レポート日記
一覧に戻るオトナの自然教室~懐かしいあの経験をもう一度~
開催日:2015年07月25日
通常授業
小学生の頃、みんなで山にキャンプに行って、火をおこしたり、お米をたいたり、カレーを作ったり、
そんな協同作業を1泊2日でやりませんでしたか?
今回は「オトナの自然教室」と題して、
その頃の協同作業を大人になって自然の中でやってみよう。という授業を行いました。
まずは博多駅近くのヨドバシカメラ前に集合!
12:00の受付前に来ている方もいたり、受付終了する前にみんなが集合していて、
この授業に対するみんなの期待を感じました!
受付でみんなに旅のしおりを配り、今回の自然教室の趣旨を簡単に説明。
今回の授業の目的はずばり「共生」。
共に生きるということを改めて感じてもらいたい、
そのためには他者の事をちゃんと見つめてみよう。
ということで、参加しているみんなのことを知ってもらうためにみんなのことを書き込めるページを用意。
小一時間ほど2台の車で移動している間にみんなに自己紹介をしてもらいました。
色々話していたらあっという間に今回の私、谷口の実家である、教室に到着。
まずは喉を潤しながら、車内で行った自己紹介の延長で、他己紹介を行いました。
これからの協同作業のなかで、授業終了までに他者のいいところをどれだけ見つけられるか、
オトナの自然教室のはじまりはじまりー。
みなさんのことを大まかに知ったところで、早速夕飯の準備です。
まずは買い出し班と火起こし班、あとは事前に準備していたカレー用の野菜を切る班とに別れて作業開始です。
我々、テンジン大学は班分けなどはあまり口出しせずに各々の判断に任せて進行していきました。
みなさん、やはり大人なのかそれぞれの役割を自然と把握して各々の役割に付きました。
下準備もそれぞれ完了して、料理スタート。
今回はBBQをベースに飯ごう炊飯、ダッチオーブンでカレーやアヒージョを作りました。
さらにダンボールと網を使って燻製器をつくりたまごやチーズの燻製づくりも。
大人の知恵が集まると様々なことが出来ることを実感しました!
この日はとても暑かったのですが、川沿いで山から抜ける風もあったので気持ちよくBBQが行えました。
みなさんの手際が良く、スムーズに夕飯を食べることが出来ました。
夜からは場所を室内に移して、みんなで持参、買ってきたお酒を呑みながらまったりと。
翌日の宗像散策コースの紹介や宗像の歴史に関して話したり、
川沿いのデッキから星空を楽しんだり、各々話で盛り上がったり。
翌日2日目は7:00に起床。
朝食の準備班とは別に、まだ寝ている身体を起こす意味も込めて谷口家の山へ散歩に。
田植えした棚田を眺めながら、マイナスイオンをたっぷり感じてもらいました。
朝食は1日目に川で冷やしていたスイカ!…とご飯とお味噌汁。
あとは昨日の残りのカレーなどが少々。
みんなでテーブルを囲んで食べるご飯というのは、最近ではなかなか珍しいですよね。
映画サマーウォーズでもこんなシーンありましたね。
ご飯を注いであげたり、お塩を端から端に手渡ししてあげたり、
そんなちょっとした事が気遣いに繋がったりするんじゃないかなぁ、と。
朝食の景色を眺めながらそんなことを思ったりしました。
朝食を食べたら…お昼までまったり。おばあちゃんちに来たようなユルさ。笑
お昼は部屋の片付け、掃除を行い、そうめんを食べました。
ユルいんですが、作業はみんなてきぱきと自ら役割をもって行動していることに驚きました。
その行動も人それぞれ性格がでてるなぁ、という印象でした。
こういった協同作業をすることが人となりを見る良いきっかけになりますね。
社員研修などは、こういった自分たちが行動を起こさないと何も始まらないような状況下におくと良いのでは?
と思ったりしました。
自然教室というのは奥が深い授業ですね。
そして午後からは宗像に訪れたので宗像散策へ。
車2台でまずは宗像ユリックスという市の公共施設へ。
ここには九州に1台、全国にも数台しかないと言われている美しい星空を再現する
ドイツ・カールツアイス社製のプラネタリウムがあるということで、体験しに行きました。
ここは前回の授業「星と光を体感しよう!in宗像(授業レポート)」でも行った場所です。
続いて宗像といえば、必ず出てくる「宗像大社」へ。
宗像大社は交通安全の神様として福岡を中心とする多くの人たちに知られている神社です。
つい先日、宗像大社のひとつである沖津宮のある沖ノ島が2017年世界遺産国内候補に推薦されました。
それだけ文化遺産として価値ある場所ということですね。
宗像大社は3つの社の総称で、天照大御神の直径の三女神を祀っています。
特に古代から大陸との貿易などが盛んだった地区でもあり、海の交通安全の神として信仰されていました。
それが転じて海だけでなく広く交通安全の神様として多くの人から信仰されるようになりました。
宗像大社を後にして、最後に向かったのが「道の駅むなかた」。
ここはすぐそばにある鐘崎漁港から朝捕れた新鮮な魚介類が買えることで人気となり、
道の駅九州地区で4年連続売上と集客が1番になっている場所です。
ここで売られているお魚は午前中にはほとんど売り切れてしまう、
ということで有名で僕らは昼過ぎに行った時にはほとんどお魚はなくなっていました…。
気を取り直して、ローカルの定番ソフトクリームを食べてみんなで大満足しました!
帰りの車ではこの2日間の話などで盛り上がり、
2日間の長丁場でしたが、帰る直前まですごく盛り上がった授業になりました。
僕個人としてもこういった泊まりがけの授業はうちの実家を利用してまたやりたいなーと思いました。
(授業スタッフ兼先生:谷口 竜平)
【今回の授業のコーディネーター】 執行 沙恵
1986年福岡生まれの福岡育ち、根っからの博多っ子で福岡が大好き。臨床検査技師として働いていたが医療業界以外の世界に広く興味を持もち、縁あって外資系金融機関に転職。精神的・肉体的・経済的な健康を目指し、ライフプランナーとしてどう人の役に立てるか、日々模索している。クロスバイク、ボルタリング、水泳、カラオケ、バリトンサックス、カフェ巡り、猫が好き。 |
【今回の先生】 谷口 竜平 福岡テンジン大学授業企画統括
1980年福岡県宗像市出身。広告業界で企画・デザインに携わる。現在はブランディングディレクター/デザイナーとして企業などのコンセプトメイキング、ブランディング、VI計画、ロゴ制作、広告企画など多岐にわたって活動。その他に、2013年1月より北九州市立大学の契約職員として、文部科学省GP事業のブランディングおよび学生の教育にも携わる。
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【今回の教室】 宗像市
宗像市は天神から車で1時間程の場所。福岡市、北九州市の両政令指定都市の中間に位置し、玄界灘やさつき松原といった豊かな自然にも恵まれ、交通安全で知られる宗像大社、空海作と伝わる不動明王立像が安置されている鎮国寺をはじめとする文化、歴史の薫るまちです。古来より神が宿る神の島と呼ばれる「沖ノ島」は一般人の上陸は許されない神聖な場所とされています。近年では「道の駅むなかた」が地元漁師が玄界灘でとった鮮魚が人気で九州での道の駅売上1位になるなど、食の人気も高い。 |