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ワーケーションって私にもできるの!?ご近所から離島まで、ワーケーションの始め方

開催日:2020年12月19日

コラボレーション授業

ワーケーション、最近はニュースで耳にしたり、TwitterなどのSNSでよく見かけるようになりましたが、具体的に何といわれると答えられますか?

私にもワーケーションできるの?手軽にワーケーションする方法はないの?など、ワーケーションに関する様々な疑問をお持ちの参加者がオンライン、現地で集まりました。

 

会場は福岡テンジン大学が運営のサポートもしている天神のあらたなカフェ兼イベントスペースのURBANG TABLE。REC Coffeeさんのコーヒーを飲みながら授業がスタートしました。

 

 

 

 

まずは本日のコーディネーターの白石さんより現在のワーケーションの実情の話。

白石さん自体も現在は五島市に住まれており、ワーケーション的な暮らしを実践されているとのことでした。

 

 

現在ワーケーションを知っている人は7割を超えていますが、ご自身でやりたい人は約2割。ワーケーションに期待することは気持ちに余裕を持ちながら働くことみたいですが、オンとオフのメリハリがどうなるのかなど心配事もあるようです。

 

ーワーケーションのメリットー

リモートアクセスできる環境が整ってきたことにより、仕事と旅行を並行しやすくなり、長期休暇を取得しやすくなる。

家族との時間やリフレッシュの時間が取れるため、日常へのモチベーションになる。

集中して仕事にも取り組めますし、バケーションの時間も大事にするため、仕事は短期集中で効率アップ。

ワーケーションを取り入れることで働き方改革に取り組んでいる先進的な企業だとアピールできる。

といったメリットがあるとのことでした。

 

 

白石さんのアイスブレイクの後、実際にワーケーションの実践地として人気の五島市役所の松野尾さんに、現在の五島市の現状について語っていただきました。

 

五島市は福岡から90分。

移住者数が長崎県内でもトップクラス。

しかも住みたい田舎ランキングも上位に位置し、昨年は人口の社会増を達成し、今年度も達成予定という、今注目度上昇中の五島市!!

 

2年連続の社会増を離島で実現できたのは歴史的快挙ともいえ、映画化してもいいくらいのすごいことだそうです。

 

五島市の取り組みとして、ワーケーション推進の事業の開催中に、ワークショップや地域の方との交流を行うポットラックパーティーが行われたり、ワーケーションの参加者が市民駅伝へ参加したり、釣りを楽しんだりする姿見られたとのこと、かなり魅力的です。

 

コロナ禍だからこそ、これからの人生を生きる場所として「島」を提案。

 

五島市の松野尾さんのプレゼン後、いよいよ本日のメインの先生。Kim先生登場〜

 

 

仕事を変えるなら、生活する場所も出会う人も変えるという思いで、海外移住予定していた先生ですが、そのタイミングで新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言などが発生。当初のプランがコロナで全てなくなりました。そんなとき、たまたま月額制多拠点サービスのHafHの存在を知り、五島列島を訪れます。

 

五島での出会い。

ハワイアンサーファー、普通の会社員、旅する大学生様々なの方がワーケーションにチャレンジしている人がいる事を知り、ワーケーションは今の自分にない経験が手に入ると思い、ご自身もワーケーション的なライフスタイルで過ごされています。

 

ワーケーションをしてる人の特徴は、毎日の生活を楽しんでいる、自分の人生にぶれがないといったことだそうです。

 

Kim先生から、遠くや長期間のワーケーションができない方でも気軽に取り組むためにまずは「ご近所ワーケーション」を試してみてはとの提案がありました。

ご近所ワーケーションとは、

・通勤圏内の宿泊施設に泊まる。

・仕事⇄家の生活を変えるきっかけ。

・普段の生活の中に人と場所に変化が生まれる環境を作る

といったもの。日常の中でも取り入れやすいかもしれませんね。

 

-グループワーク-

皆さんワーケーションについていろんな意見を出されていました。

 

 

最後にKim先生からの問いかけがあります。

ワーケーションは手段であり、目的にしてはいけない。

あくまで自分の人生に彩りを与えるきっかけにしてほしい。とのことでした。

 

 

ワーケーションが遠い存在に感じていましたが、この授業を通じて、凄く身近に感じましたし、自分の人生に変化を加えるをきっかけとしてやってみるのもありなんじゃないかなと個人的には思いました。

参加された皆さんお疲れ様でした。

 

 

 

≪この授業のスタッフ≫

Report 丸山未来

Photo   三根一晃

Staff  大井憲太郎

【今回の授業のコーディネーター】

ワーケーションって私にもできるの!?ご近所から離島まで、ワーケーションの始め方

白石 洋一

1977年生まれ。福岡市出身。久留米大学卒業後、同大学大学院にて教育心理学を先行し、ディスカッションを通じた学習、質問行動による学習の促進に関して研究を行う。卒業後はイベント会社や広告、事業の企画デザイン会社にて、企業、商業施設に関するセールスプロモーションや行政や地域団体とともにまちづくり、事業企画を行う。2018年に独立、2019年に福岡から長崎県の五島列島に移住。2020年には地域の魅力を体感するキャンパーバンレンタル事業「OSOTO」を立ち上げる。妄想をふくらませるアイデア企画力と形にする実行力を武器に福岡と五島の2拠点暮らしを行いながら、新たな暮らし方、働き方に取り組んでいます。

 


■twitter
@shira_dog

■note

https://note.com/shiradog

【今回の先生】

ワーケーションって私にもできるの!?ご近所から離島まで、ワーケーションの始め方

木村 駿斗

1997年生まれ。岐阜県坂祝町出身。高校を卒業後にJR東海に入社。3年務めた後、自身が楽しいと思える仕事を見つけたいとの思いから、人材系ベンチャーに転職。その後、仕事,場所,時間に囚われない人生を求め、2020年3月にフリーランス。
3月末から「定額で、世界中住み放題のサービス」HafHを利用して、五島を拠点にワーケーションを始める。現在は、企業や個人のYoutubeディレクションや動画編集,プロモーションなどの仕事をしています。また「五島の魅力を、五島にいる人自身が、島内外に発信できる環境を作りたい」との思いから、12月に広告会社「株式会社釣りします」を設立し、専務取締役に就任。

【今回の教室】

ワーケーションって私にもできるの!?ご近所から離島まで、ワーケーションの始め方

URBANG TABLE(アーバンテーブル)

URBANG TABLEではまちづくりに関するイベントが行われる、学びの場、人とのつながりの場です。(2020年12月にUR都市機構が開設)

TABLE SESSION TENJINなどの開催をとおして、まちづくりに関心のある人が集まり、様々な知識・経験を持ち寄り交流する場を提供している。2023年に向けてリニューアル準備中。現在は、イベントスペースとして貸し出しを行っている。

 

住所 :福岡市中央区天神4-3-30 天神ビル新館1階

利用可能時間 : 平日10:00〜18:00 (要事前予約)

 

■TABLE SESSION TENJIN

福岡の未来が広がるトークイベント動画配信チャンネル(Youtube)

 

■webサイト

URBANG TABLE

 

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