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“うきは”の最新事情~観光リピート率が高い理由を探れ!~【ミノウ大学コラボ】

開催日:2022年01月22日

通常授業

寒冷の風吹く中、うきは市の指定文化財「鏡田屋敷(かがみだやしき)」で授業が始まりました。

この鏡田屋敷を初めとして、うきは市には、時代を感じさせる風情のある白壁のお屋敷が大事に保存されており、現在でもお洒落なカフェ、美味しい御食事処としてうきはのまちを活気づけています。

 

 

 

 

授業の初めにミノウ大学を設立された竹熊若葉先生より、うきはの魅力について簡単にご紹介がありました。

「環境:地理、地形、土壌、水」というキーワードを基に、参加者それぞれの目線で、うきはの魅力とその理由を探りに、3グループに分かれて、まちあるきへ繰り出しました。

 

 

 

 

まちあるきでは、ヒントのキーワードにより参加者みんなの五感も働き、当日のみで70以上もの写真がシェアされました。

 

 

 

 

 

お洒落な雑貨屋さん、人気のパン屋さん、美味しそうな定食屋さん、お寿司屋さん、お酒屋さんなどなど・・・歴史を感じさせる白壁の家並みの中を3本の川が流れ、ゆったりと時間が進んでいくまちあるきでした。

 

 

 

 

参加者それぞれが、肌で感じたものをグループ毎にシェアして、全員に発表。

 

 

 

授業の最後に、竹熊若葉先生から「うきはの歴史、土地」について学び、みんなで「うきはにまた行きたいと思うきっかけ」を考えてみました。

その大きな理由は「環境」であり、まず第一に「水」。

阿蘇山の火山灰が堆積し形成された層によってろ過された地下水を市内全体で汲み上げ、生活されているそうです。

そして「土壌」

うきはの地形は、複合扇状地で水はけと保水性を両立した農業に適した地形であるため、フルーツ、野菜、穀類それぞれ品目毎に数十種類の品種があるそうです。

豊富な種類の農産物が季節ごとのメニューのバラエティ化にもつながり、カフェや御食事処の魅力となっているとのことです。

 

 

 

併せて、日本棚田百選に選ばれた「つづら棚田」や筑後川温泉・吉井温泉などの観光スポットが隣接している事もリピート率の高い理由だそうです。今回の授業で、うきはの魅力を少しだけ知ることが出来たので、もうひとカジり魅力再発見に、うきはを訪れてみたいと思います。参加された11名の皆さん、本当にお疲れ様でした!

 

 

 

 

Report 山崎 文嗣

Photo  吉田 篤史

【今回の授業のコーディネーター】

“うきは”の最新事情~観光リピート率が高い理由を探れ!~【ミノウ大学コラボ】

丸山 未来

福岡市出身。福岡工業大学を卒業後、東京のIT企業に就職。転職を繰り返しながら、約10年働き、そろそろ福岡にUターンしたいと思っていた頃に、たまたま福岡移住のイベントで岩永学長とテンジン大学を知る。どうせ福岡に帰るなら、大学時代の地域のボランティアのような、福岡を盛り上げられるような仕事をしたいと、2020年4月筑後市地域おこし協力隊に就任。現在は出会いの場作りでイベントの企画・運営を行っている。 テンジン大学は2020年10月から参加。自分がワクワクする授業を求めて、現在奮闘中。

“うきは”の最新事情~観光リピート率が高い理由を探れ!~【ミノウ大学コラボ】

池田 杏美

福岡生まれ福岡育ち。もっと楽しいことがしたいと探していたところで、学生のとき気になっていたテンジン大学の授業に初めて参加。出会ったスタッフの心から楽しそうで活き活きしていた姿をみて、自分も仕事だけじゃない場所でもっと面白くて楽しい活動がしたいと思い、テン大スタッフへ。自分の知らない福岡の魅力に触れ、少しずつ好奇心旺盛になり、今ではいろんな人と出逢うことが楽しみになっている。好きなものは、ダイビング、本、映画、ロック、美味しいご飯とお酒。

【今回の先生】

“うきは”の最新事情~観光リピート率が高い理由を探れ!~【ミノウ大学コラボ】

竹熊 若葉

北九州市出身。奈良で文化財ついて学び、宿泊業界の一般企業を経て、2017年に、うきは市地域おこし協力隊の郷土史や文化財を活用するミッションを担当。3年間の任期を終える頃にはすっかりうきはに魅了され定住。現在は、任期中に立ち上がった、古民家活用を軸とした地域活性化事業に民間の立場で携わり、うきはの営みや風景を未来に受け継ぐべく奮闘中。 「テンジン大学のような場と機会を地方に作るとどうなるか」を試すため、昨年ミノウ大学を立ち上げた。

【今回の教室】

“うきは”の最新事情~観光リピート率が高い理由を探れ!~【ミノウ大学コラボ】

うきはのまち

福岡市内から車で1時間ほど、大分県との県境に位置するうきは市。古くから北部九州の交通の拠点として栄え、古墳や白壁の町並み、茅葺民家が点在する山村集落など、土地の歴史と文化を感じられる場所です。年中獲れるフルーツをはじめ、農作物が豊富に育ち、それらを取り揃える道の駅「うきは」は、九州・山口の道の駅ランキングで6年連続1位に。近年は、個性的な飲食店や事業者の創業、森林セラピーや沢登りなどの自然体験の充実などにより、活気づいています。

 

■webサイト

https://ukihalove.jp/