レポート日記
一覧に戻る[オンライン授業] 歌舞伎町の元ホストと考える“人生のあるき方”
開催日:2020年06月27日
通常授業
6月もテンジン大学ではオンライン授業が行われました!
オンラインという距離の壁を越えられるメリットを生かし、今回は歌舞伎町の元ホストであり現在ホストクラブ等を経営している、東京在住の手塚マキさん(以下、マキさん)をゲストにお迎えして、マキさんのこれまでの人生を根掘り葉掘り聞いちゃいました~!!
(ちなみに今回のコーディネーターの岩永さんとはグリーンバードで知り合ったとのことです!)
※この授業のマキさんトーク部分のみ、Youtubeで公開中です!
https://www.youtube.com/watch?v=W7WFw6NQ7kA
まず、マキさんがどうして大学生の時にホストという道に進んだのかについて伺うことに。マキさんはその理由を「いい大学に行って、就職するという模範とされた考えが現実的でないと感じたことで、何か仕事をしたいと思ったのがきっかけ」とのこと。その中で東京という町について、普通とは異なる世界から見てみたいとのことからホストクラブを見てみたいという理由から歌舞伎町のホストクラブを選んだそうです。
これまで社会でいわゆる“普通”な人だったマキさんは歌舞伎町の世界に飛び込むことで異端とみなされる中、居場所づくりに必死だったそうです。
そんな苦労もありながらマキさんは負けたくないという“ガッツ”と、自分なりの正義漢を持って歌舞伎町No.1のホストに上り詰めたという話に元ホストの色気も相まって、老若男女問わずみな、マキさんに惹かれていきました!
そんなマキさんは今、ごみ拾いなどの社会貢献もされているとのこと。その理由は、一度ニュースのネタになるかもしれないというきっかけで一度新潟に寄付活動に行ったとき、人は“行動を見てくれている”ということに気づいたそうです。それを次の世代の人へと伝えたいと思い、ホストの仲間たちとごみ拾いを始められたとのことです。
さらに、この活動を通して、次世代の人たちにいろんな世界を知ってもらい、その上で“ホスト”という仕事を見つめ直してほしいという意図もあったとか!この話には後輩想いのマキさんがにじみ出ていて、一人感動してしまいました…!!
そんなマキさんの話を聞いたうえでのグループワーク。マキさんのこれまでを支えてきた「“軸”ってなんだろう?」や「私たちとマキさんの違いって?」みたいな話で盛り上がりました~◎
そして、最後に「はい、チーズ!」で写真を撮って終了。
皆さんが楽しそうな笑顔を見ることができ、スタッフとしてもほっこりしました!
今回、私も初めてホストで働かれていた方のお話を伺いました。自分のなかで、ホストというとどうしてもマイナスのイメージがありましたが、今回のお話を聞いて、少し距離が近まった気がしました。マキさん、ありがとうございました!
この授業に参加していたテン大スタッフのあかねさんがグラフィックレコードをしてくれました!
<この授業のスタッフ>
Report:吉村 建哉
Staff:田代 明子、金森 麻記
グラフィックレコード:近藤 あかね
【今回の授業のコーディネーター】
【今回の先生】
手塚 マキ
1977年、埼玉県生まれ。歌舞伎町でホストクラブ、バー、飲食店、美容室など16店舗を経営するSmappa! Groupの会長。歌舞伎町商店街振興組合常任理事。JSA認定ソムリエ。1997年より歌舞伎町で働き始め、ナンバーワンホストを経て独立。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を立ち上げ、深夜の街頭清掃活動を始めた。2017年には歌舞伎町初の書店「歌舞伎町ブックセンター」をオープン、2018年にはホストが接客業で培った「おもてなし」精神を軸に介護事業をスタートさせた。
<webサイト>