フクオカテンジン大学

フクオカテンジン大学

企業・自治体の皆様 学生登録

レポート日記

一覧に戻る

【オンライン+リアル授業】暮らしを選ぶ時代がやってきた。離島暮らしを選んだ人に話を聞いてみよう!

開催日:2020年10月24日

通常授業

新型コロナウイルス感染症をきっかけにテレワークが増えてきています。テレワークをきっかけに引越しを実施・検討・希望している人の割合はある調査によると53%にのぼると言われているようです。会場であるイムズとオンラインのZOOMには離島移住に興味を持った方々や二拠点での暮らしに関心を持つ方々が集まりました。

 

 

今回の先生は長崎県五島市出身で福岡の大学に通ったあと、しばらくは福岡で社会人として過ごし、2018年より地元である五島市にUターンし、フリーランスとしてWEB開発やデザインを行う志田山さん。コーディネーターは福岡テンジン大学で講師やスタッフも行っていた福岡生まれの福岡育ちながら、2019年より五島市に移住した白石さんです。

 

まずは五島市のご紹介から。

 

 

五島市役所の松野尾さんより五島市についてのプレゼンテーションが行われました。五島市は長崎市の西100kmに浮かぶ11の有人島と52の無人島で構成されており、人口は約36,000人。福岡からだと、フェリーで8時間、飛行機で40分でいけるとのこと。直行便が出ていることは知りませんでした。意外と近いんです。

移住者は長崎県の中でもトップクラスで、30代までの方が7割を占めるなど、若い移住者でもりあがっているそうです。

 

 

【離島ぐらしの実践について】

離島といっても五島市にはコンビニやドラッグストアもあり、日常での不便は特にないとのこと。離島というとお店がないようなイメージでしたが、普通にドラモリもあるそうです。Amazonも普通に届くとのことで、買い物も問題なく、農作物、海産物が豊富なため、日々の食も充実しています。飲食店は福岡ほどはないので、その分、自炊が増えますよとのこと。

最新の情報やまちの空気感についてはやはりリアルが重要なようで、定期的に福岡にでてきて、仕事をしたり、刺激を受けに来たりするそうです。飛行機だと40分なので、思っているよりも気軽にいけます。また、帰りのフェリーはなんと夜に出て、朝に到着するとのこと。「ホテルに泊まるように寝る前にフェリーにチェックインして朝には島に帰れるのは便利だし、楽しいですよ!」ともお話されていました。

 

【働き方について】

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、テレワークが増えてきたことで、テレワークでの仕事ができる方にとってはむしろ働きやすくなった面もでてきています。福岡の会社同士でもビデオ会議をすることは増えてきているので、距離的なデメリットがなくなってきており、東京や大分のお客様とも問題なくやり取りができているとのこと。

五島市内にはいくつもコワーキングスペースがあるようで、お二人も利用されているそうです。

 

 

グループワークでは離島ぐらしについて持っていたイメージとお話を聞いてみて感じた印象の違いを中心に話し合いました。オンラインと現地と両方同時に行われ、それぞれで盛り上がっていました。「移住というと、いまの場所から新しい場所へ移っていくものと考えていましたが、1か0かではなく、グラデーション的に行き来していく形もあるのだと気づきました。」「これをきっかけに会社にリモートワークしながら、月末だけ福岡に来るような働き方ができないか投げかけてみよう」などの声がありました。

 

思ったよりも近い離島で行き来しながら働くのはありなのかもしれないと感じる授業でした。みなさん、お疲れさまでした。

 

五島市役所からタオルやパンフレットのお土産もいただき、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら、ぜひ訪れてみたいと思います。

 

 

 

≪この授業のスタッフ≫

Report 白石 洋一

Staff    田代明子、金盛麻記、今村彰太

【今回の授業のコーディネーター】

【オンライン+リアル授業】暮らしを選ぶ時代がやってきた。離島暮らしを選んだ人に話を聞いてみよう!

白石 洋一

1977年生まれ。福岡市出身。久留米大学卒業後、同大学大学院にて教育心理学を先行し、ディスカッションを通じた学習、質問行動による学習の促進に関して研究を行う。卒業後はイベント会社や広告、事業の企画デザイン会社にて、企業、商業施設に関するセールスプロモーションや行政や地域団体とともにまちづくり、事業企画を行う。2018年に独立、2019年に福岡から長崎県の五島列島に移住。2020年には地域の魅力を体感するキャンパーバンレンタル事業「OSOTO」を立ち上げる。妄想をふくらませるアイデア企画力と形にする実行力を武器に福岡と五島の2拠点暮らしを行いながら、新たな暮らし方、働き方に取り組んでいます。

 


■twitter
@shira_dog

■note

https://note.com/shiradog

【今回の先生】

【オンライン+リアル授業】暮らしを選ぶ時代がやってきた。離島暮らしを選んだ人に話を聞いてみよう!

志田山 修平

1986年長崎県五島市出身。大学卒業後、アパレル、パソコン教室の講師、アプリ開発、WEB開発を経験し、2018年に五島に戻りフリーランスとして独立。WEB開発やその他デザインを行い、五島ワーケーションチャレンジにも地元コネクターとして参画、またNPO空き家マッチング研究所にも所属、2020年10月からは株式会社B-BridgeのGMも務める。趣味は釣りにランニングに、ゲーム、食べ歩き、特にラーメン。ラーメンは自作するのも好き、最近はドローンでの空撮など。

 

<webサイト>

株式会社B-Bridge

 

【今回の教室】

【オンライン+リアル授業】暮らしを選ぶ時代がやってきた。離島暮らしを選んだ人に話を聞いてみよう!

イムズ

1989年4月12日に天神の中心地にてオープンした商業施設。「まちの情報受発信基地」としてInter Media Stationの頭文字をとって「IMS」という名称になっており、ショッピング以外にも演劇や映画鑑賞などのホール、セミナールームなども設備、文化やスポーツが楽しめたり、学びのスクールがあったりと多様なコンテンツが揃っている。外壁のタイルは全て有田焼のタイルでできている。