レポート日記
一覧に戻る視点が変われば世界も変わる!?〜遊ぶように働くまちびとの話〜
開催日:2020年02月22日
通常授業
福岡県内で3番目に人口が多い市「久留米市」にも、いろいろな起業家がいます。今回のテン大で授業をしていただいた「おきなまさひと」さん、「中村路子」さんも、久留米市を拠点に活動している起業家の方々です。
今回の授業では、久留米に対する想いや、コミュニティづくりで大事にしていることなどを学んできました。
自己紹介タイム
(自己紹介タイムの様子)
「最近良かったことを盛り込む」というテーマの元、グループを組んでの自己紹介タイムが始まりました。考え込んでいる参加者も見受けられました。
先生のお話
お2人は「あそぶように働く まちびとのまち」をテーマに、「あったらいいよね」と思えるコミュニティを立ち上げてきました。
病院とフリースクールをコラボさせたり、老人ホームの一角をカフェにして不登校児の方々が働けるようにしたり、各校区でラボ会を開催したりなど、人が集まれる場所をたくさん作っています。
ちなみに、コミュニティをつくるコツは「他の人が真似できるものを仕上げる」だそうです。
(当時運営していた飲食店の写真です)
(chietsuku講座では、様々な先生を久留米市に呼んで学びの場を提供しました)
街はつくるものではなく使うもの
おきなさん曰く、つくるのは街ではなく「人とのつながり」とのこと。あくまで街は、「人とのつながりをつくるために使うもの」だと話します。「街を使う人が増えれば、街が面白くなるのでは?」という想いを持ちながら、日々行動しています。
(知り合いがいなくても、地域の活動に参加して人とのつながりをつくれば、やがてチームができて、街づくりに携わるようになるそうです)
質問タイム終了後はグループワーク開始!
先生への質問タイムが終わった後、グループワークの開始です!グループワークでは、参加者同士で嬉しかったことについて語り合いました。
まとめ
人とつながれば、いろいろな可能性が生まれます。人との出会いがきっかけで、コミュニティを立ち上げた人もいるようです。
私もいろいろな人と出会いながら、エネルギッシュに動いていきます!
Report:ツダケンゴ
Photo :吉村建哉
Staff :貴島道拓、三河慶樹、森彩夏、太田龍成
【今回の授業のコーディネーター】
野田 遥
山口県防府市生まれ。大学から福岡に住み始め、福岡が好きになりそのまま就職。テンジン大学では、理事、保健室長。気になるテーマを見つけた時だけ授業を作る気ままな授業コーディネーター。「対話」や「学びあう」可能性の無限さを感じており、最近は「良質な問い」の作り方に興味がある。現在は、久留米でchietsukuプロジェクトにも参加し、まちで遊びながら暮らしている。
【今回の先生】
おきな まさひと
久留米市を軸に「じぶんが好きなことを、好きな場所で、好きな人たちと暮らす」じぶんサイズなローカルな暮らし方を選ぶ人たちを「まちびと」と呼び、飲食や広場、コミュニティカフェ、シェアオフィスの運営や、中核市クラスの官民連携事業のコーディネート役として、まちに携わる。地域で暮らすプレイヤー自身が、暮らしの軸足から「じぶんたちの目の前の暮らしを、少しずつ豊かにしていく」無理のないプロジェクトづくりを生業とし、各地の地域コーディネーター活動や、企業・行政での地域連携アドバイザー業も行う。
<webサイト>
中村 路子
女性のコワーキングスペース展開をキッカケに自分の住む町で活動家となる。暮らしの在り方を考え、プロジェクトをつくり事業展開へと繋げる。現在、母子家庭サークルを法人化、地域福祉におけるローカルログイン事業、久留米10万人女子会、フリースクールの理事などを務めながら、様々な暮らしのプロジェクトを推進中。「出来る事」が増えるより「楽しめる事」が増える方がいい人生!と掲げ、イラストや、ヘアメイクなど、アートの世界にも活動の幅を広げている。
<webサイト>
【今回の教室】
イムズ
1989年4月12日に天神の中心地にてオープンした商業施設。「まちの情報受発信基地」としてInter Media Stationの頭文字をとって「IMS」という名称になっており、ショッピング以外にも演劇や映画鑑賞などのホール、セミナールームなども設備、文化やスポーツが楽しめたり、学びのスクールがあったりと多様なコンテンツが揃っている。外壁のタイルは全て有田焼のタイルでできている。