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レポート日記

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明日誰かに話したくなる歴史学~江戸時代編~

開催日:2015年09月26日

通常授業

学校で習う歴史って、暗記のイメージが強いですよね…

似たような武将の名前がたくさん出てきて、誰が誰だったっけ?みたいな。

 

 

歴史は決して、煩わしい暗記ばかりの学問じゃない!

そんな思いで語ってくれたのは、今回の先生、TAO代表の林田暢明さんです。

 

 

 

 

この授業の対象は、「歴史に興味を持ってみたい方」。

日ごろバリバリ歴史を勉強されてるんだろうな、と思わせる方から、

これまで全く歴史に興味がなかったので、だからこそ知りたくて参加した、という方まで、

皆さんの背景はさまざま。

そんな人々が集まった中で、先生の問いかけが始まっていきます。

 

「歴史上人気の高い志士が多く活躍した幕末から明治維新。

その時代を理解するためには、まずどこから学び始めないといけないと思いますか?」

 

 

 

 

 

 

 

答えは、「関ケ原」なんです!

実際に有利な位置に布陣しながら、いざ戦いが始まると、ことごとく瓦解していった西軍(豊臣方)。

そんな中、わざわざ関ケ原まで馳せ参じながら、何もできなかった軍勢が三つできます。

それが、島津氏と毛利氏と長宗我部氏。

 

三氏は国に帰り、関ケ原の屈辱を胸に、それぞれ着々と国力を鍛えはじめます。

一方、江戸を本拠に、全国支配の仕組みをしたたかに固めていく徳川氏。江戸時代の構図は、このように出来上がったのです。

 

 

 

 

 

 

他にも、将軍の隠し子問題とか明暦の大火とか、

話の中には様々なドラマが出てきて、そのたびに教室の中には新鮮な頷きが現れました。

最後は、先生に対する感想&質問タイム。

もっと知りたい!という皆さんの思いと、もっと話したい!

という先生の思いが重なり、とても熱い時間になりました。

 

 

 

 

 

 

歴史は人間のストーリー(=history)である。

だからこそ、いろんなものがいろんなところでつながっている。

学校の歴史では見えなかったそのストーリーに、なるほど!が連続する、

そんなわくわく感あふれる授業でした!

 

 

 

(ボランティアスタッフ 皿木 泰史)

 

 


 

 

【今回の授業のコーディネーター】 糸濱 正晶 現役大学生

 

  1991年福岡県生まれ。落ち着いて見られることからよく年齢を間違えられるのが難点。趣味はギターと落語。大学の地域活性の課外授業がきっかけでテンジン大学に出会い、2014年9月よりボランティアスタッフとして携わっている。将来の夢は賑わいの場となれるパン屋さんを開くことだ。

 

 

 


 

 

【今回の先生】 林田 暢明 TAO代表

 

  大学卒業後、日本銀行、政策シンクタンクを経て、福岡市内にコミュニティの核となるカフェ「TAO」をオープン。ここを軸として、様々な地域活性化の企画を展開。2013年より総務省 地域資源・事業化支援アドバイザーに就任し、各自治体のアドバイザーも務めている。共同通信社 47News「地方創生の現場から」コラムニスト。

 

 

 


 

 

【今回の教室】 TAO CAFÉ

 

 

清川サンロード商店街の入り口すぐの階段を上がった先にひっそりと佇むコミュニティバー。夜な夜な誰かと誰かが繋がり面白いことが次々と起こる不思議な場所である。バー営業のほか、学び舎としての役割も担っており『論学舎』毎月2回の論語輪読会や林田暢明氏による江戸の歴史学講座『学校では教えない歴史学』などがある。またお客様感謝デーとして毎月20日には『FBイイね!でドリンク代半額』イベントも行っている。

住所 : 福岡県福岡市中央区清川1丁目8−8カツヤビル 3F