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レポート日記

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まちを探る。そして、考える。まちと僕らのこと。-御供所探検-

開催日:2021年06月26日

通常授業

授業の場所となった「御供所町」、「ごくしょまち」と読みます。

JR博多駅の北西約1キロに位置し、最寄り駅は福岡市営地下鉄祇園駅です。

 

 

今回はテンジン大学としては久しぶりの街歩きの授業。集合場所は呉服町にあるカフェ「珈琲と麦酒」。受付をしながら参加者と話すと、当日を楽しみにしていたのが伝わってきました。

チェックイン後、コーディネーターの2人から散策する御供所町および呉服町の歴史や年中行事について説明がありました。その後、2班に分かれ、自分たちで散策コースを決めて街歩きに出発。

 

 

今回は「参加者が先生」という授業スタイルのため、参加者同士で気づきや疑問をシェアしながら散策。「日本最古の商店街」魚之町ではひなたぼっこする猫を見てほっこり。御供所町通りでは、かつて銭湯だったレトロな建物を発見して写真撮影。また、この地域は玄関の間口がせまく、奥行きが長い、昔の町家建築の特徴を残した建物が多く残っています。趣ある細長い路地の先にある居酒屋が気になっていたら、偶然、店主さんが出てきて割引券をもらう幸運な出来事もありました。

 

 

この御供所町、呉服町は寺院が密集したエリアで、有名な寺院がいくつもあります。まず東長寺で福岡大仏にお参りした後は地獄、極楽めぐりで年甲斐もなく盛り上がりました。その後、ソフトクリームを食べながら承天寺通を散策。通りから眺める承天寺の方丈庭園は涼やかな印象でした。折り返し地点の博多千年門については、福岡検定を毎年受験しているという参加者の方が、門の欄間が博多献上織の模様になっていることを説明してくれました。

 

 

 散策終了後、それぞれが撮影した写真を今回試行したlineオープンチャットにアップして、感想を共有しました。「みんなと歩くことで、一人で歩いていたときには気づかなかった発見がたくさんあった」、「紅葉の時期やライトアップ時期にまた訪問したい」、「やっぱり街歩きは楽しい」ととても好評でした。

 

 

 私自身、歴史と落ち着いた雰囲気が楽しめるこのエリアが大好きです。スタッフとしてお手伝いする中で、このエリアのファンが増えてくれたことをうれしく思っています。

 

 

 

 

Staff:宮野 紘樹

Report:藤原 みどり

【今回の授業のコーディネーター】

まちを探る。そして、考える。まちと僕らのこと。-御供所探検-

吉開 崇人

1986年、福岡生まれ。九州大学芸術工学部卒。民間企業勤務。テンジン大学では、理事、授業局長、授業コーディネータを担当。福岡の街の本のお祭りBOOKUOKAにも参加。赤坂のけやき通りで毎年開催されている「のきさき古本市」の取り纏めを行っている。

まちを探る。そして、考える。まちと僕らのこと。-御供所探検-

吉田 篤史

1988年福岡市出身。生まれつき気道が成形されない「先天性喉頭閉鎖症」で、医者には一生病院を出られるかどうかわからない、と言われていた。2歳で退院し、以後は表情やジェスチャーでコミュニケーションを覚え、小学校・中学校・高校・専門学校と普通に通い、現在は民間企業で事務をしている。グリーンバード福岡に参加したのをキッカケに、抜群の非言語コミュニケーション能力と、iPadなどのツールを使いこなし、今では福岡テンジン大学で授業コーディネーターや先生を務め、自らの無声コミュニケーションの可能性を広げている。

 

■吉田篤史 facebook

http://facebook.com/atsushi.yoshida22

 

■講師実績

言葉を持たない僕がコミュニケーションに困らない理由とは (テンジン大学授業)

桜坂山ノ手荘NEWS Cafe~コミュニケーションってなんだろう?~ (西日本新聞社主催)

【今回の教室】

まちを探る。そして、考える。まちと僕らのこと。-御供所探検-

珈琲と麦酒

博多長屋の面影を残す路地にある『珈琲と麦酒』明治33年築の建物。コーヒーとクラフトビールを提供するこのお店のコンセプトは『公民館』誰もが立ち寄りやすい下町感が心地良い。この場で不思議な縁と繋がり、一人客同士が仲良くなっていくという場所。

 

住所:福岡市博多区上呉服町5-175

営業時間:11時半~18時まで(変更の場合有り)

定休日:毎週木曜日+時々日曜日

 

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