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レポート日記

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[天神まちづくり学科] ムーブメントの起こし方~ミズベ遊びの作戦会議~

開催日:2016年06月25日

天神まちづくり学科

※本授業は福岡テンジン大学と『We Love 天神協議会』とのコラボレーションによる授業です。

【特別学科】 天神まちづくり学科

この授業は、九州一の都心“天神のまちづくり”について、知り・学び・繋がり・体験し・実践するシリーズ授業です。まちづくりと言っても、ビルの開発や街並みの整備や交通戦略といった「ハード」の話ではなく、人と人の繋がりから生まれる様々なことをテーマとした「ソフト」のまちづくりです。あなたの持つ天神へのLoveを、まちづくりへのアクションにしてみませんか?

じめじめとした梅雨ですが、なんとか雨のあがった朝、授業がスタートしました。

 

 

みなさん、
今、『 ミズベ(水辺) 』 というキーワードが注目を集めていることを知っていましたか?

 

 

 

7月15日(金)にOPENする水上公園のその周りの 『 ミズベ 』 が本日の授業のテーマです。

 

 

 

 

今日の先生は、
「ミズベリング ファンクラブ フクオカ」 代表の花村武志さん

 

 

「ミズベリング ファンクラブ フクオカ」とは

水上公園を中心にミズベから福岡を盛り上げるため活動している団体で、

「ミズベリング」には、「輪・繋がり:Ring」「活動:ing」「改革:Reverution」

という意味が込められているそうです。

 

 

 

 

最初は、仕事としてミズベに関わっていた花村さん。

あまりにも楽し過ぎて、次第にプライベートでも関わるようになったそうです。

 

 

当初、花村さんはミズベに関してほとんど人脈がなかったそうです。

 

 

ですが、

日本シティサップ協会代表の奥谷さんの連絡先を調べ電話してみると、
たまたま来週福岡に来るということで実際にお会いすることができたり、

天神の水上バスの方と繋がることができ、

水上バスの方々と一緒に、水の上から福岡の優勝パレードをお祝いしたり、

なんてことも実現したそうです。

 

 

そうやって楽しみながら活動をしていくうちに、
ミズベに関わる人たちと、どんどん繫がりができていったそうです

 

 

 

花村さんが言うには、「 妄想を描いてみること 」が重要とのこと。

 

 

こんな場所でこんなことしてみたら面白いだろうな

って妄想を実際に絵にして視覚的に表現してみるということです。

 

花村さんの場合、ミズベに市民たちが集まって
たくさんの“サップ”が行き来している絵を描いてみたそうです

 

 

そしてなんと、イメージを実際に絵にした企画が実現することとなり、

7/17に水上公園の側を流れる那珂川で、

全日本SUP選手権大会九州予選を開催するということに繋がったそうです

 

 

1年前には、まったく関わっていなかったことでも

仕事の中のふとしたきっかけから多くのまちの人たち関わり、

まちにムーブメントを起こすことに関われるかもしれないのですね

 

 

 

 

そして次に、天神のミズベの活用に大きく関わった

FDC(福岡地域戦略推進協議会)の榎本さんにお話を聞かせて頂きました。

 

 

FDCとは、福岡の成長戦略を計画から推進まで一貫して行う団体で、

国際会議や大きなイベントの誘致など

福岡の成長を高めるために様々な取り組みを行っています。

 

 

FDCが作成した成長戦略の中でも、

「ミズベ」が非常に重要キーワードとなっているそうで、

「都市全体の成長戦略の一つとして、ミズベを市民の活動の場にして活用していきたい」

とおっしゃっていました。

 

 

お二人の話を聞き、私たちもミズベを活用して何か楽しいことができるのではないか

と、だんだんとそんな気分が高まってきました。

 

 

 

ここで、岩永さんからお題です。

「このテンジンのミズベに人々の目線や意識が向くような、取り組み・仕掛けを提案して下さい」

 

 

各テーブルごとに、チーム名とリーダーを決め、作戦会議スタートです。

 

 

 

 

アイデアのヒントを探しに、現地を見に行くチーム。

少しの時間も惜しいと、ひたすらアイデアを書きだすチーム。

 

 

生徒のみなさんの表情を見ていると、すごくワクワクした気持ちが伝わってきました

 

 

 

それでは、作戦会議終了。各チームごとに、成果発表です。

 

 

「水面に花火を映すプロジェクションマッピング」

 

「サップに乗って、水面の着物のファッションショー」

 

「ミズベでビアガーデン」

 

「テンジンのミズベ周辺に花を植えたり、

 

「芝を植えて裸足でリラックスできる場所を作る」

 

「サラリーマンがリフレッシュできる場所を作る」

 

 

実現したら、今まで以上に、

天神に行きたくなるようなアイデアがたくさん生まれました。

“まちづくり” と聞くと、なんだか自分とは遠いことのように感じがちですが、
花村さんの話やミズベの活用をきっかけに、
「自分のまわりにも“まちづくり”に繋がることがあるのかも」
そう考えることができたのでは、ないでしょうか。

 

 

その場所で過ごす私たちの手で

“まち”をもっと魅力的にしていけたら素敵ですね

 

 

(スタッフ 大井 憲太郎)

【今回の授業のコーディネーター】

[天神まちづくり学科] ムーブメントの起こし方~ミズベ遊びの作戦会議~

岩永 真一

1981年、福岡市出身。広告業界でプランナーを経験し2009年に独立。大学生のときから街のそうじをしているグリーンバードに参加していたのをキッカケに、天神のまちづくり団体:We Love 天神協議会へ参画。独立したのをキッカケに福岡テンジン大学を企画し、2010年9月に開校・学長を務める。現在は、週1会社員・週1大学の教員など、複数の職場・仕事・プロジェクトに関わるパラレルキャリア(複業家)の働き方。

岩永真一ブログ

 

【今回の先生】

[天神まちづくり学科] ムーブメントの起こし方~ミズベ遊びの作戦会議~

MIZBERING FUN CLUB FUKUOKA (ミズベリングファンクラブフクオカ)

ミズベリング(MIZBERING)とは、市民・企業・行政が一体となって河川や水辺の新しい活用・可能性を創造していくプロジェクト。2015年秋に福岡の水辺の文化をみんなでつくろう!と立ち上がった任意団体。2015年10月に大阪で「ミズベリング世界会議」が開催されたり、2016年3月には日本全国各地の水辺活用のミズベリストが集うサミットが開催されるなど、産学官民含めたミズベ活用の機運が高まっている。

 

<WEBサイト>

MIZBERING FUN CLUB FUKUOKA (ミズベリングファンクラブフクオカ)

【今回の教室】

[天神まちづくり学科] ムーブメントの起こし方~ミズベ遊びの作戦会議~

赤煉瓦文化館

明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物です。

福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供しています。 国の重要文化財。 

 

住所:福岡市中央区天神1-15-30

電話 : 092-722-4666

※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、福岡テンジン大学までお問合せください。

 

■赤煉瓦文化館概要・アクセスMAP

http://www.yokanavi.com/jp/landmark/index/179

(福岡・博多の観光案内サイト よかなびへ)

※駐輪場は、周辺の路上駐輪場をご利用ください。