フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

自分たちの未来は自分たちで切り拓く!~キャリアについて考えよう~

開催日:2020年01月25日

通常授業

 

この授業では、授業の最初に参加者に「あること」を質問しました。それは

「あなたの仕事のモヤモヤ度は何%ですか」というもの。

 

 

このモヤモヤの正体を明らかにすることが、授業の一つのテーマでした。

最初の挨拶とアイスブレイクを終え、この授業の講師である平田さんと田代さんにバトンタッチ。

 

 

平田さんは、大学在学中に学生でありながら業務委託で広報職員を務められ、専業主婦を経てフリーランスの道へ。

 

一方、田代さんは専業主婦になってから外部との関わりが減っていく中でキャリアに対する「モヤモヤ」を感じ始めた頃に、子育ての合間に業務委託で仕事をするようになったのが副業の始まりだそうです。

 

ここ数年で副業解禁という言葉をよく耳にするようになりましたが、これには「会社員側の問題」と「企業側の問題」があるようです。

 

会社員側の問題は「終身雇用の崩壊」。

今までは定年まで安泰と思われていたような大企業でも、最後まで社員の面倒を見ることが困難になってきています。

クラウドソーシングやSNSの普及で個人で仕事をしやすくなったこともあり、副業をする人が増えてきています。

 

一方、企業は基本的に人手不足で困っているため、フリーランスや兼業の方をどう活用するかで悩んでいるようです。

 

 

「副業解禁の流れは前向きな変化、むしろ1つの企業に残りつづけることがリスクになるのでは」と平田さん。

時代が変わると働き方も変化するということなんですね。

 

企業の副業に対する捉え方も様々で、反対する企業の多くは人事ブロックが反対するケースが多いようです。

これには既に出来上がっているルーティンを副業導入によって変えたくないという背景があり、企業の柔軟性がはっきりと分かれる点です。

 

 

働き方が変わることで、「自立」から「自律」に変化していくべきという話も出ました。

働き方における「自律」とは、「自分でキャリアの手綱を握っておくこと」であり、個人で仕事をとっていくような働き方をすることで、自ずと考え方も変わっていくんですね。

 

最後に岩永学長から幸福度の高い仕事の見つけ方を教えて頂きました。

 

 

「好き」「得意」「大切」。

この3つが重なるところで仕事をすると幸福度が高くなるそうです。

皆さんの今の仕事はこの3つが重なっているでしょうか?

 

もしその答えがNOの場合、3つが重なり合うようにするため

  • 円を大きくする
  • 円の中心軸をずらす

作業が必要です。

そして、②は他者との関わりや学習で円の中心軸がずれていくそうです。

 

自分で新しく仕事を作っていく上で、この3つの要素を意識していくことが重要になってくるんですね。

 

 

<この授業のスタッフ>

Report  松本 歩

Photo   ツダ ケンゴ

Staff    泉 佑果

【今回の授業のコーディネーター】

自分たちの未来は自分たちで切り拓く!~キャリアについて考えよう~

岩永 真一

1981年、福岡市出身。広告業界でプランナーを経験し2009年に独立。大学生のときから街のそうじをしているグリーンバードに参加していたのをキッカケに、天神のまちづくり団体:We Love 天神協議会へ参画。独立したのをキッカケに福岡テンジン大学を企画し、2010年9月に開校・学長を務める。現在は、週1会社員・週1大学の教員など、複数の職場・仕事・プロジェクトに関わるパラレルキャリア(複業家)の働き方。

岩永真一ブログ

 

【今回の先生】

自分たちの未来は自分たちで切り拓く!~キャリアについて考えよう~

平田 麻莉

慶應義塾大学在学中にPR会社ビルコムの創業期に参画。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院への交換留学を経て、2011年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。同大学ビジネス・スクール委員長室で広報・国際連携を担い、同大学大学院政策・メディア研究科博士課程で学生と職員の二足の草鞋を履く(出産を機に退学)。現在はフリーランスPRプランナーや、ライターとして活動。2017年1月にプロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会設立し、多様な働き方の環境整備に情熱を注ぐ。

 

<webサイト>

一般社団法人 プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 WEBサイト

自分たちの未来は自分たちで切り拓く!~キャリアについて考えよう~

田代 明子

福岡生まれ福岡育ち。10年間の関東暮らしを経て、2011年からまた福岡暮らし。寝具メーカー・調査員・派遣カメラマン・外資系IT企業・製薬会社・・・・その時々でいろんな仕事や働きかたをしてきた2児(と言ってももう大きいですが)の母。テン大の存在はずっと前から知っていたものの、なかなかタイミングが合わず(子供がいる人にとって、土曜日に一人で街に出ること自体ハードルが高いのですよ)2018年7月28日「ぼくたちはどう生きるか〜未来の働き方を考える〜」がテン大初参加。ちょうど自分の働き方や生き方の転換期と重なった、この授業をきっかけにテン大やフリーランス協会福岡HUBの活動に関わることに。自分の経験から、幾つになっても、人は自分の意思があれば変われる。そしてそんな人たちのよき伴走者となることが今後の夢。

 

■一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

https://www.freelance-jp.org

【今回の教室】

自分たちの未来は自分たちで切り拓く!~キャリアについて考えよう~

イムズ

1989年4月12日に天神の中心地にてオープンした商業施設。「まちの情報受発信基地」としてInter Media Stationの頭文字をとって「IMS」という名称になっており、ショッピング以外にも演劇や映画鑑賞などのホール、セミナールームなども設備、文化やスポーツが楽しめたり、学びのスクールがあったりと多様なコンテンツが揃っている。外壁のタイルは全て有田焼のタイルでできている。