レポート日記
一覧に戻る今さら聞けない“菌って何がどう良いの?”
開催日:2018年10月27日
通常授業
今回のコーディネーターを務めたかねやまたかこさんが何故、【いまさら聞けない“菌って何がどう良いの?】という授業を手掛けたのでしょう。
世の中には数々の健康法や健康食品が溢れる一方、不調を抱える人は多い。なぜ後を絶たないのか、それは間違った除菌・雑菌文化が、現在の日本において悲惨な結果を産んでいる。今や2人に1人が癌、3人に1人がアレルギーと言われ、他にも原因不明の疾患に悩む人々が増加傾向にある。
これらの現状から、味噌や麹、ぬか漬けなど日本古来の発酵文化をもう一度見直し、もっと自然と触れ合うことで腸内細菌を増やし整えることが必要であると考えたからだそうで す。
私の子供は、生まれて1か月でアトピー性皮膚炎になり、成人男性となった今でも、症状に苦しんでいます。この状況で出会った菌に関する講義は、大変興味深いものでした。
さて、それほど着目する菌とはどんなものでどんな良い働きをしてくれるものか、今回は“菌”と触れ合うことの大事さを広める活動の一環として “菌のスペシャリスト”堂園仁氏 をお迎えし、良い菌、悪い菌そのバランスや過酷な環境だとさらに活発化する菌の特性な どを講義していただきました。さて私たちの“菌レベル”は上がるのでしょうか?
講義の前半はトーク、後半は4人グループとなり、納豆菌と玄米菌を直接体にスプレーして、その変化を体験するというものでした。
前半では、大半の人が興味を持った“菌と性格の関係”“太陽が活動を緩め始めた事とNASAの納豆菌研究の関係”“微生物は過酷な状況になればなるほど活発化する”などについて講義していただきました。特に、アイルランドの研究で「腸内細菌が人格形成に大きく関わっている可能性がある」との報告がなされたことは興味深いものでした。
みなさん、健康寿命を延ばすには地域のパトロールを強化すればよいって理解できますか? 人と人のつながりは菌の繋がりでありコミュニケーションを強化すれば犯罪のない地域が出来上がる、つまり都市が健康寿命を延ばすということ。
まだまだにわかに信じがたい部分も確かにあります。しかし、実際に2種類の菌を体の粘膜から吸収させた受講者の女性は、体の疲れが取れた、手の肌がすべすべになったと多くの方がアンケートに書いておられたとおり、私も肌のすべすべ感は体感しました。もっと言えば、このリポートを書いているのが受講2日後ですが、手指の傷のガサガサと切り口がふさがっているのです。不思議です。
今回の講義は、菌についての正しい知識の入口であり、さらに知識を取り入れ、味噌や麹、ぬか漬けなど日本古来の発酵文化をもう一度見直し、もっと自然と触れ合うことで腸内細菌を増やし整えることが大切なのだと知りました。
<この授業のスタッフ>
Report 吉原 拓実
Photo 横山 郁美
【今回の授業のコーディネーター】
かねやま たかこ
【今回の先生】
堂園 仁
姿勢均整師。自然食レストラン役員を経て、有限会社「天使のパン」経営後、現在は「万能酵母液作り方講習会」を講師として全国展開中。酵母液を手作りすることで不死と呼ばれる最強の玄米菌を取り入れ、本来あるべき姿を取り戻す講習を4年間続けている。本来あるべき姿とは?目指すべき日本人の姿とは?弱体化した現代人の身体に渇を、希望を与えることを、あきらめない大切さを伝えることを使命とし、「温故知新」の気概を実践している。
<WEBサイト>
【今回の教室】
イムズ
1989年4月12日に天神の中心地にてオープンした商業施設。「まちの情報受発信基地」としてInter Media Stationの頭文字をとって「IMS」という名称になっており、ショッピング以外にも演劇や映画鑑賞などのホール、セミナールームなども設備、文化やスポーツが楽しめたり、学びのスクールがあったりと多様なコンテンツが揃っている。外壁のタイルは全て有田焼のタイルでできている。