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人と人、企業と人、街と人~未来が拓ける“関係”のデザインを考える~

開催日:2019年05月25日

通常授業

今回の授業では、キナックスHDの松田さんと、LINE福岡の鈴木さんを講師にお招きし、人と人、企業と人、街と人のつながりについて考えました。

 

 

まず、参加者の皆さんにアンケートに記入していただきました。

実はこのアンケート、答えるだけで自分の社会との繋がりや情報感度が分かってしまうアンケート。皆さん真剣に取り組まれ、その後の意見交換ではとても盛り上がっていました。

 

 

意見交換を終えたところで早速本題へ。まずは松田さんから話して頂きます。

 

従来のPRの目的は、企業の思いをどうやって社会に伝えていくかがメインでしたが、個人の情報発信の手段が多様化したことにより、個人と企業、双方向でどう受け止めていくかメインに。

 

このように、情報発信の手段が多様化したことによって企業と社会とのつながり方は年々変わっていっています。

 

 

次に、この「PR」に対し、LINE福岡の鈴木さんは違った観点から攻めていただきました。

 

私たちはPRという言葉から自分から積極的に、なるべく広範囲に情報を届けることをイメージしがちです。

しかし、鈴木さんは、PRする際にどれぐらいの範囲に情報を届けるかは人それぞれであり、逆に人からアピールしてもらうことも一つの戦略であると主張。

 

企業でも、どうあるべきか、どう誠実であるかを重視ながら情報を発信することで社会からPRしてもらうことも大事だとおっしゃっていました。

 

 

ここまでは主に人と人、企業と人とのつながりについて考えていきましたが、街と人とのつながりはどうなっていくのでしょうか?

 

都会は情報であふれていて、様々な情報にアクセスしやすく人とのつながりの築き方が上手。

そうでない地方においては、地方と人とのつながりを上手に築いていくことが大事です。

 

つながり方も多様化し続けている現在、私たちも様々なことを思考し続けていくべきではないでしょうか。

 

 

まとめが終わったところで、参加者の方に自身の考えを全体にシェアしていただきました。中には全く新しい観点からシェアしてくださった方も。

 

皆さん、それぞれの立場から考え、松田さんと鈴木さんからの情報を受け止めているようでした。

 

 

まだまだ変化していくこの世の中、社会と上手につながり楽しく乗り切っていきましょう!

 

 

<この授業のスタッフ>
Report  文 彩原
Photo 田代 明子
Staff   貴島 道拓、嶋田 康亮

【今回の授業のコーディネーター】

人と人、企業と人、街と人~未来が拓ける“関係”のデザインを考える~

岩永 真一

1981年、福岡市出身。広告業界でプランナーを経験し2009年に独立。大学生のときから街のそうじをしているグリーンバードに参加していたのをキッカケに、天神のまちづくり団体:We Love 天神協議会へ参画。独立したのをキッカケに福岡テンジン大学を企画し、2010年9月に開校・学長を務める。現在は、週1会社員・週1大学の教員など、複数の職場・仕事・プロジェクトに関わるパラレルキャリア(複業家)の働き方。

岩永真一ブログ

 

【今回の先生】

人と人、企業と人、街と人~未来が拓ける“関係”のデザインを考える~

松田 香里

宮崎県出身。熊本大学卒業後、福岡で出版社~広告会社に勤務。2007年福岡初/発の企画・戦略型PR会社として、キナックスホールディングス(現:キナックス)の創業に加わる。行政、企業、団体、個人、各種プロジェクトの広報担当としてメディア対応の第一線に立ちながら、広告会社等のブレーンとしてコミュニケーション・PR戦略の策定や現場に携わる。2017年7月に代表取締役に就任。まちづくりにおいては、過去に天神明治通り街づくり協議会や福岡地域戦略推進協議会の事務局広報をサポート。2010年~2021年閉館まで天神イムズの広報や、2015年~2023年立命館アジア太平洋大学の福岡PR事務局も担当した。

人と人、企業と人、街と人~未来が拓ける“関係”のデザインを考える~

鈴木 優輔

福岡県生まれ。九州大学経済学部卒業。1999年に日本電気(NEC)に入社、2003年 リクルートメディアコミュニケーションズ入社(現リクルートコミュニケーションズ)。2014年にLINE株式会社入社、同年にLINE Fukuoka株式会社入社。2017年4月に取締役就任。2019年2月より現職。

 

<WEBサイト>
LINE Fukuoka株式会社

【今回の教室】

人と人、企業と人、街と人~未来が拓ける“関係”のデザインを考える~

イムズ

1989年4月12日に天神の中心地にてオープンした商業施設。「まちの情報受発信基地」としてInter Media Stationの頭文字をとって「IMS」という名称になっており、ショッピング以外にも演劇や映画鑑賞などのホール、セミナールームなども設備、文化やスポーツが楽しめたり、学びのスクールがあったりと多様なコンテンツが揃っている。外壁のタイルは全て有田焼のタイルでできている。