レポート日記
一覧に戻る福岡ライフを“より楽しむ”ための福岡学[入門編]
開催日:2022年04月23日
通常授業
福岡で生まれ育った人、他県から移り住んだ人、福岡を離れて暮らす人、誰をも魅了する街、福岡。
そんな福岡のことをあなたはどれだけことを知っていますか?
今回の先生は、同世代では誰よりも福岡のことをマニアックに調べつくしたと自称する福岡テンジン大学学長の岩永真一さん。
実際の大学でも「福岡学」というテーマで授業をされていますが、今回はそのダイジェスト版ということで、話してくださいました。
歴史的には金印が出土したこと、天神周辺が昔は海だったこと、古くは貿易で栄えた国際都市だったことや、現在の福岡に関する調査データなどまで、ダイジェスト版とは思えないほど多岐にわたる福岡に関するあれやこれやの情報が盛りだくさんでした。
授業の中で共有された調査結果にはこのようなものがありました。
「福岡市は好きかどうか」(福岡市 市政調査)
好き・・・78.2%
どちらかと言えば好き・・・18.4%
合計:96.6%の市民が福岡を好き!!
「現在お住いの都市に愛着やほこりを感じますか」
1位:福岡市
「現在のお住まいの都市について友人・知人に勧められますか」
1位:福岡市
調査結果:「福岡人は福岡をベタ褒めする」
さて、そんな福岡人の気質について紹介された講義のあとは「福岡に関する調査ワーク」
参加学生がそれぞれに自分が興味を持ったテーマについて「なぜ?」を掘り下げながら調べます。
教室には参考資料として、福岡に関する本が設置されていました。歴史に関するもの、美術に関するもの、地名の由来や名所に関するものなど、様々な角度から福岡に関して記載された本やスマートフォンを片手に、参加学生がそれぞれのテーマについて掘り進めていました。
参加学生の中には、福岡の人口や婚姻率に興味をもち、市が発行している人口統計などの数値データを詳細に読み込みながら、仮説検証を試みるほど徹底して調査している人もいました。
個人での調査を行った後、グループ内で共有し、さらに全体でも共有しましたが、時間の経過とともに、参加学生の声が大きくなったり、表情が笑顔になったりと、会場のテンションがどんどん上がっていくのを肌で感じられました。
参加学生は福岡で生まれ育った人、他県から移り住んできたばかりの人、福岡を離れて生活した後に帰ってきた人など様々でしたが、最終的な結論としては、福岡学に興味を持つ人は、皆さん福岡が好きということでした。
≪この授業のスタッフ≫
Report:加藤 信一朗
Photo:丸山 未来
Staff:中牟田 康
【今回の先生】
【今回の教室】
URBANG TABLE(アーバンテーブル)
URBANG TABLEではまちづくりに関するイベントが行われる、学びの場、人とのつながりの場です。(2020年12月にUR都市機構が開設)
TABLE SESSION TENJINなどの開催をとおして、まちづくりに関心のある人が集まり、様々な知識・経験を持ち寄り交流する場を提供している。2023年に向けてリニューアル準備中。現在は、イベントスペースとして貸し出しを行っている。
住所 :福岡市中央区天神4-3-30 天神ビル新館1階
利用可能時間 : 平日10:00〜18:00 (要事前予約)
■TABLE SESSION TENJIN
福岡の未来が広がるトークイベント動画配信チャンネル(Youtube)
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