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レポート日記

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Think Fukuoka Vol.2 ~25年後の福岡を考える~

開催日:2011年08月27日

通常授業

【今回の先生】 まちのみなさん

 

【今回の教室】 赤煉瓦文化館

 

 

25年後の姿。

街の事、もしかしたら自分自身の事でも、あまり考えた事は少ないのではないでしょうか。そんな、なかなか向き合い辛い、だけどとても大切な事をみんなの力を合わせて掘り起こして来ました。

 

 

 

 

僕もこの授業に参加しましたので、体験と感想を交えてレポートさせて頂きます。

 

 

先ずは、いくつかの机に分かれて、現在の福岡についての意見を棚卸して行きます。ここで既に、住み易さ、若い女性の多さ、アジアの玄関口、などのお馴染みのワードも出て来ました。

 

 

 

 

 

そして、一通り挙げた後はそれぞれが他の机に移動します。

他の人と話す事で新しく見えてくる話題があったり、

他の机ではこんな話題が上がっていたんだ、という発見があったり、

何度かこの移動を続けて行くうちに、ワードのバリエーションがドンドン増えて行きます。

ある程度出尽くしているのに、後に他の人の意見でまた刺激を貰うと、

まだまだ意見が掘り起こされるから不思議です。

 

 

 

 

いくつかの机を廻った後は、元の机に戻って各々の収穫をまとめます。

 

 

面白かったのが、だれかが良い点と思っている点が、

他の人にとっては不満な点になっていたりする事でした。

 

 

色んな美術館の展示が好き、と言う人と、

物足りないから東京や大阪にまで行く、と言う人が居たり、

飲みの文化が素晴らしい、と良く見る人と、

飲酒運転の多さが問題だ、と見る人がいたり、

若い女性には住み易いのに、お母さんには住みにくい街だったり、

(福岡の保育園事情を聞いてビックリしました!)

 

 

本当に人それぞれで見方は変わるんだと改めて感じる時間でした。

 

 

そして、今の福岡を考えた次は、これからの福岡についてです。

先ずは25年後を想像したフレーズを各々で書き出してみて、

その後に、近い言葉を書いた人同士でグループを作ります。

 

 

 

 

出来たグループは、

「美女特区」

「自然をもっと身近に」

「アジアとの交流」、

「人に優しい街」

「スポーツ・文化の発展した街」

 

 

このグループでの話し合いは、かなり白熱しました。これまで大分話し合った上での共通の仲間同士ですから、お互いの意見がガッチリと組み合う実感が有ります。会話が途切れる事は無く、用意された時間があっという間に過ぎた様に感じる程に白熱しました。

 

 

そして、最後に発表です。

 

 

 

 

 

 

 

 

・飲酒やペットに優しい、隣人や自分を愛する街

・水路の整備と能古島の再発見

・福岡でオリンピック開催

・アジアの交差点

・美人すぎる◯◯探し、あんみつタクシー

 

と言った内容で発表が行なわれました。

 

 

授業を通して、皆さんがそれぞれの思いから未来について考えている事を改めて実感しました。また、それを形として出す機会になった事に、今回の授業の意義が有ったのではと思います。

 

 

そして、最後のワークの中で学長から意識して欲しいと言われた事が、

これから自分自身が起こせるアクションを持って帰る事です。

 

 

大それた事である必要は有りません。例えば、隣人や自分を愛する街を目指すのならば、毎日5人と握手をするとか、まず褒めるとか、そんな心がけから始めよう、という意見が出ました。

 

 

それぞれに未来を考えて、その実現の為に一つだけでもアクションを持って帰る。その積み重ねが、きっと長い時間を掛けて大きな流れに変わって行くのではないでしょうか。

 

 

 

 

(ボランティアスタッフ 山路 祐一郎)