レポート日記
一覧に戻るおしまイムズ!~イムズを語り合う最後の社会科見学~

開催日:2021年07月17日
通常授業
イムズのデザインに関わられた鰺坂轍さんも参加され、総勢23名の生徒さんと賑やかに授業が始まりました。
まずは、恒例の自己紹介アイスブレイク。グループ毎に「この人に初めに発表してもらいたいと思う人を選んで、多数決で選ばれた人から自己紹介が始める」というジャンケン!
鰺坂さんからも「イムズ外観の形を模しているイムズホールの扉」の裏話を教えて頂き、だんだんとイムズの核心へと授業が進んでいきます。
イムズ見学、まずは全員でイムズ屋上スカイガーデンに移動。
都会の中で自然も満喫できるイムズの設計は、建築から32年経った今でも、心を風が吹き抜ける素敵な場所。人に優しくてモダンな建築だった事を体感できます。
イムズの外観に使われた金色の有田焼のタイルと女性に喜んでもらえるようにセレクトされたピンクの壁を大塚氏に紹介してもらいました。タイルは数種類の色を使用することで上品な金色となるように考えられたというコダワリ様!
今度は地下4階の空調設備へ移動。
イムズの従業員さんが利用できる素敵なカフェもありました。屋上にも従業員さん(のみ)が使用できるガーデンがあり、従業員さんにも優しい設計だった事を学習できました。
そして、全員がそれぞれイムズ内の好きな場所に移動してラインチャットで交流!色んな想い出の画像やコメントがラインチャットに飛び交います。
鰺坂さん、大塚さんと生徒さんの交流もあちこちで行われ、学習と体感が一緒になる場面もありました。
再度、イムズホールに戻り、イムズ年表を全員で作る事に・・・
初め、真っ新だった模造紙に参加者みんなの想い出が加わり、色んな会話が飛び交い、イムズが色んな人の人生に彩りを与えていたことを共有できました。
「これまでのイムズ」から「私にとってのイズム」って何!?・・というテーマを再度グループに戻り、深め合い、最後に全員で発表。イムズの山本さんからも、イムズを利用していた私たちにとって心が温まる素敵な言葉のプレゼントを頂きました。
イムズという建物は一旦無くなってしまうけれどが、色んな人のページに彩りを与えてくれて、その思い出が次につながる存在だった事に感謝! みんなで次へジャンプです!
<スタッフ>
Report& Photo : 山崎 文嗣
Staff : みね せりか、前田 さやか、今村 彰太、吉村 建哉
【今回の授業のコーディネーター】

岩永 真一
1981年、福岡市生まれ。就職氷河期世代で内定ゼロで大学を卒業し、アルバイトで社会人を始める。大学卒業前より、まちのそうじをするgreen birdに参画。その後は広告業界でプランナー/ディレクターとしてサラリーマンをしながら、福岡・天神エリアのまちづくり団体にも参画。27歳で脱サラして独立、28歳で福岡テンジン大学を立ち上げ学長を務める。31歳より複数の組織に所属する複業家の働き方を始める。現在は、人材育成・教育・まちづくりや、複数の企業の経営支援など、複数の組織で複数の職業を実践する複業家。2017年、福岡の歴史絵本「のったよ!ふくおかタイムスリップ号」をプロデュース・脚本担当し発刊。2025年よりKBC「ぎゅっと」の第3月曜コメンテーター。
■WEBサイト
・登壇実績
【今回の先生】

大塚 ムネト
ギンギラ太陽'sで作・演出・かぶりモノ造型および出演を担当。劇は、地元福岡を題材とし擬人化されたビルや乗り物が登場するのが特徴。「地元にこだわった地産地消の物語」をコンセプトに、福岡以外での全国ツアーを「地方公演」として実施。第42回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞、平成19年度福岡県文化賞、平成22年度福岡市民文化活動功労賞を受賞している。
■ギンギラ太陽's WEBサイト
【今回の教室】

イムズ
1989年4月12日に天神の中心地にてオープンした商業施設。「まちの情報受発信基地」としてInter Media Stationの頭文字をとって「IMS」という名称になっており、ショッピング以外にも演劇や映画鑑賞などのホール、セミナールームなども設備、文化やスポーツが楽しめたり、学びのスクールがあったりと多様なコンテンツが揃っている。外壁のタイルは全て有田焼のタイルでできている。