レポート日記
一覧に戻るさよなら夏バテな私 ~栄養学的視点からの対策術~
開催日:2018年06月23日
通常授業
最近、なんだか体がだるいなぁ…
と感じていませんか?
もしかしたら、あなたも夏バテ予備軍かもしれません。
今回は、株式会社Kan-Zを設立され、管理栄養士として活躍していらっしゃる大山加奈惠先生に、栄養学的視点から夏バテ対策について教えていただきました。
正しい夏バテ対策を知りたい!という皆さんの思いを受けて、さっそく授業が始まります。
まずはチェックシートをもとに自分の夏バテ度をチェック。
先生を含めて、なんと約8割の方が夏バテ予備軍という結果でした。
夏バテの主な原因は
・食生活や運動不足などの生活の乱れ
・熱帯夜による睡眠不足
・発汗の異常
などで、水分不足や体温調節ができなくなることによって、熱中症の一歩手前の状態になってしまうのだそうです。
暑くなると、ついつい欲しくなるアイスやジュース。
実は、冷たいものの取りすぎは胃腸が冷えて消化機能を低下させ、食欲不振に陥って夏バテを増進することに。
夏の風物詩である、つるっとしたそうめん。
炭水化物に含まれる糖質は、エネルギーにしてくれるビタミンB群、鉄、ミネラルを一緒に摂取しなければ、血糖値の急上昇・急降下によって、かえって疲労感を感じてしまうのだとか。
夏バテを引き起こしてしまう食生活に心当たりのある方も多かったようで、皆さんから驚きの声が上がっていました。
では、夏バテをしないためにどんな栄養素が必要なのか。
栄養素のカードを夏バテに効果のあるもの、ないものに分けてみました。
どの栄養素も体に必要なものですが、夏バテにおすすめなのは
・たんぱく質(血液や筋肉を作る)
・ビタミンB1(糖質をエネルギーに変える)
・ビタミンB2(栄養素の働きをサポート)
・クエン酸(疲労回復)
・ビタミンC(免疫力アップ)
・ネバネバ成分(消化促進)
この6つの栄養素。大切なのは、栄養バランスのよい食事を良く噛んで食べること、体をあたためる食材で体温を上げて、免疫力や代謝をアップさせることだそうです。
食が体を作るということを改めて感じました。
おすすめの栄養素を踏まえて、オリジナルのそうめんレシピを考案!
ネバネバそうめん、温そうめん、そうめんチャンプルーなどおいしそうなアイディアレシピで盛り上がりました。
最後に先生は、「食べ方を考えて楽しんで夏を過ごしてほしい」とおっしゃっていました。
これをきっかけに毎日の食事を振り返ってみませんか?
今年は、夏バテ知らずで夏を楽しみましょう!
<この授業のスタッフ>
Report 横山郁美
Photo 宮坂
Other 矢野
【今回の先生】
大山 加奈惠
福岡を中心に企業や学校で親子料理教室や健康講座を行う。仕事の効率を上げるハイパフォーマンス食事の提案、メタボ・生活習慣病予防指導で、企業の健康を食事面からサポートしている。幼稚園〜大学生まで各年齢に合わせ、うまみラボ・スポーツ栄養などの食育講座を行い、食事の重要性を伝えているまた健康食品、食の有識者としてTV 、ラジオ、CMにも出演。 バランスが良い食事はもちろん、食事の内容、食べ方、時間で、健康を作るだけでなく、自分の能力を最大限に引き出すことも可能です。《食造りを通じて、健康で笑顔であふれる世界を作る》を目指して活動中。
<webサイト>
【今回の教室】
赤煉瓦文化館 2F
明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、 日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。 赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる建物です。
福岡市歴史資料館として使用された後、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。平成14年(2002)からは1階の一部が「福岡市文学館」として使用され、 文学に関するさまざまな情報を収集・提供しています。 国の重要文化財。
住所:福岡市中央区天神1-15-30
電話 : 092-722-4666
※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、福岡テンジン大学までお問合せください。
■WEBサイト
※駐輪場は、周辺の路上駐輪場をご利用ください。