レポート日記
一覧に戻る大人の“学び”はどこにある?〜対話とつながりの活かし方〜
開催日:2021年09月25日
通常授業
働き方がここ数年大きく変わっていく中で、生涯教育」が大きくピックアップされている今。大人の“学び”はどこにある?をテーマに対話セッションを通して考えていきました。
そしてなんと今回はトークを事前収録したものから考えていくという斬新なスタイル!
(この4人のトークは2時間を越したとのこと。それも是非聞いてみたいですね…)
今回のチェックインは
①好奇心
②行動力
③第3のコミュニティの所属の多さ
について自己評価してもらいました。
この結果、①と②は平均点は高かったですが、③については低いという結果になりました。
まずはブレイクアウトルームで参加者同士の対話第1ターム。
テンジン大学が11周年ということで、なぜこのような学びの場が長く続いているのか考えました。余白や柔軟性によってラフに話せることが魅力だと感じました。
続いて第2ターム。映像を見て、対話セッションに繋げました。
まず1つ目は、「おもしろがる」。
学びって楽しまないと損だという話から「まちであそぶ」という話題に。過去の事例では環状線が開通する直前に道路に落書きをするというまさに「まちであそぶ」授業が開かれたことも!(筆者はとても参加してみたかったなと思いました…)
また、消費する側の「おもしろい」と創る側が「どうおもしろがるか」が重要になってきます。
そして2つ目「学ぶ文化のあるコミュニティ」。
学びにおいて大切なのは「おもしろがり力」。街でおもしろがる環境づくりが大切なのだとか。
これらを通して何感じた?が今回の対話セッションのテーマでした。福岡、北九州、仙台(!)の3箇所から集まった今回の対話は、福岡という土壌には面白がる文化があるよねということでした。また参加者と運営の壁が溶けているという表現があり双方が面白がっているなと感じました。
そして第3ターム。最後のテーマは「対話が学びを生む?」。
ファシリテーションにおいては心理的安全性をつくり出すことによって議論が広がる可能性があるのだとか。「問いを真ん中におく」ことで1つのテーブルに異質な人を集められ、有意義な学びになっていくのです。
そして最後の対話のテーマは無し!一人ひとり感じたことをアウトプットする時間です。様々な人と対話できることによって他人の価値観を借りられるということが学びに繋がるのでは、また好奇心、おもしろがり力みたいなものが学びの原動力なのだなぁと感じました。
※本当はもっと参加者いましたが一画面に全員入りきらず・・・
今回のテンジン大学の授業はここでおしまい。
ここからは福岡テンジン大学が11周年を記念してのパーティ編です!この日は現地とオンラインで繋いで11周年のお祝いをしました。学長直々にケーキカットをして頂いた後、みんなでケーキを食べました。美味しかった~!
「大人の学びはどこにある?」というテーマで対話を広げた今回。やっぱり学びって楽しいんだなぁと再認識できました。そして改めて、福岡テンジン大学11周年、おめでとうございました〜!
Report : 佐々木 結衣
Staff : みね せりか、吉村 建哉、竹内 信子、伊藤 修平
【今回の授業のコーディネーター】
【今回の先生】
山口 覚
福津市津屋崎を拠点にまちおこし活動中。地域で楽しく活動し、たくさんの若い人達が移り住み、小さな経済をたくさん生み出す、スイミー理論を実践中。津屋崎での実験的まちおこしに賛同する小さなまちで活動する人々や、海外の人々とも交流を行い、「新しい価値観による暮らし方・働き方・つながり」を実現するべく様々な活動を行なっている。また、”人の営みの原点は対話である"という信念のもと、あらゆる分野に対話を広げる活動を行っている。
<webサイト>
今村 寛
福岡市職員有志によるオフサイトミーティング「明⽇晴れるかな」をこれまでに200回以上開催するなど、職務や⽴場を離れた⾃由な対話の場づくりを進めている。著書に「全体最適を対話で導くヒトづくり」をテーマにした『財政が厳しいってどういうこと? ⾃治体の“台所”事情』『「対話」で変える公務員の仕事〜自治体職員の「対話力」が未来を拓く』がある。1991年福岡市⼊庁。財政調整課長、中小企業振興部長等を経て2021年より現職。