レポート日記
一覧に戻る5つの席で語ることは…。
開催日:2015年05月23日
通常授業
小さなカフェ。
そこに集う人々。
今回の授業会場は、books&coffee goseki
席が5つだけの小さなカフェです。
こだわりの本が並べられ、こだわりの音楽が流れる、この会場。
そこに集まる参加者たち。
会場に入ってまず始まるのは、”会話の時間”。
現在を語り、過去を語り、未来を語ることを通して
この”goseki”という空間を体感してもらいます。
お隣どうしでの”自己紹介”
そして、最近あった”どうでもいい話”の共有。
そのあとは、想いが詰まった品々を拝見しつつ、
皆さんの過去の思い出を語っていただきます。
旅の絵日記
フォトブック
バックパック
……。
皆さんの人生の温かい部分が少しだけ顔を見せてくれます。
そして、夢の話。
それぞれの想いが隣のひとの心を揺らし、
会場に熱がこもります。
カフェをつくりたい。
旅に出たい。
笑顔とともに、想いの乗った言葉たち。
横並びの席で
繋がる話題。
なぜ、こんなにも初対面の人たちが、
気兼ねなく自分のことを自由に話すことができたのでしょうか。
それはここ”goseki”が、
自宅でも、職場でもない場所”サードプレイス”だからかもしれません。
人が集まり、自由に言葉を交わすことができる場所。
そんなカフェ”goseki”を作り上げた今回の先生、中川さんに、このカフェができるまでを教えてもらいました。
定年を迎えたら、ジャズ喫茶がやりたいと思っていた中川さん。
しかし、音楽を持ち歩く時代になってしまった現在。
そこでもうひとつ、自分が好きなものを取り入れたいと考えました。
そして、思いついたのが”本”。
本が好きなら、本をおけばいい。
こうして、books&coffee gosekiができあがりました。
このカフェ、なぜこんなに狭いかというと、
もともと、ここは駐車場スペース。
車一台分の5坪の空間だったからです。
そんな、gosekiの中川さんが大切にしていること。
それはお店のコンセプトを変えないこと。
お客さんが少なくなることもあるし、
苦しいときもある。
でも、ぶれない。
ぶれてしまうと以前から来てくれていたお客さんが離れていってしまうからだそうです。
言うことをコロコロ変えていると信用されない人間と同じですね。
そんな中川さんの話を聞いた参加者の皆さん。
最後に自分にとってのサードプレイスを語っていただきました。
(授業コーディネータ:吉開崇人
ボランティアスタッフ:古川裕美)
【今回の授業のコーディネーター】 吉開 崇人
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1986年、福岡県生まれ。のんびり屋。本と星が好き。3周年企画のテン大図書館!をきっかけに、コーディネータとして授業づくりも担当。参加者の”個性”や”好き”という気持ちを大切にした授業づくりを努める。テンジン大学では事務局、テン大books(本のサークル)に所属。 |
【今回の先生】 中川 映一 books&coffee goseki 店主
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1951年福岡市生まれ。福岡大学商学部卒。公務員として勤務。退職後の2012年10月に念願だった本とコーヒーを楽しめる場 books&coffee gosekiをオープンする。 |
【今回の教室】 books&coffee goseki
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席数5席の小さな店です。
美味しい珈琲を飲みながらゆっくり読書を楽しんでください。
住所 : 福岡市城南区別府3丁目4-17 B.FLATS 1F
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