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レポート日記

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人魚の骨があるまちを探検してみませんか?-冷泉町探検-

開催日:2021年10月23日

通常授業

博多区にある冷泉町をテーマにしてまち歩きをしてきました。

普段はあまり意識しない、まちの歴史を事前に知ってから歩くまちは新鮮でした!

 

今回の教室は、上呉服町にある「珈琲と麦酒」でした。

まずは、参加者の方同士で自己紹介とアイスブレイク。参加者の方の所属や出身地などの話を通して和やかに始まり、その後にコーディネーターの吉田篤史(あっちゃん)さんから冷泉町の名前の由来や歴史を学びました! 

 

 

昔のある時、この地で人魚が上がったということがあり、当時の人たちは大騒ぎ。そこで人々は「人魚の肉を食べると800年生きることができる」といわれていたため、人魚を食べようということに。そこで朝廷から派遣された冷泉中納言と安倍大富という博士が派遣されました。安倍大富が人魚を占ってみると「国家長久の瑞兆なり」と出たので、手厚く葬ることに決定したそうです。 このことからこの地は冷泉中納言の名前からとって 「冷泉町」となったそうです。

 

 

 

冷泉町の歴史について学んだあとは、さっそく冷泉町を探索です。 

授業日の前日は、大雨が降っていたのですが、当日はすっかり晴れてさわやかな気分でまちあるきが出来ました!またいつもなら通り過ぎてしまうものでも、由来を知っていると感慨深いものがあります。

 

 

まずは、人魚が葬られたとさせる「人魚塚」がある龍宮寺に行きました。 

 

 

 

 

冷泉町を探索していると、昔ながらのお店が残っていたり、また今どきのおしゃれな飲食店もあり、参加者の皆さんからは「今度行ってみたい!」といった声も。また冷泉町の近くには博多祇園山笠が奉納される神社である、櫛田神社があるので、冷泉町のエリアをちょっと外れて少し足を伸ばしてお参りしてきました! 

実際に山笠が奉納されており、大きさと荘厳さにびっくりしました!

 

 

 

 

まち歩きが終了すると、教室の「珈琲と麦酒」に戻り、まち歩きの感想を共有しました。

参加者の方々の気づきや疑問点を話しあい、自分一人では気づくことができなかった考えや疑問点を得ることができたとの声を頂きました! 

 

 

 

この授業を通して感じたことは歴史や由来を知らずに街並みを歩くことは少しもったいないことかもしれないこと、誰かと歩くことで一人では見つけることができなかったことを知ることができることです。 私はこれまで特に自分が住んでいる町の過去を意識せず歩いていましたが、この冷泉町の歴史を参加者の方と学び、歩き、話すことで「まち」というものを再認識しました。皆さんもぜひ、住んでいる町、通る町についてほんの少しでも知ると面白い発見があるかもしれません! 

 

 

 

〈この授業のスタッフ〉

Report 伊藤修平

Photo 伊藤修平

Staff 吉開崇人

【今回の授業のコーディネーター】

人魚の骨があるまちを探検してみませんか?-冷泉町探検-

吉田 篤史

1988年福岡市出身。生まれつき気道が成形されない「先天性喉頭閉鎖症」で、医者には一生病院を出られるかどうかわからない、と言われていた。2歳で退院し、以後は表情やジェスチャーでコミュニケーションを覚え、小学校・中学校・高校・専門学校と普通に通い、現在は民間企業で事務をしている。グリーンバード福岡に参加したのをキッカケに、抜群の非言語コミュニケーション能力と、iPadなどのツールを使いこなし、今では福岡テンジン大学で授業コーディネーターや先生を務め、自らの無声コミュニケーションの可能性を広げている。

 

■吉田篤史 facebook

http://facebook.com/atsushi.yoshida22

 

■講師実績

言葉を持たない僕がコミュニケーションに困らない理由とは (テンジン大学授業)

桜坂山ノ手荘NEWS Cafe~コミュニケーションってなんだろう?~ (西日本新聞社主催)

【今回の教室】

人魚の骨があるまちを探検してみませんか?-冷泉町探検-

珈琲と麦酒

博多長屋の面影を残す路地にある『珈琲と麦酒』明治33年築の建物。コーヒーとクラフトビールを提供するこのお店のコンセプトは『公民館』誰もが立ち寄りやすい下町感が心地良い。この場で不思議な縁と繋がり、一人客同士が仲良くなっていくという場所。

 

住所:福岡市博多区上呉服町5-175

営業時間:11時半~18時まで(変更の場合有り)

定休日:毎週木曜日+時々日曜日

 

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