レポート日記
一覧に戻るテクノロジーの進化は待ってくれない!~人生100年時代の大人の学びとは?~
開催日:2019年06月22日
コラボレーション授業
みなさんは、テクノロジーの進化をどう受け止めていますか?今回の授業では、しくみデザインの中村さんと、福岡工業大学の理事である米田さんを講師にお招きし、テクノロジーの進化や人生100年時代の大人の学びについて考えました。
まず、アイスブレイクも兼ねて、中村さんが「KAGURA」の生演奏をしてくださいました。この演奏はものすごくキレキレでカッコよく、一瞬にして会場全体がコンサート会場のようになっていました。この「KAGURA」は練習せずに楽器をカッコよく弾けるようになりたいという中村さんの思いから開発されたそうです。他にも、「KAGURA」にまつわる情報を詳しくお話してくださいました。
テクノロジーはどんどん進化しており、現在は理解するのが難しかったプログラミング等も、やり始めるのが簡単になってきています。全て0から作るのではなく、様々な人が作った技術を転用して作ることで、新しいものが生まれるような時代になってきているそうです。だからこそ、“デザイン思考”的にクルクル回すことが重要とされているのではないでしょうか。
対談の中で、大人の学びは楽しくあるべきだということを強くおっしゃっていました。むやみやたらに何か勉強しようとするのではなく、何かあるごとに勉強する、あるいは勉強したくなる方が理解度が深まります。そして、あの時のアレがあったから今のコレがあると考えてみると、知ることが楽しくなり、想像力も豊かになるそうです。
グループワークでは、「自分にはどんなインプットが必要か」というディスカッションを行ないました。
どんなことでも、まずはなりたい、やりたいことを口に出すことから始まります!どんなに無謀なことでも、ひょんな事がきっかけで実現できることがあると、お二方ともおっしゃっていたので、どんどん口に出して話しましょう!いずれ、何かにつながるかも・・・?
最後に、参加者の方も印象に残っていた米田さんの名言を残しておきます。
「三日坊主OK!ウェルカム!」
これは、三日坊主を1年間続ければ、120回の新しいことにチャレンジができるので、そこから新しい価値が生まれるという意味です。三日坊主の方は是非実行してみてください!
テクノロジーも進歩しているように、私たちも、頭のバージョンをアップデートしなければなりません。大人だから学ばないのではなく、大人だからこそ楽しく学び、アップデートをし続けましょう!!
<この授業のスタッフ>
Report 内田 真央
Photo 宇都 太亮
Staff 瀬戸 晴加、田代 明子、光石 隆憲
【今回の授業のコーディネーター】
【今回の先生】
中村 俊介
株式会社しくみデザイン代表、クリエイティブ教育ラボ所長。名古屋大学建築学科卒業後、九州芸術工科大学(現九州大学)にて博士号(芸術工学)を取得。参加型サイネージや、ライブコンサートのリアルタイム映像演出等、数々の日本初を手がける。Intel Perceptual Computing Challengeグランプリ(アメリカ)、Sónar+D Startup Competition グランプリ(スペイン)、WIRED Audi INNOVATION AWARD(日本)など、国内外での受賞多数。
米田 達郎
東京大学工学系大学院から、外資系石油会社・戦略コンサルティングファームを経て、2001年サンフランシスコ・ベイエリアに拠点を移す。Airbnbが初の資金調達をした瞬間を目撃し、スタートアップに触れる。経営学を学んだのち、カリフォルニア州ならびに欧州において、IT・環境・不動産領域で起業。米国大学での勤務を経て、学校法人福岡工業大学の理事に就任。「人が動かせるものは2つ。脳と筋肉。」が口癖。
【今回の教室】
福岡市科学館
2017年10月に開館した福岡市科学館。前身の福岡市立少年科学文化会館の移転とともに、子どもだけではなく、大人も科学を体験し、楽しむことができる施設。
福岡で活躍する団体、学校や企業との幅広いコラボレーションやオリジナルの企画展なども展開している。福岡オリジナルの展示がある5階の基本展示室や、6階のサイエンスホール、季節ごとに番組が変わるドームシアター(プラネタリウム)と、大人からこどもまで何度でも足を運んで楽しむことができる。
住所:福岡市中央区六本松4-2-1
■Webサイト
https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/
■アクセスマップ