レポート日記
一覧に戻るほしい未来は自分でつくる!~ソーシャルな活動でパラレルキャリアを目指そう~
開催日:2016年10月22日
通常授業
テン大初!? 約4時間の授業!! ワークショップは5つ!!
いったいどんな授業だったのでしょうか。
まず今回のコーディネーター、福岡テンジン大学の岩永学長が
中高生向けのキャリア授業(中高生夢チャレンジ大学)用に作ったという
動画を見ました。
《10年後、あなたは今と同じ働き方を続けていますか?
Yahoo!Japanは週休3日を導入予定。
ロート製薬はなぜ副業解禁をしたのか?
私たちは今、働き方が変わる時代にいる。
YouTube、Facebook、instagramなど10年前にはまだなかったものが、
今では世界の多くの情報と仕事を生み出している。
私たちは変化の激しい時代にいる。
今後10~20年程度で、日本の総雇用者の約49%の仕事が、AIやロボット
により自動化されるリスクが高い。
これってどういうことだろう?》(一部抜粋)
見終わって、自分の今の仕事は10年後どうなっているのか
思わず考えてしまいました。
授業のキーワードであるパラレルキャリアとは、
「本業以外に副業的仕事を持ったり、非営利活動に参加する生き方」のこと。
自身もパラレルキャリアな働き方をしている岩永学長の、今回の授業のゴールは、“ほしい未来をつくれるように、一歩ふみだす自分になってみる!”
思考の言語化と、自分の価値観の深掘りを目指して、
なぜこの授業に参加しようと思ったのかワークシートに記入し、
グループで共有&自己紹介をしました。
「変化の速い社会で、現在の働き方について疑問を持った。」
「フリーランスで働いているが、本業一本に限界を感じた。」
「今の自分に物足りなさ、危機感を感じ、パラレルキャリアの視点や
働き方にヒントを得たい」という声があり、皆さんの悩みや迷いがある様子
が伝わってきました。
ここで、今回の先生である谷口竜平さんの登場です。
本業はフリーで広告デザイン(企画・ディレクション・デザイン)を
されていますが、テン大スタッフとして授業企画統括を長く務め、
現在は授業コーディネーターの育成、マネジメントもされています。
そう、谷口さんもパラレルキャリアな方なんです!
なぜ仕事をしながらテン大に関わるようになったのか?
フリーになる前に勤めていた会社で岩永学長と一緒に働いていて、
「デザイナーはいっぱいいるけど、人と違う切り口がないとまずい」
と感じていた谷口さんは、「テン大を作る」という学長の誘いで授業企画に
関わるようになりました。
最近では、清川のF GARAGEのプロデュース、地元の宗像市で
「ツリーハウスプロジェクト」「むなかたシェアハウス」を展開するなど、
場の創出や、大家としての顔も加わっています。
ここで岩永学長から「谷口さんが、もしそれぞれのジャンルで1位の存在だと
すると、100×100×100=1,000,000人に1人の逸材といえる」と話があり、
自分にしかできない仕事って何だろう?と考えてみました。
谷口さんは最初からパラレルキャリアだったわけではなく、したいこと、
できることをやっているうちに働き方が広がっていき、今では宗像市や
他の市町村からも、街を見つめ直す・盛り上げる仕事の相談が来るそうです。
次は、自分はどんな価値観を持っているかを考えていくワークシート
を記入していき、グループで共有しました。
少しずつですが、「自分が大切にしている価値観」「譲れない軸」が
見えてきたようです。
最後に「自分事業計画」を作ってみました。
参加した生徒さんからは、
・人の数だけアイデアに個性がある。
・自分の中に引き出しをたくさん作り、掛け合わせて「自分ならでは」
を作る。
・思いつきは事業計画にする!
・異業種交流を増やす。
などの意見が出て、自分とじっくり向き合う授業になったようです。
(ボランティアスタッフ 古川 裕美)
【今回の授業のコーディネーター】
【今回の先生】
谷口 竜平
1980年生まれ。福岡県宗像市出身。事業企画・都市デザイン・建築設計・広告企画制作・販促プロモーションを行うクリエイティブオフィスなどを経て2014年2月、個人事業主として開業。企業・団体、商品・サービスなどのミッション、ビジョンの整理・制作、事業の立ち上げ、ブランドづくり、コンセプトメイキング、事業戦略のサポート、企画・制作などのクライアントワークから自主事業などをプロデューサー・ディレクター・デザイナーとして行う。
現在、地元宗像の祖父母から受け継いだ家と土地の有効活用事業として、約10,000坪の里山もシェアする”むなかたシェアハウス”。自然に囲まれたワーキングスペース”むなかたシェアラボ”。ツリーハウスのある里山を親子で遊びと学びのある場にするプロジェクトを模索中。
■Web サイト
【今回の教室】
赤煉瓦文化館 2F
明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物です。
福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供しています。 国の重要文化財。
住所:福岡市中央区天神1-15-30
電話 : 092-722-4666
※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、福岡テンジン大学までお問合せください。
■WEBサイト
※駐輪場は、周辺の路上駐輪場をご利用ください。