レポート日記
一覧に戻る福岡の古代まちあるき~古墳女子とめぐる今宿編!~

開催日:2021年02月27日
通常授業
集まったのは昼下がりの14時。なんとか天気は晴れて、先月開催できなかった雪辱を果たせました。今宿駅程近くの玄洋文化財展示室にはたくさんの人が居ました。いきなり古代へタイムスリップ。古墳から出土した土器や武器等を目の前に目を見張るばかりでした。
今回の授業は古墳巡りということで、中村先生を講師に迎え、班に分かれ遠足のような気分で4つの古墳を巡ってきました。古墳の説明のしおりとお菓子を手に下げて一行は古墳を巡る旅に出かけます。
まずは程近くの大塚古墳へ。とても大きく、形も綺麗な前方後円墳を眺め、中村(がちゃん)先生の解説に耳を傾けながら古墳にコーフンしていました。
次は暫し歩いて九大学研都市のイオンの駅前の山ノ鼻1号古墳へ。とても大きいので見えた瞬間に歓声があがっていました。なんとこの古墳は上まで登ることができ、見晴らしの良い景色に癒されました。この辺で道のりは半分ほど、頂いたお菓子を頂いて英気を養いました。
3つ目の古墳は住宅地の間にある、丸隈山古墳です。階段を上がった先は石室の中が見える古墳が待っていました。参加者の皆さんもしきりに中を覗いたり、写真を撮ってどんな王が眠っているのか想いを馳せていました。
そして最後はラストスパートで重たくなった足をなんとか運び、兜塚古墳に到着です。なんとこの古墳は石室の中に入ることができます。屈んで内部に侵入すると、よりひんやりしていて、なんだか不思議な気分。先生曰く冬は快適だが夏は虫がいて大変だそうです。初めて古墳の中に入った参加者も多く不思議な気分に包まれていました。
かれこれ4つの古墳を共に巡った仲間たちはすっかり打ち解けていて、古墳de乾杯のようなことがしたいね!とフランクに話を弾ませました。
最後はどの古墳が1番思い出深かった?といった話をしながら、周船寺駅に向かい名残惜しく解散をしました。授業に参加してくださった皆さん、先生の中村先生どうもありがとうございました。また古墳でお会いしましょう〜!
<この授業のスタッフ>
report 船岡佳生
photo 金盛麻記
staff 岩永真一、森彩夏
【今回の授業のコーディネーター】

岩永 真一
1981年、福岡市生まれ。就職氷河期世代で内定ゼロで大学を卒業し、アルバイトで社会人を始める。大学卒業前より、まちのそうじをするgreen birdに参画。その後は広告業界でプランナー/ディレクターとしてサラリーマンをしながら、福岡・天神エリアのまちづくり団体にも参画。27歳で脱サラして独立、28歳で福岡テンジン大学を立ち上げ学長を務める。31歳より複数の組織に所属する複業家の働き方を始める。現在は、人材育成・教育・まちづくりや、複数の企業の経営支援など、複数の組織で複数の職業を実践する複業家。2017年、福岡の歴史絵本「のったよ!ふくおかタイムスリップ号」をプロデュース・脚本担当し発刊。2025年よりKBC「ぎゅっと」の第3月曜コメンテーター。
■WEBサイト
・登壇実績
【今回の先生】

中村 麻衣子
大阪出身。2008年に福岡へ移住、なかなか好きになれなかった福岡を「古墳」キッカケで好きになる。以来、九州の装飾古墳を巡り、土器にドキドキし、古墳や古代に魅了され2015年より、博多区にある冷泉荘で年1回「古代フェス」を主宰するようになる。古代バンド中村ドルメンvo担当、考古アクセサリーユニットhennnenメンバー、きゅーはく女子考古部一期生。
【今回の教室】

今宿古墳群
福岡市西区の糸島半島の付け根にあたる、今宿平野に築かれた古墳群。4世紀中頃から6世紀に築かれた前方後円墳13基と350基以上の群集墳が分布している。このうち丸隈山古墳、大塚古墳、鋤崎古墳、飯氏二塚古墳、兜塚古墳、山ノ鼻1号墳、若八幡宮古墳の7基の前方後円墳が国指定史跡となっている。
住所 :福岡市西区今宿周辺
■Webサイト