フクオカテンジン大学

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レポート日記

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見て、歩いて、食べて、知り尽くす!~天神まちづくり授業の説明会~

開催日:2015年05月23日

天神まちづくり学科

※本授業は福岡テンジン大学と『We Love 天神協議会』とのコラボレーションによる授業です。

【特別学科】 天神まちづくり学科

この授業は、九州一の都心“天神のまちづくり”について、知り・学び・繋がり・体験し・実践するシリーズ授業です。まちづくりと言っても、ビルの開発や街並みの整備や交通戦略といった「ハード」の話ではなく、人と人の繋がりから生まれる様々なことをテーマとした「ソフト」のまちづくりです。あなたの持つ天神へのLoveを、まちづくりへのアクションにしてみませんか?

 

 

「天神のまちづくりに、興味がありますか?」

 

あなたにとって“天神”はどのような街に見えるでしょうか。

 

今回の授業では、天神の歴史からまちづくりについて考えていきたいと思います。

 

 

梅雨が間近にせまっている福岡。

今回の先生は梅雨を吹き飛ばすらいの元気で面白い、

テンジン大学でお馴染みの井上先生です。

 

授業が始まりました。

まずは、井上先生の福岡の歴史についてお話です。

 

 

 

 

みなさん、福岡という名前は誰が付けたかご存知ですか?

黒田官兵衛ですね。

では、天神という名前は誰が付けたのでしょうか?

 

では天神がショッピングの街になるのに大きく貢献した

新天町って、“誰”が“どんな思い”で作ったのでしょうか?

新天町の歴史について、街歩きをしながら学んでいきましょう

 

 

それでは、街歩きのスタートです。

 

それでは水鏡天満宮に向かいます。

天神の名前の由来がそこにありました。

 

 

 

 

天神の由来は、水鏡天満宮に祀られている天神様からきています。

それほど、影響力のあった神社だったことがわかります。

福岡のことを語るなら1度は訪れたい場所ですね。

 

 

次に、新天町です。福岡出身の人にはお馴染みの商店街です。

この新天町は、今では福岡一賑わっている商店街と言えるでしょう。

 

 

 

 

新天町は1946年にできました。

 

新天町を作ろうと声を上げたのが田中諭吉です。

その声を聞いた、その周辺の岩田屋などの商業施設が

協力して力を合わせて新天町ができました。

 

彼こそ、天神のまちづくりの第一人者と言ってよいでしょう。

 

ではなぜ、彼は新天町を作ろうと思ったのか?

 

当時の福岡は1945年の福岡大空襲により、焼け野原になっていました。

 

街には闇市が横行しており、これをなんとかしよう!もっと天神を盛り上げよう!

 

というアツイ想いから、活気のある商店街を作ろうと決意しました。

新天町とは戦後の天神の復興の想いからできた、商店街だったのですね。

 

 

 

 

他にも、

福岡と博多を繋いだ中島橋、今も残る福岡城あとの石垣

も見てまわりました。

 

 

まちあるきが終わり、チームごとにランチタイムをすませ、午後の部が始まりました。

 

“井上先生のお話”と“街歩き”で天神のまちづくりのルーツを知ることができました。

 

 

では、天神のこれからのまちづくりを考えていきたいと思います。

 

まず、授業コーディネーター岩永さんのお話です。

 

 

 

 

今、福岡では様々な人たちがまちづくりに参加しています。

 

今日のこの授業に参加していただいたみなさんにも、

まちづくりに参加することができます。

 

では、今からみなさんで、未来の天神を想像してみましょう。

 

5年後の天神が次のような街になりました。

「いつ来ても楽しい」「行けば誰かに会う」「私の街って感じ」

さて、どんな街になったのでしょうか?

 

さあ、午前の授業で学んだこと、感じたことを生かす時間です。

 

 

 

 

今日学んだ知識に、自分とまわりの人との考え方や価値観をまぜて話し合うと

たくさんのアイデアが出てくるようです。

 

ワクワクや驚きに満ちた時間が流れていました。

いろいろな自由な発想で天神の将来について考えている様子が見て取れました。

 

アイデアを書き残した模造紙も、こんなにアイデアでいっぱいになりました。

 

 

 

 

今日の授業を通して、これからの天神について考えることができました。

 

「こんな天神になっていてほしいな」

 

そんな風に考え、まちづくりの最初の一歩を踏み出すことができたように感じられた

学び多い楽しい授業でした。

 

 

 

 

(ボランティアスタッフ 大井 憲太郎)

 


 

 

【今回の授業のコーディネーター】

岩永真一 福岡テンジン大学学長

 

2009年に独立したのをキッカケに福岡市共働事業提案制度に「福岡テンジン大学」を提案、2010年9月に福岡テンジン大学として開校し学長も務める。学長としての顔以外にも、集客・販売促進の広告プロデュース、九州大学非常勤講師や小中学校での講師、男女共同参画やまちづくり・地域づくりでの講師、ファシリテーターなどを行っている。2012年から福岡市総合計画審議会委員、2013年4月より北九州市立大学の特任教員も務める。

 

 

 

 


 

 

【今回の先生】

井上 光枝 福岡歴史探訪ガイド 町歩き実行委員会 会長

 

1944年、福岡市生まれ。大学卒業後に福岡市の中学校教諭となり、現役時代は校長先生まで務め引退。その後は、大学で教師の卵たちに「教師学」を教える非常勤講師として働きつつ、福岡県の地域活動に関する事業にて歴史の講座を受講、その後「福岡歴史探訪ガイド」として、福岡の歴史を案内する活動を始める。天神のパワースポット巡りなど、高齢者だけでなく、若者にも人気のまち歩きのガイド人を務める。

 

 

 


 

 

 

【今回の教室】 赤煉瓦文化館

 

明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物。福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供している。国の重要文化財。

住所 : 福岡市中央区天神1-15-30

 

※駐車場・駐輪場がありません。公共交通機関を利用するか、近くのパーキング・駐輪場をご利用ください。