レポート日記
一覧に戻る門司港を歩く~暮らしを楽しむ視点を持って~

開催日:2020年12月19日
通常授業
皆さん、門司港って行ったことありますか?
一般的な門司港の観光スポットは、レトロな雰囲気が漂う門司港レトロや名物の焼きカレーやふぐ料理のお店、ミュージアム、関門海峡を見渡せるスポットだと思います。
今回の授業は、縁あって門司港にたどり着き、おおらかで温かいまちの人たちに惹かれてそのまま移住した村田真知子さんに、一般の人が知らないお店やスポットを、紹介してもらいながらまちあるきをしました。さて、どんな発見があったんでしょうか。
門司港は、明治から昭和にかけて国際貿易の拠点として発展し、横浜・神戸と並んで「日本三大港」のひとつにも数えられた港町だったんです。当時の面影を残した小さな市場や商店街が昭和レトロな雰囲気を醸し出しています。
村田さんは、まわるところ全部「美味しい」と言って紹介してくれました(笑)
実際、この日食べたお刺身付きで500円の定食も大きなたこ焼きも甘じょっぱいバターサンドもみんな美味しいと大好評でした。
大勢で歩いていたからでしょうか。「どこから来たの?」とまちの人からうれしそうに声を掛けられる場面がたくさんありました。村田さんと全く面識がないおじさんからも「自分にも少し案内させてくれる?」と言われ、映画やドラマで使われるビルや有名なお寿司屋さんを教えてもらうというハプニングも起きました。
歴史ある純喫茶や和菓子屋さんも港湾労働者の胃袋を支えたおでん屋さん、米寿のマスターがいるBAR。いつでもおかえりと言って迎えてくれる、そんな温かさが門司港にはあると村田さんは言います。
最近では門司港の人々の優しさに惹かれ、移住する若者がチラホラ増えているそうで、そんな彼らが運営する細い路地裏にある隠れ家的なカフェや、レトロで風情あるゲストハウスもまわりました。
1日歩いて分かったことは、門司港の人たちが全く知らない人でも受け入れてくれる優しさを持っていること、ゲストハウスポルトが門司港の人たちに親しまれていること。
そして完成した【もじこうマップ】を見て結構な箇所をまわったことも分かりました。(笑)
ぜひ皆さんもポルトを起点にしてディープな門司港を体験してみてはいかがですか?
≪この授業のスタッフ≫
Report 吉田篤史
Photo 吉開崇人・池田 杏美
【今回の授業のコーディネーター】

岡本 理恵
福岡市在住。子育てが一段落した2017年に、心の穴を埋める「何か」を探していたところ福岡テンジン大学と出会う。「自分には自慢できるキャリアがない」と思っていたが、裏方としてならできるかもしれない、とボランティアスタッフとして手を挙げ活動を支えている。趣味は、筋トレ、ZUMBA、手芸、旅行など。元ボディビルダー。得意なことは片付け・収納。
【今回の先生】

村田 真知子
福岡県出身。九州産業大学芸術学部を卒業後5年間、九州国立博物館の体験型展示室あじっぱで、アジアの国々の文化を紹介する展示や体験の企画に携わる。アジアの国々の衣装や日用品のとりこになり、特にインドネシアの文化に興味を持つ。いつか行ってみたいという願いが叶い、海外ボランティアでインドネシアのジョグジャカルタに8ヶ月間滞在。活動の合間に現地の伝統工芸の染物バティックの工房に通い、技法を学ぶ。帰国後、縁あって門司港に流れ着き、おおらかな街の人たちに惹かれ、門司港へ移住。合同会社ポルトでデザインの仕事をしながら、プライベートではバティックのアトリエをつくり、街の中にアジアの文化を気軽に楽しめる場所をつくろうと動き出している。
<webサイト>
【今回の教室】

門司港ゲストハウスPORTO(ポルト)
築73年の昔旅館だった木造3階建ての建物をリノベーションした門司港らしいゲストハウスです。和洋折衷でレトロな風情のある建物で、どこか懐かしさを感じる空間です。ドミトリーも個室もゆっくり泊まることができるお部屋になっております。
住所 :福岡県北九州市門司区東門司 1-10-6
営業時間 : 不定休
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