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ウォーキング愛好者に贈る、整体師からの新常識「軸が整うウォーキング」

開催日:2016年05月28日

通常授業

この日は、小雨が降る少し肌寒い朝の大濠公園。
ウォーキングの愛好者? 18名が集まりました!

さて、あなたのウォーキング、どこまでも遠くまで歩けますか?

長く歩くと、疲れてしまいますが、

昔の人は、大陸を横断するほど歩いていたそうです~すごい!!!

ヒト本来の歩き方をマスターすると、歩き続けても疲れず、

更に自然に身体の歪みも直してくれるという「軸が整うウォーキング」。

大濠公園内にある屋根付きの休憩所(宝亭)にて、スタートです。

最初は、アイスブレイクで、カラダも気持ちもウォーミングアップ。
お隣の方と、自己紹介と参加動機で盛り上がっています。

授業コーディネーターは、自身もヨガやカイロプラクティックのインストラクターであり、

人を健康に導くことを生き甲斐とする健康美人の 兼山孝子さん。

そんな孝子さんが、カラダの不調を整えてもらっているのが、本日の先生/三島先生。

「ほとんどの人が、歩く=運動だと思ってる。」

という先生の一言にハッとしたという孝子さん。

この大濠公園でも、健康のためにウォーキングをしている方が沢山いますが、

本来の歩き方を知らずに歩いているそうです。

歩くというのは本来、生活の一部で、ただの移動手段。

運動と意識することで必要以上に力んでしまい、ただの移動に余計な

エネルギーを消費してしまうという悪循環。
しかも、軸が整っていない人がほとんどで、
そのまま歩き続けると逆に身体を痛めてしまう悲しい結果に…。

正しいウオーキングを身につけてもらい、

疲れ知らずのウォーキングライフを楽しんでもらうために今回の授業を企画されたそうです。

本日の先生は、20年間で延べ13万人の「カラダ」の問題と向き合ってきた治療のエキスパート。

元気バランスラボ代表の三島かずとし先生。

先ずは、「ありのままウォーキング」の説明から…

あなたは、人間のカラダにもともと備わっている「前に進む仕組み」を知ってますか?

それは、前傾姿勢。

重力に引っ張られると、カラダは前に倒れ、足が自然と前に出る仕組みになっていますよね。

ちょうど、8歳までの幼児が歩いているのが

「前に進む仕組み」を利用した、「ありのままウォーキング」なんです。

ありのままウォーキングのポイント

①前傾姿勢/倒す角度でスピード調整
②ミゾオチ辺りを股だと思って歩く/歩幅が広がる
③足裏の体重移動はカカトから親指の付け根に抜けるように
④腕をしっかりと引いて、腕を振る/骨盤も動き腰回りの運動にもつながります。
⑤左右4度に揺れて歩く/自然と軸が整う

コツは、脱力して歩くこと。

歩くことは、ただの移動。運動とは違うそうです。

この仕組みを理解して身につけると・・・

・「姿勢」が整います
・「血流」が出てきます
・「代謝」が上がります
・「呼吸」が深くなります
・「脳の働き」が高まります
・「疲れにくいカラダ」になります
・「お通じ」が出やすくなります
・「睡眠が深く」なります

そして、「スタイル」も良くなります??

カラダに良いことばかりで、これは、習得必須ですね。

さて、歩くしくみをインプットしたら、体で体感をしてみましょう!!

(体感ワーク) 歩くしくみの理解

・骨盤がズレているかをチェックします。
二人ペアを組んで、背中から骨盤あたりを押してもらいます。
スムーズに、前に倒れる方は正常。
少し、鈍い方は、骨盤が少しズレています。

・腕の振りにも力を使わないのは、前傾姿勢!

前のめりの姿勢で、腕を引くだけで大きく振ることができます。振り子の原理です。
普通に立ったままの方が、力を入れているのだと分かります。
この振り子の反動で、前に進む求心力になって、力を入れずに歩けますよ~~。

・ミゾオチが、股だと思い歩きましょう!

歩く幅が広がります。歩幅は、広げるものではないそうです。

(体感ワーク) 脳の仕組みを理解

・カラダの軸をチェックします。
二人ペアを組んで、先ずはそのまま立った相手を押してみます…強く踏ん張ってて動きません。
次に、ミゾオチに手を当て、手を当てた所がカラダの中心と思い立っている相手を押してみます
…先ほどより少し弱い感じですが踏ん張っています。

次に、おデコに、手を当てた所が中心と思い立っている相手を押してみると

…さらに弱い感じで少しぐらつきました。
最後に、お腹が中心と思う相手を押してみると
…最初と同じくらい強い感じで踏ん張っています。
ここは、軸が骨盤。
普段は、無意識に脳が骨盤に軸を持って、バランスを保っているという体感ワークでした。

ここまでで、一休み。休憩です。

雨も気にならないくらいになり、雨バージョンの内容を急遽、変更。

次の時間は、インプットをアウトプットする時間、ウォーキングの実践です。

スタート地点で、一人ずつ歩き方を指導してもらいボートハウスまで往復約1kmを歩きます。

普段の歩き方を変えてのウォーキング。

「これで良いのかなぁ~」
「折り返すと、歩き方が分からなくなりました。」
という声に応えて、ウォーキングおさらい会が決まりました!!

長くない距離だけど、カラダが温まりました。

普段は、このくらいの距離じゃあカラダが温まらないけど。。。代謝が上がった感じです。

普段の生活で偏った姿勢で歪んだ軸をリセットしてくれる、ウォーキング。

新たな習慣にするために、明日からの通勤をパンプスから運動靴に変えて意識しながら

日頃の移動を楽しみたいと思った日でした。

(ボランティアスタッフ 伊藤美紀)

【今回の授業のコーディネーター】

ウォーキング愛好者に贈る、整体師からの新常識「軸が整うウォーキング」

かねやま たかこ

福岡市博多区出身。ワーホリやスノーボードに明け暮れ福岡から離れた生活をする中で、福岡についてあまり語れないことに気づき、福岡をもっと知るために地元に戻ったのを機にテンジン大学へ入学、その後スタッフへ。ヨガやカイロプラクティックなど、人を健康に導くことを生き甲斐とする健康オタク。自然が好きで、地球に優しい生活とエコを楽しむ自由人。
 
<WEBサイト>

【今回の先生】

ウォーキング愛好者に贈る、整体師からの新常識「軸が整うウォーキング」

三島 かずとし

1978年熊本市出身、38才。元気バランスラボ代表・柔道整復師。高校卒業と同時に修行のため上京。現在まで、20年間でのべ13万人の「カラダ」の問題と向き合ってきた。国家資格取得後、「型にはめるだけの治療」や「壊れたものを直すような治療」に疑問を持つようになる。今から12年前、人間と重力を中心に考え、養生をすることで自然治癒力が最大限引き出せる治療法に出会う。その中で、自らも実践してウォーキングの極意を掴む。以降、ウォーキングのエキスパートとして真に健康なウォーキングを追求して現在に至る。「直す」から「治る」へ、医療の原点を見つめる治療家として活躍中。

 

<WEBサイト>

元気バランスラボ

 

【今回の教室】

ウォーキング愛好者に贈る、整体師からの新常識「軸が整うウォーキング」

大濠公園

慶長年間、黒田長政が福岡城を建築する際、博多湾の入江であったこの地を福岡城の外濠(大堀)として利用したのが、その名の由来となっている。昭和2年、ここで開かれた東亜勧業博覧会を機に造園工事を行ない、昭和4年に開園、現在に至る。福岡市のほぼ中央に位置し、総面積約39万8千平方メートルのうち、約22万6千平方メートルが池という、全国有数の水景公園である。池の周辺には約2kmの周遊道があり、昼夜を問わずジョギングや散策などを楽しむ憩いの場として親しまれている。

 

住所 : 福岡市中央区大濠公園1-3

 

■大濠公園WEBサイト

http://www.ohorikouen.jp/

 

■アクセスMAP