レポート日記
一覧に戻るまなぶ・つながる・つたえる。テン大マルシェをつくろう!

開催日:2016年04月23日
通常授業
「めっちゃお花畑みたい。キレイ!」
「いいですね、ライブな感じ!」
「この発想はなかった~」
料理の盛り付けとテーブルセッティングが終わると、
次々に歓声があふれました。
本日の授業のテーマは“テン大マルシェをつくろう!”
料理やハーブが大好きで、宗像市に「Happy Herbs」というお店を開いた、
渡部明子さんが先生です。
いつものテン大の授業の流れだと、
自己紹介をして、先生のお話を聞いて、実践する・体験する
というパターンが多いのですが、
この日はコーディネーターの下野さんのひらめきにより、
自己紹介の後、さっそく参加者全員での料理の盛り付けが始まりました!
細かくメニュー立てはせず、
当日の会場の雰囲気で決めるという明子さん。
お店から持ってこられたたくさんの食材や、
お手製のソース、いろんなハーブを使いました。
明子さんが一つ盛り付けて「これと同じように作りたいんですよね」
と言うと、「作ります!」と積極的に手を挙げる生徒さん。
パセリやミントをちぎったり、花をテーブルに散らしたり、
盛り付けたお皿を並べたり、皆さん自分で仕事を見つけて
どんどん進めていました。
出来上がると、撮影タイム♪
「花を散らすのは初めて!」
「わくわくするごはん。食べるのがもったいない」
「グリーンをたくさん使っていて、外みたいな雰囲気。外で食べたい」
「盛り付けって楽しいんだ!」
とさまざまな感想が聞かれ、笑顔とワクワクが絶えません。
ちなみに本日のメニューは、
・ピーナツ入りさつま揚げ
・にんじんしりしり
・チキンのソース和え
・あさりのココナッツスープ風 しそのせ
・パンケーキ かぼちゃペーストのせ
など。
ハーブをたっぷり使うのがポイントだそうです。
次は試食タイム。
盛り付けにもちょっとしたコツがあり、盛り付けの正面を決める、
隣り合わせの色合いを考えるなど、全体のバランスを考えると
ぐっと良くなることを教わりました。
スタッフもいただきましたが、
ハーブが効いているのにとても優しい味でびっくりしました。
『本気で作った料理には、その人の魂のかけらが入っている』
と本で読んだことを思い出し、納得。
個人的にクミンが好きなので、たっぷり使われていて美味しかったです。
明子さんに料理のこと、マルシェの話を聞きました。
4年前、宗像でいちごジャムを作ってイベントで売っていましたが、
あまり売れず、ジャムの品質向上を図ったり、ラベルを工夫したり、
いろんなスーパーを回って置いてもらったり、いろいろと試行錯誤。
そのうちにマルシェでジャム+料理を作って売ると、「美味しいね」
と言ってもらえて、それをきっかけに食の道へ。
明子さんが大切にしていることは、
・面白そうなことには乗っかる♪
・人と人との付き合いを大事に。
・新しいところにも顔を出す。
ということ。
1年でたくさんの所に呼ばれて料理を振る舞うようになり、
「やったことないことをやってみよう」
と思うようになったといいます。
とにかく明るくて、自分の芯がしっかりされている印象でした。
今回の授業のきっかけは、
テン大スタッフの光瀬さんが明子さんの料理の大ファンだったことでした。
明子さんが出店するイベントに毎回行っていて、
料理やイベントの様子をSNSなどで宣伝もしているそうです。
最後にグループに分かれて、
「マルシェに出店するとしたらどんなものを売りたいか?」
を話し合いました。
例えば、
“ハサミヤ”→ホットサンド屋。
挟むメインのものを周りのお店で買ってくる。
“かぼちゃマルシェ”
→かぼちゃのジュース、スムージー、ケーキなどを売る。
などユニークな意見がいろいろ出て、話が弾んでいました。
マルシェと食は切り離せないもの。
おいしい料理もいただいて、
テン大マルシェの実現へ向けた大きな一歩となった授業でした。
(ボランティアスタッフ 古川裕美)
【今回の授業のコーディネーター】

下野 弘樹
<WEBサイト>
【今回の先生】

渡部 明子
ひょんなことから料理を作り出し、野菜を中心にからだ喜ぶ美味しいごはんを愛情こめて作る。食材に触れること、何かを創り出すことは無限の可能性を生み出すと考え、美味しいごはんからみんなにLOVEが届きますようにというメッセージとともにHappy Herbsという活動を始め、2015年11月に宗像に店舗をオープンする。
<WEBサイト>