよいよ実際に刷る作業。
先生に教わったとおりにスキージ(へら)を両手で持ち、斜め65°くらいにキープ。
インクが落ちるイメージを持ちながら、力を均一に込めて引いていきます。
思った以上の出来映えに、皆さんの歓声が聞こえてきます。
そのままドライヤーで乾かしましょう。
どうです?
素敵な出来映えでしょう?
どこかで購入した既製品がいっきに自分だけのオリジナルの一品に変わりました。
「どこか遠くに感じていたシルクスクリーン。
こんなに簡単に出来るなんて」
参加者の声をいただきました。
日髙先生の個性と皆さんの個性が溶け合った一品が今回の授業のお土産。
これは、今ココだから作れたものです。
とコーディネータの山路さんは語ります。
この授業を通して、得たもの。
何かを楽しむということ。
街を楽しむということ。
そして、先生とコーディネータ、二人の想いを。
それぞれが作った一品を見る度に、ちょこっとだけでも思い出していただけたら幸いです。
(ボランティアスタッフ 吉開 崇人)
【今回の先生】 日髙 太一 有限会社 日髙印刷
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有限会社 日髙印刷 営業/シルク印刷/次男担当 1987年福岡生まれ、福岡育ち。服飾関係の学校を卒業後、さまざまな職種で幅広く知識を得て、現在は日髙印刷にて営業兼シルク印刷を担当。日常の風景をカメラで切り取り、シルクスクリーンにて作品へ落とし込む。その大量生産のシルク印刷と異なるアプローチは、九州内外で評判を呼びアパレルブランドとのコラボレーションなどで全国にて取り扱われる。また屋内外でライブでシルク印刷を行う、ワークショップパフォーマンスなどでも積極的に活動中。 |
【今回の教室】 クリエイティブセンター福岡 セミナールーム
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IT・クリエイティブ関連の教育・育成・制作支援を行なうクリエイティブセンター福岡が、クリエイター向けのセミナーや研修・勉強会などを行なうために運営するセミナールーム。 FacebookページにてIT・クリエイティブ関連のセミナー/勉強会情報や福岡のクリエイティブ関連情報を発信している。
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